井上です。 現在、ドメイン駆動設計(Domain Driven Desing . 以下 DDD)を用いて開発を行っています。 DDDの参考書籍といえば、もちろん「エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計 ソフトウェアの核心にある複雑さに立ち向かう」(以下 DDD本)ですが、その著者であるエリック・エヴァンスが最近(2014/9/22)「Domain-Driven Design Reference: Definitions and Pattern Summaries」という新しい本(以下 DDDリファレンス本)を出していることに気がつきました。 DDDリファレンス本とは 早速DDDリファレンス本を取り寄せてみました。88ページと非常にコンパクトな本になっています。 内容的には、以下で公開されているPDFに新しい図や写真を追加してペーパーバックとして出版したもののようです。 DDD REFERE
2月15日(木)に開催された「Developers Summit 2018(デブサミ)」(主催:翔泳社)にて「ITエンジニアに読んでほしい! 技術書・ビジネス書大賞2018」のプレゼン大会と投票が行われ、大関真之先生の著書『機械学習入門 ボルツマン機械学習から深層学習まで』がみごと技術書部門の大賞の栄冠に輝きました! プレゼン大会では大関先生自ら本書に関する熱い熱い思いを披露していただました。このプレゼンによって「読んでみたい!」「数式が苦手だけどこの本なら読める!」と惹きつけられるオーディエンスが続出!みごと大賞に選ばれることとなりました。ブラボー! 本書は、おとぎ話の白雪姫に登場するお妃様と鏡の関係をなぞらえ、その問答により「機械学習とは何か」「何ができるのか」を楽しいストーリーと可愛らしくしかも的確なイラスト、そして数式をまったく用いることなく解説している画期的な内容です。 登場する
すっかりブログでの紹介が遅くなってしまった。書評を書こうと思いつつ、日々の雑事にかまけて後回しにしてしまっていた。何故、このタイミングでこの書籍を紹介しようかと思ったかというと、とある社員のインタビュー記事を目にしたからだ。 【山田祥平のRe:config.sys】【番外編】世界最軽量「Let'snote RZ4」開発者インタビュー ~軽くするためにファンを搭載、実は「VAIOを超えたかった」 - PC Watch ちなみに、このインタビュー記事自体、大変おもしろい。世界最軽量の10.1インチノートパソコン(しかもタッチつき)の開発担当者である、星野氏のインタビューだ。745gというのは驚異的なスペックである。まずこちらの記事をご一読頂いたい。以下、ネタバレ注意である。 星野氏の堅実な仕事ぶりを伺わせるインタビューこのインタビュー記事では、星野氏が堅実で奇を衒わない仕事をされていたことが、
朝早起きしたので、フルスクラッチから1日でCMSを作る シェルスクリプト高速開発手法入門 という本を買ってちょっと読んだ。 シェル芸人が考えていることをテキストに起こしながらシェルでいろいろ作る様子が描かれてる。 シェルスクリプトと言えば、今日たまたまこういうシェルスクリプトを見かけた。 https://github.com/flynn/slugbuilder/blob/master/builder/install-buildpack#L16 IFS='#' read x y <<< "$url" 環境変数IFSで組込みコマンド readの区切り文字を空白文字から "#" に変更しつつ (URLの中の"#"より前をx、後をyに入れたい)、変数urlを展開しながらヒアストリングで標準入力として与えている。 echo "$url" | read ... というふうにしなかったのは、 パイプに変
久しぶりにこれは面白いなー、という本を読んだ気分。ペイパルの創業者であり、Facebook初期に出資したことでも知られるピーター・ティールの講義をまとめた本。 ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか ピーター・ティール Amazon.co.jpで詳細をチェック 楽天市場でこの商品を検索 [目 次] 日本語版序文 瀧本哲史 はじめに 1.僕たちは未来を創ることができるか 2.一九九九年のお祭り騒ぎ 3.幸福な企業はみなそれぞれに違う 4.イデオロギーとしての競争 5.終盤を制する―ラストムーバー・アドバンテージ 6.人生は宝クジじゃない 7.カネの流れを追え 8.隠れた真実 9.ティールの法則 10.マフィアの力学 11.それを作れば、みんなやってくる? 12.人間と機械 13.エネルギー2.0 14.創業者のパラドックス 終わりに―停滞かシンギュラリティか 基本的にはテクノロジー・
オブジェクト指向でなぜつくるのか 第2版 作者: 平澤章出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2014/03/05メディア: Kindle版この商品を含むブログ (2件) を見る TL;DR 多くの人の「この本を読むべきかどうか」という関心事に先に回答しておくと、「万人が読んでおいて損は無いとまでは言い切れないけれど、オブジェクト指向に興味があって元気もあるという奇特な人間は読んでも良い」です。 オブジェクト指向とは何か 平澤 章さんが書いた「オブジェクト指向でなぜつくるのか」という本を読みました。オブジェクト指向を「難しいソフトウェア開発を楽に行うための総合技術」と表現しながら、「オブジェクト指向とは何か」という問いに対して現実的な解を与えようという一貫した姿勢に親しみを覚えました。 保守や再利用を目的とした技術 目的という側面では「オブジェクト指向はソフトウェアの保守や再利用をしやす
はじめに 僕がプログラミングを始めてから、もうすぐ12年になろうとしています。 この12年間、いろんな技術書を読んだり、仕事やプライベートでたくさんコードを書いたりしてきました。 最初に入ったSIerでは主にJavaを、前職の社内SE時代はC#をメインのプログラミング言語として使ってきました。 現在はRubyをメインで使っていますが、言語が変わっても、また何年経っても「これはあのとき学んだ知識が役に立ってるよなあ」と思う瞬間がときどきあります。 そこで今回はこれまでに読んだ技術書を一通り振り返り、「この本で学んだことは今でも役に立ってる」と思うものを17冊ピックアップしていきます。 おことわり (2014.09.29 20:00追記) このエントリのタイトルは「10年経った今でも役に立っている」という意味で付けています。「今から10年後まで役立つ」という意味ではありません。(紛らわしくてご
アハもじゃの社長さんのおかげで『赤毛のアン』が出版されることになり大団円の『花子とアン』。 実は、村岡花子の訳した『赤毛のアン』には、大きな謎がある。 第37章、最後からひとつ前の章。 マシュウが心臓発作で死んでしまう。 その晩、残されたマリラはアンに、いかに自分がアンを愛しているかを語る。 このシーンを、村岡花子は訳していないのだ。 村岡花子訳『赤毛のアン』では、こうなっている。 “その声を聞きつけたマリラが部屋にはいってきた。 二人はともに泣き、心から語りあい、慰めあった。 二日たってから、マシュウ・クスバートは彼が耕した畑やたいせつに育てた果樹園を通って運ばれていった。” (赤毛のアン』村岡花子訳・新潮文庫・昭和六十一年四月三十日七十四刷P376) この部分、原文ではこうである。 Marilla heard her and crept in to comfort her. "Ther
1分間マネジャーの時間管理 パンローリング株式会社Amazon 「1分間マネジャーの時間管理」を読んだ。非常に面白く、勉強になることが多かった。 この本は、マネジャーが時間に追われている状況をどう解決するかについて教えてくれる。この本においてプロジェクトにおける「次の対応」はサルと表現され、マネジャーが時間を作るためにはこのサルの管理をうまくしなければならないというような話で、時間に追われている状況の改善方法について説明している。書き方自体も時間に追われたマネジャーを主人公として物語風に進んでいくので、非常に読みやすく面白かった。 上に書いた通りの話なので、マネジャーになってなぜか忙しくなったと思う人は是非読んでみると良さそう。確かにそれで忙しくなってるわーみたいなことがいろいろ書かれているので参考になると思う。 この本の中でメインとなるポイントは オンケン流サル管理の心得 三つの時間をや
新しい情報を盛り込み、信頼性や正確さといった目標を重視するという前版からの方針に加えて、第3版では、MySQLの動作の仕組みに関する事実だけでなく、MySQLがそのように動作する原理を伝えたいと考えて執筆されている。そうした原理の実質的な効果を示す、より具体的なストーリーやケーススタディを盛り込んで、それらをベースとして、「MySQLの内部のアーキテクチャや処理がそうなっているとしたら、実際の使用状況で実質的にどのような効果が得られるのか」、「そうした効果はなぜ重要なのか」、「結果として、MySQLは特定のニーズにどのように適しているか、あるいは適していないか」という質問に答えている。MySQL管理者やアプリケーション開発者が求める必須の知識や手法を掘り下げて、問題や課題に対して実践的な考え方と解決の手法を示す。読者のMySQLについての理解と技術を一段高いレベルに引き上げる。改訂第3版。
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