中央集権IDから分散IDに至るまで、歴史は繰り返す

前回の記事で見たように、現在の分散識別子（Decentralized Identifier、DID）の機能の多くを、あるいはDIDを超えるものを20年前に実現していたXRI（eXtensible Resource Identifier）であるが、一般的に使われるのにはあまりにも早すぎた。筆者が知っている実用事例としては、米軍関係のABACシステム*および野村総合研究所における研究開発システムくらいのものであった。 *ABAC（Attribute Based Access Control）：属性ベースアクセス制御。役割ベースアクセス制御 （RBAC）を一般化したもので、米軍が開発した。2020年ごろからAmazon Web Services（AWS）など民生用でも少しずつ採用されるようになってきた。 「自己主権」「自主独立」を体現するOpenIDの思想 一方、XRIと並行して立ち上がったのが

[mkusunok]

連載3回目は米OpenID Foundation理事長の崎村夏彦氏によるDID解説。さらに歴史の流れを深掘すべく木曜18時からTwitter SpacesでDIDを中心としたWeb3の未来について崎村さんに聴きます

[ytRino]

"Web 2.0を推進した新興企業が巨大テックになったのであって、巨大テックが自分の都合のいいようにWeb 2.0を作ったのではない"

[nekoruri]

“Web 2.0を推進した新興企業が巨大テックになったのであって、巨大テックが自分の都合のいいようにWeb 2.0を作ったのではない”

[wktk_msum]

Bitcoinからしたら"開発者、採掘事業者、フルノードユーザー"は代替可能な存在、自由競争で寡占状態が生じても新規参加者がパーミッションレスに参入できるのは"統治機構の導入"で集権機構が参入取決をBlackBox化す文字数

[t2wave]

"OpenIDはかなり徹底した分散・分権思想で作られた規格だが少数のプロバイダーに集約された。経済活動における「集約」「寡占化」が、技術プロトコルでどうにかできるという問題ではないから"