ラブレス夫人も、バベッジに劣らずはっきりと気づいていたことであるが、解析機関の発明によって、ことに解析機関が「自分の尻尾を食べること」が可能になったときには、人類は機械化された知能をもてあそぶようになる。 適度に複雑な再帰的システムはどんな予定されたパタンからも逃れられるくらい強力であるらしい。そして、これこそ知性の要件のひとつではなかろうか?自分自身を再帰的に呼び出す手続きから成るプログラムを考えるだけでなく、もっと技巧的な、自分自身を修正できるプログラム―自分自身に働きかけて拡大し、改良し、一般化し、修理できるプログラムを発明するのはどうだろうか?この種の「もつれた再帰性」はおそらく知性の核心部分にかかわっている。 ダグラス・ホフスタッター「ゲーデル・エッシャー・バッハ」 私がこの文章から思い浮かんだのが、機械学習、サイバネティクス、そして力学系。 というわけで、以前(2013/10/