人生を変える社会学──『岩波講座 社会学』刊行にあたって

このたび、『岩波講座 社会学』が正式に刊行開始となりました。前回の「岩波講座」からほぼ30年経つ。私のほかに、北田暁大、筒井淳也、丸山里美、山根純佳の各氏が全体の監修を務め、テーマごとに編集される全13巻の各巻に、そのテーマに造詣が深い社会学者が編者になります。 前回の「岩波講座」が刊行されたときは、たしか私はまだ院生でした。貪るように読んだことを覚えています。あれから社会も、社会学も、大きく変化しました。 前回は上野千鶴子や吉見俊哉、大澤真幸などが全体の監修者で、巻数も26あったと記憶しています。各巻のタイトルも凝ったものが多かった。執筆者も社会学プロパーだけでなく、竹田青嗣などの周辺領域の方が入っていました。文体や内容も派手で、自由で、雑多で、それほど社会学とは関係のないものもたくさんありました。もちろんそれだけではなく、当時の最先端の社会学的な議論をしている論文もたくさんあって、たと

[hepoko_ks]

”これは「本来の社会学」へと立ち戻ろうとする試みです。社会学者は、大風呂敷を広げた預言者であってはならない。”これは本当に期待。社会学が一部の活動家やデマゴーグに専横されているが取り戻さなくちゃ

[a8888]

社会調査をキッチリやるのが社会学部の生き残る道とずっと主張されてる方らしい安定感。

[kigutsu]

社会学を疑う人はとりあえず社会学評論か、博論を書籍化したもの（ただし新書以外）を読むのが良い。数理や計量ではない調査に弱さを感じるだろうがウェーバー以来価値自由が無視されたことはないと分かると思う

[min2-fly]

“問題に「目覚めた」ときに、ひとはどうするでしょうか。CiNii や Google Scholar でキーワードを入れて論文を検索するでしょうか。絶対にしないと思います”むしろここでCiNiiの名前が挙がるところまできたかと感慨深い

[umaruuuun]

関東大震災の真相解明は、社会学（廣井脩先生）の貢献が非常に大きい。人格形成にまつわる社会化や暴動の研究、災害時の行動なんかも社会学の領域だし。先達の偉業はすごい学問なんだけどな。

[mitz_008]

社会学はイデオロギーに近すぎると思う。もっと人間の社会活動に対して冷徹で第三者的な視点が欲しい。（といったことを言って学会から放逐されるところまでがオチ）

[rci]

いい文章だなあと思って読んでたら岸先生だった

[wxitizi]

もう旧twitter上では「人生を"悪い方に"変える」ものだというイメージだよね、社会学って。まあやってる人の中には、比較が難しいからかそういう意識を本人は持たずに済んでそうな人もいるけど。

[nyankosenpai]

『社会学はどこから来てどこへ行くのか』ってそんな前か……。自分は門外漢だけど、きちんと調査と検証してる今の社会学には期待しています

[Shiori115]

まあ出版社や本を出す側の人間はそう言うだろうね…という感じ。なんかまともに論文書くより本を出す方がいいという、論文を軽視するように見えるのは気のせいかな。特に昨今の社会学者のアレやコレを見ていると…。

[non_117]

私は『忘れられた日本人』を読んだらなぜかハイデガー・ウィトゲンシュタインまでいってしまった。社会学者はバウマンを尊敬している。大きなことを言う社会学者・思想家もいいと思うけどね。

[zheyang]

手塚治虫は今も面白くて『マカロニほうれん荘』はなぜ駄目かって、社会学を勉強してたらわかると思うんだが。ブコメしてる人は本当に読んでるのかよ。 https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/2278692

[tick2tack]

“より地味な、地道な、実証的なスタイルで調査研究をおこなう…そうした社会学者が中心”　良いことだ。個人的な印象として、社会学は本来あるべきより学問としてのプロセスが軽視されてると思ってるので。

[takahiro_kihara]

"大学には、もう自治や自由はありません"

[ueshin]

社会学や哲学の興味をもつ人をどうやって増やすか、深刻な課題であると。社会への疑問を、報道ではない事柄でもちつづけるのが大事だと思う。曽根崎の旭屋書店は法政やみすずが多かったね。

[good2nd]

ネットで社会学を揶揄してる人たちは炎上してる「まとめ」しか見てなくて本なんか読んでないもんね…。自分は書店より図書館にだいぶ世話になったな。社会学に限らず本が並んでる空間は大事。

[iwtn]

ミルズが批判した「グランド・セオリー」と「抽象化された経験主義」ではなく、提案した「知的職人」、個人の経験とその状況を作り出した歴史を調べ、纏めるように変化した、と理解した。良いと思う。

[moromoro]

本来の社会学でテーマの最初に辺野古持ってきてるからここに概要読んだ人がどう反応するかの試金石かな

[palop]

岸先生はエモい文章を書くのが上手過ぎるので、「難しい書物」に出会うのは古書店じゃないですか？　講座系の全集を購入してくれるのは図書館じゃないですか？　と意地悪を言いたくなってしまう。

[goadbin]

https://twitter.com/ganrim_/status/1317331300072574976社会を変えるというのは結局彼らが嫌う役に立つという表現にならざる得ず、そういう学問って戦前のインテリジェンス機関がやっていたことと何が違うの？

[phain]

総じて、この人物は社会学に深く根差した知識と情熱を持ち、教育と文化の価値を高く評価するとともに、現代の学術界の課題に対して批判的な見方を持ち、新しい方向性を模索している知的で洞察力のある人物と言えます

[hsf]

https://www.linkedin.com/pulse/live-bellville-vs-gilmer-hs-football-championship-december-15-rqopf/

[Baru]

「必要なのは、「職人的」な社会学者」とはいえEXCEL職人の舞田は学者としては不要。/「英語で査読論文」「わかりやすい成果」「外部から自力でわずかなカネを取ってくる」は当たり前で、自治や自由とは無関係だろ。

[donovantree]

何冊か読んだ「本来の社会学者」の地道な仕事には頭が下がるがその調査の結果が社会は複雑で簡単な解決策はないと言う身も蓋もない現実である。社会の側にそういう社会学を受け入れる覚悟はあるかという話でもある。

[kinbricksnow]

【岸正彦】この講座でおこなうのは、社会学の再定義です。もっといえば、「本来の社会学」へと立ち戻ろうとする試みです。社会学者は、大風呂敷を広げた預言者であってはならない

[paradisemaker]

いいね、期待したい

[Outfielder]

「私のほかに、北田暁大」本当に大丈夫？ https://togetter.com/li/1358609

[sand_land]

昨今、ネットの一部、自分のTLに流れて来る情報だけ見て「社会学なんて所詮こんなモノ」などと分かった気になっている人は多いと思う。勿体無い。

[nakab]

今年読んだ『離れていても家族』という家族社会学の本は面白かったのでおすすめしたい。

[neko2bo]

“これは「本来の社会学」へと立ち戻ろうとする試みです。社会学者は、大風呂敷を広げた預言者であってはならない。”

[n_vermillion]

社会学者には辟易することが多々あるので日本での社会学は基本的に終わってる感じに…。外部向けよりも自浄作用が要ると思われる。

[WolfgangMittwoch]

データやエビデンスも決して中立ではないがゆえに、社会学の大風呂敷の理論的論争があったと記憶している。その歴史を何も踏まえず、実証であれば良しとするこのまとめには疑問。

[Yagokoro]

もはや社会から退場してくれよ社会学

[aeri2eri]

昔カルチャーセンターで話を聞いたことがある。「事実として社会学にはエンパワメントの機能があるが、それを目指して調査をするなら必ず歪む」彼は一貫してるし信頼できる。

[metaruna]

「目覚めた」だなんてWokeの輸入はやめてくれよ

[asakura-suguru-64214002]

何か変な必死さを感じる。正直、編者やライナップを見ていて、生まれ変わった社会学を感じなかったが……どうだろう？ ミーハー社会学者を編著にしつつ、細々な社会事象を取り上げているシリーズというのが第一印象

[woggle]

これ、「上野千鶴子」などの「前回の講座」を書いた連中は「大風呂敷を広げた預言者」で、唯一まともだったのは「上野千鶴子を強く批判する論文」だって言ったも同然の文章だよね？

[worris]

掌を返して「真の社会学」に期待する人がいるが、編集執筆陣には君らが憎む隠岐さや香も小宮友根もいるぞ。岸正彦の生活史シリーズについても君らは「n=1だ、非科学的、こんなの学問じゃない」と否定するべきでは。

[rgfx]

曽根崎の旭屋書店、あったなあ。懐かしい。／今はSNSで孫引きされた動画切り抜きから本に出会う方が多そう。もしくはこういう本をSNSで語る人が増えますように。

[egamiday2009]

「私たちはそういうものと、書店で出会うのです…そこにはたくさんの「人生を変える出会い」が並んでいるのです。この時代に「本」というかたちで『岩波講座 社会学』を刊行する意味がここにある」