琵琶湖:動物2倍に 90年論文と比較、1235種確認−−日露研究グループ /滋賀 毎日新聞 5月12日(木)13時41分配信 琵琶湖の動物が2倍に? 日露の淡水生物の研究グループが琵琶湖に生息する生物の種類を調査し出版した論文集で、動物の種類が20年前のデータに比べ2倍以上に増えたことが分かった。研究の中心になった県立琵琶湖博物館(草津市)のマーク・グライガー上席総括学芸員(54)は「多様性は研究が進むほど解明される。守るべき琵琶湖にはこれほどの生物が生きていることを知ってほしい」と話している。【村瀬優子】 ロシアのバイカル湖で生物を研究しているオレック・ティモーシュキン博士や同博物館の学芸員ら計45人が調査。生物の総数は1769種類を確認した。うち動物は90年の論文が592種だったのに比べ1235種と2倍以上になり、植物も同506種から534種に増えた。 グライガー学芸員らによると、