先日、フォロワーさんから「パイプ椅子」というアカウントについて教えて頂いた。試しに#パイプ椅子さん というハッシュタグでTwitterを検索すると、何故かパイプ椅子に向かって願掛けするツイートが大量に現れる。 初見では全く意味が分からず不気味である。 ・一応マネタイズはしているが……この「パイプ椅子」というアカウント、2021年3月1日時点で18万3千ものフォロワー数があり、TLは願掛けツイートや感謝のツイートで溢れている。 このアカウントはnoteにもアカウントを持っており、そこでは開運目的と見られる画像やパイプ椅子が売られている。価格は111円~222円とかなり控えめであり、おまじないグッズの一種と言える。 筆者は悪徳スピリチュアル界隈を時折ウォッチしているが、このようなミニ教祖はそれなりに見られるもので珍しくはない。大抵は独自資格を数十万円~数百万円、グッズを数千円~数十万円で販売し
※追記:文中で人間違いを行うという致命的なミスを行ってしまいました。James Faronという方に触れていますが、正しくはFrantz Fanonです。当該箇所でも追記しております。混乱を招いたことをお詫び申し上げます。なお、お恥ずかしいことにJames Faronという名前も、正しくはJames Fearonです。彼もまた有名な政治学者です。 ※追記2:最後に若干加筆しました。 ※追記3:最後にほんの少しだけ加筆。本件で真に掲げるべき標語について。 ※追記4:ブコメに対する返信をトラバに追加。及びブコメで指摘された誤訳について修正。 ※追記5:反応が非常に多いのですが、私の意図していることがあまり伝わっていないようなので、別エントリで行ったブコメへの返信の一部を載せます。また、追記3における本文での誤字も修正しました。ご指摘ありがとうございます。 フランスではJe suis charl
ビジネス界とオカルト ――本書では、現代のオカルティズムが主なテーマとなっています。一般にオカルトに対しては、一部の好事家だけが扱う特殊な世界という印象があると思われるのですが。 いえ、そんなことはありませんよ。その発想は、ビジネスやジャーナリズム、サブカルチャーの世界にもみることができます。 たとえばビジネス界には、船井幸雄という著名な経営コンサルタントがいますが、彼は典型的なオカルティストであり、本書で言う「霊性進化論者」のひとりです。 氏の代表作である『エゴからエヴァへ──地球が変わる・人類が変わる』(PHP研究所)や、『百匹目の猿──思いが世界を変える』(サンマーク出版)では、一部の先進的な人間に意識変革が起こることにより、地球全体の精神レベルを上昇させることができると説かれています。 ここ数年間の船井氏は、「2012年終末論」に盛んにコミットしていました。すなわち、2012年を境
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