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新型コロナウィルスパンデミックの禍中、自宅待機のこども3人の育児の合間に書き上げた映画論
<映画制作者たちへの多大なリスペクトと、そしてアーカイブへの敬意と恩返し。第45回サントリー学芸賞... <映画制作者たちへの多大なリスペクトと、そしてアーカイブへの敬意と恩返し。第45回サントリー学芸賞「芸術・文学部門」受賞作『姫とホモソーシャル──半信半疑のフェミニズム映画批評』の「受賞のことば」より> わたしは、第二次世界大戦期の日本映画の海外進出に関する研究から、映画研究者としてのキャリアを開始しましたが、ここ10年ほどは昭和期の幻灯(スライド)を中心に、労働運動をはじめとする社会運動が、映画、幻灯といったフィルムのメディアをどのように活用してきたかについて、全国各地に散逸している一次資料を掘り起こすところから研究を進めてきました。 映画学、日本映像文化史の研究者としても、かなりニッチな分野を専門としてきたわけですが、初の単著となる『姫とホモソーシャル』は、これまで『ユリイカ』『現代思想』ほかの依頼により執筆してきた、よりメジャーな商業映画に関する文章をまとめたものです。 こちらは、英
2024/01/23 リンク