日本の知の衰退を食い止めたい もうひとつ進めているのが「研究会の運営」です。 いま、特に地方を中心に、全国の学会・研究会の衰退がはじまっています。衰退する学会、といってもピンとこないかもしれませんが、地方にある人文系の学会というのは、学校の教員をやりながらある事柄を研究しているような、いわゆる郷土史家的な人たちによって運営されてきました。 運営といっても、基本的にはボランティアです。これまで仕事の合間を縫って学会を運営してきたけれども、無償でやるのが厳しくなって、存続を諦めようとする学会が増えていると聞きます。 学会の衰退は、日本の知の衰退につながります。だから、こうした学会におカネが回る仕組みを作って、知の衰退を食い止めたい。 ごく簡単に説明するなら、学会に所属するのはハードルが高いけれど、その報告会や勉強会には参加してみたいとか、あるいは少額だけれども支援したいという一般の方は、結構い