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“膨張”する中国のEVバブル 崩壊に身構える米欧
不動産バブル崩壊不況下の中国では電気自動車(EV)バブルが膨張し、はじけそうな情勢だ。EV製造にはす... 不動産バブル崩壊不況下の中国では電気自動車(EV)バブルが膨張し、はじけそうな情勢だ。EV製造にはすでに50社以上が参入したが、工場の稼働率は平均で5割程度だとみられている。過剰生産のはけ口を海外に求めているが、米欧は高関税などで輸入制限を強化している。輸出増が頭打ちになると中国各地の空き地は売れないEVで埋め尽くされかねない。 EV生産能力の膨張は、新産業分野で世界の覇者になろうとする習近平政権の野望による。同政権はプラグイン・ハイブリッド車(PHEV)とEV車を「新エネルギー車」と定義し、高額の購入補助金を支給し、企業にも研究開発などを補助してきた。EV生産は2020年に96万台だったのが23年には622万台と急増した。 中国乗用車市場に占めるEVのシェアはそれぞれ4.8%、23.9%だが、昨年後半からは伸びが止まった。政府の購入補助が22年末に打ち切られたためだ。慌てた習政権はこの4
2024/05/03 リンク