クローズアップ藝大 | 第十五回 小鍛冶邦隆 音楽学部作曲科教授 | 東京藝術大学

クローズアップ藝大では、国谷裕子理事による教授たちへのインタビューを通じ、藝大をより深く掘り下げていきます。東京藝大の唯一無二を知り、読者とともに様々にそれぞれに思いを巡らすジャーナリズム。月に一回のペースでお届けします。 Tweet >> 過去の「クローズアップ藝大」 >> 「クローズアップ藝大」が本になりました 第十五回は、音楽学部作曲科教授の小鍛冶邦隆先生。現代音楽の作曲家として、また指揮者としても活躍しています。令和3年10月、研究室にてお話を伺いました。 【はじめに】 この「クローズアップ藝大」という企画を通して、今まで出会うことのなかった様々な芸術家の方々と初めて話をする機会を得ていますが、現代音楽の作曲家は正直とても遠い存在だと感じていました。コンサートでも、日ごろメディアを通しても現代音楽をあまり耳にすることがないこともありますが、現代音楽については難しい話になるではとの予

[pixmap]

小鍛冶先生の見識もすごいけど、国谷さんのインタビュアーとしての力量がすごい。面白い内容をバンバン引き出してくる。

[kori3110]

"だって音楽というのは非常に階級的なものだし、同時に階級を差別するものですよね""音楽は世界共通だとか言いますけど、嘘ですよね"

[andvert]

良いネーミングのパクリ企画だなと思ったらご本人かよ！

[kjin]

“よく、ヨーロッパでは音楽が社会と密接な関係にあるとか、みんなが音楽を理解しているとか言いますけれど、それは基本的には嘘です。だって音楽というのは非常に階級的なものだし、同時に階級を差別するものです

[WildWideWeb]

自分が依拠していたものが幻想だと気がついた後もそこから目を背けない。自虐、自戒で誤魔化さないといった知的誠実さに感動するとともに、それができたのは元々恵まれてた人だから、と早速拗ねてしまう自分もいる。

[mogmognya]

“あの…こう言っちゃおしまいなんですけれど、つまり僕はアカデミックな人間だったんです（笑）。“ 面白すぎるインタビュー。国谷さんを理事にするとは藝大流石だなあ。

[duckt]

「クローズアップ藝大」うわムズムズする！

[esbee]

『お話で一番驚いたのはフランスで作曲を学んだ人々の最も多く進むキャリアが、文化省の官僚、あるいは高等教育機関を束ねるディレクターであり、それが一番の出世コースとされているということでした。』

[spark7]

「そこから現代音楽が市民の敵になったのは事実です。だからその延長線上です。まだ1世紀ちょっとですけど」

[masabossa]

この記事で西洋の音楽事情がわかったところで、では日本古来の音楽はどうなんだろうと関心を持ってほしい。バッハは300年前、一方能楽の音楽は650年前に成立し未だ現役だし、長唄などに発展してきているので。

[mutsugi]

本人！？

[georgew]

素晴らしいインタビュー。国谷さん藝大の理事やってたんだ。

[mohno]

国谷裕子さんで「クローズアップ藝大」って、笑っちゃうだろ（本文は読んでない）

[camellow]

大して興味があるわけでもない分野の知らない二人の対談なのになぜか読んでしまう。おもしろかった。中身のある人であり伝えることの上手な人なんだろうな。

[allezvous]

実践音楽美学とでも名付けられる、音楽言語システムとして何が聴衆と共有できるかの境界を探るみたいなスタンス。ただ小鍛冶先生もショスタコーヴィチを例に引いてるけど聴いてる方はおいそれと意図を理解できんから

[kash06]

「ルネサンス以来、音楽家は仕事があれば自分の生まれた国以外でも、どこの国にも行ったわけです」「人間の在り方を通して何か創造的なものが生まれるようなシステムというか、そういうものを作曲に反映したい」

[takashi1982]

もっと読まれるべき！

[K-Ono]

聞く方も聞かれる方も相当な「準備」をしているからこの読み応えなのだなあ。いやあすごい。語彙力なんかとっくのとうにない。

[ngoakr]

作曲科なんてのがあるんだなぁ

[rrringress]

めちゃ面白かった。岡田杜山対談本とも通じるものがあった

[gnt]

渋谷慶一郎の師匠なのか

[AFRO_Beet]

音楽って出力は「音」として万人共通のように聴こえるけど、楽曲の構造に文脈や主義主張が刻まれてるから、深く読み解こうとすれば知識が必要だよね！ 表層的にウケるためにも、重要なのは理論…！

[roirrawedoc]

読んだけど良く分からん これを理解できるほどの音楽的教養がない

[Nihonjin]

「ヨーロッパでどうやって階級が生じるかというと、音楽的教養を持っているか持っていないか(…)持ち得る階級が音楽を再生させてきた(…)音楽家は基本的にそれを受け入れてきた種族ですから、決して反抗はしない」

[wkatu]

『階級から経済的・政治的問題に至るまで、すでにそこにシステムができあがっているわけです。音楽家は基本的にそれを受け入れてきた種族ですから、決して反抗はしない』『音楽は世界共通だとか言いますけど、嘘』

[ET777]

おもしろそう

[diesis]

そもそも藝大アカデミズムなんてものがあること、それをdisの意味で使われてるなんて外の人は知らんからな。

[movesinthefield]

“でもヨーロッパにおいては、現代音楽は意図的に何かを否定するというところから始まった。” 何かとはナチズム、という話を以前聞いた。

[octa08]

国谷裕子さん、藝大の理事やってらっしゃるのか。作曲科の先生も作曲って技術なんだってことをハッキリ言うよな〜。先生にAIで作った曲の感想とか聞いてみたい。

[ofw]

“音楽は決して政治的なものじゃないけど、政治経済的な背景を背負ってしか生じないようになっている”

[onionskin]

たしかに今どき中々ない面白いインタビュー。さすが藝大＆国谷さん

[kuroaka1871]

“音楽家たちはそういう上流階級に属しているわけではなく、むしろ下層のほうに属してそういう特定の階級のために仕事をしてきた人たちです。音楽をやること自体にすでに世界が含まれている”

[aht_k]

渋谷慶一郎の先生だったのか。まずうけるところから始めて、その意味に気付いてもらう。これは音楽だけでなく、現代の文化全般に必要な姿勢だろうと思う。アニメでは宮崎、富野、庵野、細田あたりは完全にその系譜だ