――前回は、日本にスポーツを楽しむ文化がないことが、上達の妨げにもなっているというお話でした。「スポーツを文化にしたい」という言葉は、選手の側からも聞かれますが、障害はたくさんありそうですね。 日本でスポーツが文化として根付かないのは、報道の仕方にも問題があります。勝ったときは大フィーバーで、負けても「感動をありがとう」と言ってブームを作り出そうとする。これでは一過性のブームで終わってしまい、文化にはなりません。たとえば、2015年のラグビー・ワールドカップは、大会前にはほとんど扱われていなかったのに、南アフリカに勝った途端に報道が過熱しました。 もちろん、世界的にみても歴史的なジャイアントキリング(番狂わせ)ではあったけれど、あのワールドカップから何を学び、何が足りなかったのか、真実を伝えなければ、次につながってはいきません。 日本サッカーが足踏み状態になっている理由 ――特にサッカーの
初めてバレーを観に行った日の写真があるということは、最初からカメラを持参していた、ということになるわけで。何を考えていたのか、今となっては思い出せませんが、「テレビで見ているあの選手を撮ってみたい」という、純粋なミーハー心だったのでしょう、おそらく。 1999年から2005年ごろまではフィルムカメラを使っていました。その後、試合観戦の機会が減り、写真も撮らずにいた時期を経て、2012年ごろからデジタル一眼を持つようになりました。 05年まで、写真はほとんどウェブに上げてなかったのですが、2012年以降はSNSや写真共有サイトにアップロードしています。 写真を撮ることと、アップロードすることは、つながっている部分もあるけれど、根本的には別の行為だと考えています。それぞれやってて、よかったこと、よくなかったことを、少し挙げてみます。 【写真を撮っててよかったこと】 何といっても、写真が残ること
去る2月16日のこと。この話題で盛り上がるTwitterTLを見ながら「20ツイートぐらい連投しそう」と書いたら「ブログでやれ」と言われました。もっともなのでブログで書きます。 要約すると 文章表現の上手下手はある 内容の適不適もないとは言わない 読解力も個人差がある 書いたものへの反響は引き受けねばならない それでもたくさんの文章があったほうがいいと思う だから無闇に過剰に叩くのは好きじゃないなー 今時のWebメディアはわかりづらい 発端 1週間ほど前のこと。「ひろスポ!」なるサイトに掲載されているJTサンダーズの試合レポート記事が酷い,というので,わたしのTwitterTLが瞬間沸騰しました。 石川と川口のモデナのあれこれに関連した話題も同日沸騰しましたが,話がとっ散らかりすぎるのでおいておきます。 このあと記事を擁護するような内容も書きますが,わたしも,読んでアチャーと感じました。こ
普段このブログでは主に女子の話題を扱っており、世間的に当ブログは、女子バレー関連ブログと認識されているかと思います。 しかし、いつも読んでくださっている読者の皆様なら、私が普段、女子バレーだけでなく男子バレーも、同じ程度に見ていることはわかって頂けていることでしょう。 昨日は、男女とも(次元の違いがあれども)大きな試合がありましたね。そう、男子は長野で来年のワールドリーグの出場権をかけた戦いが、そして女子は中国でワールドグランプリの決勝リーグ初戦が、それぞれ行われました。しかも、試合時間も、途中からは重なっていたようです。バレーボールファンとしては、それも、男子バレー・女子バレーの区別なく、バレーボールに興味があるファンの方々にとっては、さぞかし仕事が手につかなかったことでしょう。しかし、結果はみなさんご存じの通り、明暗がくっきり分かれてしまいました。 普段、当ブログで男子の話題をあまり取
どういう組合せ? どういう関連? と思われるかもしれません。 2人の名前は、ネット上によく登場すると思いませんか? 良くも悪くも…… そこが、前からひっかかっていたのです。 「悪くも」って? 批判的な文を、よく目にしませんか? 「なぜ、竹下なのか?」 「なぜ、福澤なのか?」 けれどこれって、ヘンだと思いませんか? 言いたいことは、わかります。 でも、批判されるべきは、竹下さんでも福澤さんでもないですよね。 選んだ監督や、チームや、その他…… もちろん、わかっていて批判されるべき対象を省略している人がほとんどだと思います。 でも、省略してしまうと、読んだ人には固有名詞が出ている人が悪いような印象を与えてしまいませんか? 読んで、つらい思いをする人も少なくないと思います。 同じようなことは、他の人に対してもありますが、この2人が多いように感じました。 福澤さんに対するものは、減ってきているよう
書ききれていないことがたくさんある中、年末に気になったことがあるので、先に書きます。 年末に録画したプレミアの試合を少し見ました。 印象に残ったのは、試合内容より観客数。 試合によって、あまりに違っていたので。 昔から人気チームとそうでもないチームというものはありますが、それにしても…… よく言われる理由は、全日本選手の有無ですよね。 それだけではないと思いますが…… パレーを見に行くのではなく、全日本選手を見に行くのではないかと思うことも。(笑) 昨シーズンの話ですが…… 月刊パレー付録のプレミアリーグのポスターを部屋に貼っていました。 パレーをやっている小学生の女の子がそれを見て、越川さんと石島さんにしか興味を持たないんですよね。 他の選手もカッコイイのに(笑)この選手はなんていう名前なのかとか、どこの選手なのかとか、知りたいとも思わないみたいで。 小学生にとっては、地上波のテレビに出
去年あたりから、ブログで何かを「書く」ことと、そこから何かが波及するのかしないのか、ということを考えているが、ことしはその思索にかなり「踏み込んだ」感じがする。自選(おすすめはしない)エントリー2008 - /ja あやつる YmrDhalmelに対していただいたコメントに元気づけられ、更にかなり調子に乗った。 ほんとは、今読んでいるこの本 新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前に 作者: 小林弘人出版社/メーカー: バジリコ発売日: 2009/04/03メディア: 単行本購入: 33人 クリック: 575回この商品を含むブログ (92件) を見るを読了してからちゃんと書こうと思っていたのだが、読了を待つと年が明けかねないので、続きは来年〜ということにして、まずは記事を書き進める方を優先する。 ※[徳力] 新世紀メディア論(小林弘人)のまとめは参考になります。読み始めてからより沁みてきます。
Vプレミアリーグ日程が出ました。(バレーボール日和) 数少ないバレーボールライター(?)の市川忍さんのブログの記事です。 Vリーグの運営の問題について触れておられます。 読ませていただいてみて、まあ…、全てが問題ですねw ぼくは、純粋な意味で、”観客のため”だけになされている興行はないと考えています。 誤解を恐れずに言うなら、それは”観客の財布のため”になされています。 観客がどうやったら、財布のヒモをゆるめてくれるか。 そのためにあらゆることをするのが、興行であり、サービスであると考えています。 逆に「自分たちはお金をもらうに値する運営をしているか」ということを、自問し続ける必要があるのです。 Jリーグの試合に行くと、クラブの規模の違いによる差こそあれ、その居心地のよさに驚かされます。 ヒモをゆるめるべき財布は、観客が握っているのですから当然です。 さあ!われらがバレー界はどうだ。 上記
ネットニュースで、産経新聞・青山綾里記者の署名記事を読んだ。 私が最年少の15歳でアトランタ五輪に初出場(100メートルバタフライ)した1996年、当時会長だった古橋さんに「緊張はする。でも思い切って自分のレースをしてきなさい」と笑顔で送り出してもらった。大学3年で引退後、約5年を経て新聞記者として再び水泳界に戻ってきたときも、「すごいねぇ。記者さんは大変だけど、たくさん勉強して頑張るんだよ」と優しく励ましてくれた。 http://sankei.jp.msn.com/sports/other/090802/oth0908022106009-n1.htm 実はことしの春高絡みの記事を読んで、初めてこのひとが新聞記者になっていることを知った。そこに、ひとつの競技に打ち込んできたアスリートの視線が垣間見えた。以後、ネット上で署名記事を見つけては、一生懸命読んでいる。 現役引退後、2004年に産経
64年の歴史に“幕” 名門チームNECの休部 (1/2) 企業スポーツは生き残れるのか? 正確には、企業の体育ビジネスです。 100%ずれてる。 ・地域はどう考えているのか? どの様に運営、廃止しようが、地域住民の勝手。 地域の内政に外部が干渉するは、地域独立性の侵害。 地域が自由に始め、廃止できる。 そして、その自由は平等に他の地域活動の自由を尊重する。 ・バレーに専念できない? 下手くそなのに、甘やかしすぎ。 日本のバレーは実力の割には待遇はいいはず。 実力があれば、イタリアセリエAから高額でスカウトがめちゃくちゃたくさんくるはずでしょう。 今がチャンスといわんばかりに。 ・地域に貢献? 逆です。 地域がチームに貢献するんです。 何故? 地域住民が、スポーツ好きだからに決まってるジャン。 貝塚、つくばを見てみなさい。 根底には好きだからやっているのです。 そうでなければ続きません。 ・
黄色い馬鹿ザル、ジャップのために。 歴史から学ぶことで、そこから知性、教養を得、さらなる大局的な見方(上から目線?)ができる。 大切なことである。 企業チームの廃部は前途に一つの小さな光が出てきた証拠です。 RCカンヌの歴史 英訳引用<google>: " :::HISTORY OF RACING CLUB DE CANNES::: 1922 Creation of RACING CLUB DE CANNES sports (football, basketball, gymnastics, bowls and volleyball) by Mr. JOUAN and some friends including Mr. and Mr. Mouska REMI. " 1922年ジュアン氏とレミー夫妻を含む数人の友達によって、 RCカンヌは、サッカー、バスケット、ジム、バ
2009年5月、バレーボールの名門チームNECが休部を発表した。企業スポーツは今、その在り方を模索している――【Photo:築田純/アフロスポーツ】 チーム名の書かれた大きなフラッグを高々と掲げ、16名の選手が体育館の出口に花道を作る。 「応援、ありがとうございました」 帰途につく参加者に向かって選手が最後の言葉をかけると、こらえきれなくなったのか、女性ファンが顔をゆがめ、次々とその場に泣き崩れた。7月19日、先に休部を発表した男子バレーボールチーム、NECブルーロケッツのファン感謝祭が東京、府中市の体育館で開催された。約700人のファンが全国から集まり、消えゆくチームとの別れを惜しんだ。 NECの黄金期を支え、日本代表としてバルセロナ五輪にも出場した大竹秀之は言う。 「休部の話を初めて聞いたときには、まさかという言葉しか出てきませんでした。今日、こうして最後のイベントが行われまし
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