日台同性カップルが提訴 台湾で婚姻届の受理求める 2021年12月23日18時40分 台湾在住の同性カップルの有吉英三郎さん(左)と盧盈任さん=5月7日、台北市 【台北時事】台湾当局に婚姻届の受理を拒否された日本と台湾の同性カップルが23日、処分取り消しと受理を求めて台北高等行政法院(裁判所)に提訴した。台湾では2019年にアジアで初めて同性婚が法制化されたが、相手が外国人の場合、同性婚を認めている国の出身者に限定している。 同性婚制度化への橋頭堡になるか 違憲判決の行方 提訴したのは、南部・屏東県在住の有吉英三郎さん(42)と盧盈任さん(34)。2人は今年5月、戸籍を担当する役所に婚姻届を提出した。しかし、有吉さんが同性婚を認めていない日本の出身であることから受理を拒まれた。 台湾では同性婚の法制化後、国際結婚をめぐる同様の訴訟が相次いでいる。5月にはマカオ出身、11月にはシンガポール出