アフガニスタンで実権を握る武装勢力タリバンは、女子学生が留学のため出国するのを阻止しているという。奨学金を得てアラブ首長国連邦(UAE)のドバイに向かおうとしたが、空港で出国を阻まれたという学生たちに、BBCは話を聞いた。 「タリバンが女性を大学教育から締め出した後、海外留学の助けになる奨学金を得ることが私の唯一の希望でした」。20歳のアフガニスタン人学生、ナトカイさんはそう話した(身の安全を守るため名前を変えている)。
アフガニスタンのバンデ・アミール湖でボートに乗る人々(2021年10月4日撮影、資料写真)。(c)Bulent KILIC / AFP 【8月29日 AFP】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン(Taliban)は26日、バーミヤン(Bamyan)州にある国立公園への女性の立ち入りを禁止した。これを受け、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は28日、非難する声明を発表した。 立ち入りが禁止されたのは、首都カブール西方175キロに位置するバンデ・アミール(Band-e-Amir)国立公園。崖に囲まれた美しい湖で知られる国内屈指の観光地で、岸辺でくつろいだり、貸しボートをこいだりする人々でいつも混み合っている。 勧善懲悪省は禁止措置について、公園を利用する女性のヒジャブ(頭髪を覆うスカーフ)の着用方法が不適切だったと主張している。 HRWの女性の権利局のヘザー・バー(Heat
8月15日、アフガニスタンの反政府勢力タリバンが首都カブールを制圧した。当たり前の日常と輝かしい未来を一瞬にして奪われたカブール在住のアフガニスタン女性が、悲痛な叫びを英紙「ガーディアン」に寄せている。 大学卒業を目前にして、すべてを奪われた 日曜日の早朝、授業のために大学へ向かっていると、女子寮から女性たちが駆け出してきた。何があったのか尋ねると、タリバンがカブールに到着したので警察が避難するよう言っている、ブルカを着ていない女性は殴られるのだと言う。 私たちは家に帰りたかったが、公共交通機関は使えなかった。女性を乗せたことの責任を負いたくないからと、ドライバーたちが乗せてくれないからだ。寮で生活していた女性たちからすれば、さらに悲惨だ。彼女たちはカブール外の土地から来ていたので、どこへ向かえばいいのかもわからず、怖がり、混乱していた。 一方で周囲に立っていた男たちは、少女や女性たちをバ
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