痴漢通報、アプリで車掌へ ＪＲ埼京線で実証実験ＪＲ東日本は４日、電車内で痴漢に遭った被害者が、スマートフォンの専用アプリから車掌に通報する新たなシステムの実証実験に乗り出すと発表した。タブレット端末で確認した車掌は、放送で注意を呼び掛ける。２月下旬から埼京線（大宮－新宿間）で実験を始める。 新システムは混雑した車内から被害を即座に通報し、周囲の乗客に発生情報を伝えることで、犯人への抑止効果とする狙い。実験で適切なアナウンス内容やアプリの安定性などを検証し、導入時期を詰める。 アプリはｉＰｈｏｎｅ（アイフォーン）に対応し、警報音を鳴らすこともできる。いたずら防止のためアプリ利用者には事前に個人情報を登録してもらう。車内の防犯カメラやスマホの位置情報を活用し、被害状況や列車の位置を特定する。
