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ブックマーク / courrier.jp (8)

  • フランス人歴史家に聞く 「日本の海賊」を研究しようと思った理由 | 「渋沢・クローデル賞」受賞者

    ──フランスのどちらで生まれ育ったのですか。 フランスの南部にアルビという都市がありますが、そこから車で15分くらいのラバスティード-ガボスという、人口400人ほどの田舎で生まれ育ちましたので、けっこうな田舎者です。 そんな環境でしたので、家族も周りの人も、極東に関する知識はあまりないというか、日中国の区別もつかないレベルでした。高校で日について習ったことはありましたが、当に関心を持っていたとは言えません。 高校3年生のとき、アルビの書店で『日語のまねきねこ』という日語の教科書を見つけ、「面白そうだな」と買いました。最初は独学で、やがて日の大学で学ぶことになりました。そもそもは日語という言語に魅力を感じて始めた勉強だったんです。 ──その後、歴史の研究者を志されたわけですが、何か決定的なとの出会いがあったりしたのですか。 いろいろなを読んで歴史への好奇心が出てきたのです

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    h2onda 2024/04/26
  • カニバリズム解説─人が人肉を食べるのは「愛の行為」でも「医療」でもあった | それは好みの問題だけではなかった

    カニバリズム(共い)は、自然界ではそれほど珍しくない。だが、人間の共いとなると、なぜか別の意味を帯びることになるようだ。イスラエル紙「ハアレツ」の考古学記者が、「人」の人類史を概観する。 動物界ではカニバリズムは珍しくない 全体主義的な生き物であるアリのなかには、共いで集団の規模をコントロールする種もあれば、「使えない」と判断された個体をべる種さえある。状況が厳しくなり、糧が乏しくなると、アリのコロニーは幼虫に手を出す。 極限状態での家族内の共いは、他のさまざまな動物でも観察されている。たとえば、ストレスを感じているときに子孫をべる行為は、クマから鳥や魚に至るまで、あらゆる動物種のあいだで見られる。 ハムスターやクマなどの動物は、不安になったり、飢えたりしたときに、子孫をべることがある。あるいは、死産した子供や虚弱な子供をべることもある。この行為には、母体を次の繁殖マラ

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    h2onda 2023/02/01
  • 米紙が斬る「統一教会にとって日本は大事な“金づる”だ」 教団が安倍晋三を重宝した理由 | 文鮮明帝国の“カネの流れ”に迫る

    安倍元首相の殺害事件を受けて旧統一教会に厳しい目が向けられるなか、米紙「ワシントン・ポスト」がその資金源と大物政治家との関係に斬り込んだ。元教会幹部やカルト研究者らに言わせれば、日はこの世界的教団の富の7割を生み出す「金脈」だという。 霊感商法で儲かる世界帝国 悲嘆にくれる高齢者を狙う訪問販売と、著名な政治家との人脈づくり──世界平和統一家庭連合(旧統一教会)はこの両輪により、数十年をかけて日を最も当てにできる「金脈」として確立してきた。 教祖・文鮮明が築き上げたスピリチュアルで儲かる世界帝国を研究してきた専門家たちはそう指摘する。 そして今、日の安倍晋三元首相殺害の容疑者が「特定の宗教団体」に恨みを抱いていたと警察に供述し、旧統一教会が容疑者の母親は信者であると認めたことにより、この国で長らく物議を醸してきた同教会に再び厳しい目が向けられている。 日の報道によれば、山上徹也容疑者

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    h2onda 2022/07/14
  • ナシーム・ニコラス・タレブ 「西側ではプーチンに対応できないという私の考えは誤っていた」 | 西側諸国に見る「反脆弱性」とは?

    西側諸国に見る「反脆弱性」とは? ナシーム・ニコラス・タレブ 「西側ではプーチンに対応できないという私の考えは誤っていた」 ナシーム・ニコラス・タレブ ニューヨーク大学タンドン・スクール・オブ・エンジニアリングでリスク工学の教授を務める。『ブラック・スワン』など著書多数。 Photo: Getty Images

    ナシーム・ニコラス・タレブ 「西側ではプーチンに対応できないという私の考えは誤っていた」 | 西側諸国に見る「反脆弱性」とは?
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    h2onda 2022/05/10
  • 哲学者ペーター・スローターダイク「プーチンはロシアが魅力的でないことを知っている」 | もはや何も信じていない人たちが住む国

    ロシア中国の生活に魅力はないと言い放ち、衰退してもヨーロッパが一番であると断言するドイツの哲学者ぺーター・スローターダイク。最近ではウクライナ情勢で緊張が高まり、欧米とロシアの溝がさらに深まっているが、それでも彼はプーチンに対して危機感を持っていないと言う。 1947年、ドイツのカールスルーエに生まれたペーター・スローターダイクは、『シニカル理性批判』や『球体』(未邦訳)三部作など、思考を揺さぶる作品を発表してきた。 長年カールスルーエ造形大学で美学と哲学を教えてきたスローターダイクは、ユルゲン・ハーバーマスと共に、おそらくヨーロッパで最も重要な存命の哲学者だ。膨大な想像力を持ち、才能に富み、よくメディアにも登場するこの思想家は、あらゆるテーマに触れ、あらゆる種類の「水たまり」に飛び込むことができる。 ポリティカル・コレクトネスの敵にして、ニーチェとハイデガーの偉大な後継者。さらにアカデ

    哲学者ペーター・スローターダイク「プーチンはロシアが魅力的でないことを知っている」 | もはや何も信じていない人たちが住む国
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    h2onda 2022/02/19
  • 「大坂なおみは記者会見の“膿”をさらしてくれた」英スポーツ記者が自省も込めて綴る | 「私たちは、いい奴らなんかじゃない」

    テニスの大坂なおみ選手の会見ボイコットと全仏オープン棄権を受け、英紙「ガーディアン」のスポーツジャーナリストが自省も込めて綴る。低俗な質問で若い選手を餌にする記者会見の問題点、それを直視せずに大坂を非難する旧態依然としたメディアは自滅へと突き進む──。 大坂の表明には共感しかなかった かつて、まだ世の中で物事がいろいろ起きていた頃のことだ。エミレーツ・スタジアムでのアーセナルの記者会見の常連なら誰でも知る「最初の質問をする男」という謎の人物がいた。略称は「さし男」。 さし男がどこのメディアの人間なのかはついに誰にもわからず、そもそも記者だったのかどうかもあやしかった。その男の唯一の才能は、才能と称していいのかどうかもわからないが、とにかく一番前の席に陣取り、最初の質問を放つことだった。ほかの人がまだ着席しないうちに、質問が大声で切り出されるのが通例だった。 さし男がなぜそんなことをするの

    「大坂なおみは記者会見の“膿”をさらしてくれた」英スポーツ記者が自省も込めて綴る | 「私たちは、いい奴らなんかじゃない」
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    h2onda 2021/06/02
  • アルメニアと日本の文化の決定的な違い、アルメニア人とユダヤ人の共通点 | 【インタビュー】駐日アルメニア共和国大使グラント・ポゴシャン

    ──アルメニアの特徴のひとつは、国外にいるディアスポラ(離散民)の数が多いことですね。 ナゴルノ・カラバフをめぐる武力衝突が2020年9月末に始まった後、ディアスポラのなかでは、米国のセレブのキム・カーダシアン・ウエストが「アルメニア・ファンド」へ100万ドル(1億円超)の寄付を発表しました。 国際政治学者のイアン・ブレマーも積極的に発言しました。 サッカー選手のヘンリク・ムヒタリアンは、この問題の調停プロセスを進める欧州安全保障協力機構(OSCE)ミンスク・グループの共同議長である露仏米の大統領に公開書簡を出し、戦闘を終わらせることを求めました。 歌手のシェールは、SNSでアルメニア支持を表明しました。 今回の武力衝突に対するアルメニア人ディアスポラの反応を教えていただけますか。 ポゴシャン 世界全体でアルメニア人の数は約1100万人です。そのうちディアスポラが800万人近くです。アルメ

    アルメニアと日本の文化の決定的な違い、アルメニア人とユダヤ人の共通点 | 【インタビュー】駐日アルメニア共和国大使グラント・ポゴシャン
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    h2onda 2020/11/15
  • Vol.01 紛争後の南スーダンで兵士たちから学んだ「答えのない状況に耐える力」 | 大仲千華 「答えを求めない勇気」

    和平合意の履行状況を確認する会合後に南スーダンで行われた視察にて。スーダン軍(左2人)と南スーダン人民解放軍(右から2人目)の参加者。敵同士が並ぶのは珍しい。右端が筆者 政情不安や経済停滞によって混迷が続く現代社会に必要なのは、「答えがない状態に耐える力」だという。 国連や米軍で10年以上、平和構築に携わってきた筆者が、豊富な知識と経験をもとに「未知の不安」に向き合いながら自分らしく生きる術を教えてくれる。 米軍の特殊部隊の「最難関試験」とは? 米軍の特殊部隊の採用試験でもっとも難しいのは、射撃技術や格闘能力の試験ではなく、人里離れた道をただひたすら走る課題だといいます。 その理由は、27kgの軍事装備を身に着けて走らなければいけないからではありません。事前に「何km走るのか」を教えてもらえないからです。 5kmでいいのか、20kmなのか、はたまた50kmなのか? そのため、受験者の“戦略

    Vol.01 紛争後の南スーダンで兵士たちから学んだ「答えのない状況に耐える力」 | 大仲千華 「答えを求めない勇気」
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