日本人と中国人の住民の交流を深めようと、川口市芝園町のUR公団芝園団地(2450世帯)で食事会が開かれた。多文化共生に取り組む都内の大学生グループと団地自治会が協力して、初めて実現した。日中の親子ら約60人が参加し、会場の15号棟2階の洋間は超満員。「予想以上です」と、主催者たちはうれしい悲鳴を上げていた。 調理のボランティアとして、日中の住民が協力。天ぷら店の元店主、赤羽良夫さん(82)がナスやエビの天ぷらを、福島芳江さんがエッグポテト、はんぺんのチーズ挟み揚げやコー… [記事全文]
「川口に中国人がたくさん住んでいる団地があるから、中国人の友達を作ってこい」。デスクに命じられて、1年生記者の私はマンモス団地「川口芝園団地」へと向かった。住んでいる約5千人のうち半数が外国人で、その大半が中国人だという。果たして友達はできるのか。(宮野佳幸) ◇ 正直、気が重かった。ネットで団地名を検索すると「汚物が落ちている」などの悪評がちらほら。現場への足取りも重くなる。 団地はJR蕨駅から徒歩10分ほどの場所にある。緊張して足を踏み入れた。入り口の住民向け掲示板などには日本語、英語、中国語の掲示物があり、外国人住民の多さが分かる。 少し歩くと、「あれ、きれいじゃないか」。ネットによる先入観とは随分違う。敷地内に幼稚園やスーパー、書店もある巨大さで、遊具では子供たちのにぎやかな声が響いている。談笑する住民の姿もある。ただ、聞こえてくる言葉のほとんどは中国語だ。 ◇ いきな
川口市の芝園団地で22、23日に行われる盆踊りで、みんなが踊れるようにと、団地内にある芝園公民館が講習会を開いた。同団地には若い中国人の家族も多く住んでおり、本番で大勢の人が参加してくれることを期待している。 講師は同団地に住んで約30年という渡辺礼子さん(85)。5日の講習会には団地住民ら約20人が参加し、炭坑節など10曲を踊った。芝富士小学校3年生の金本直樹君は「始めは難しかった。だんだん慣れてくる感じ」。同じく3年生の渡辺心羽来(こはく)君は「楽しかった」と言う。 これまで2回の講習会にはに中国人も女性2人が参加。講師の渡辺さんは旧満州四平街(現中国東北部)生まれ。「中国人に教えるのは不思議な縁を感じる」と言う。「本番の盆踊りでは中国の女性もやぐらの上で踊る。若くて美人ばかりですよ」と話していた。
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