現存する最古のものとみられる姫路城の写真1枚が、20日に兵庫県姫路市本町のイーグレひめじで始まった写真展「白鷺校区百三十七年の歩み」で展示されている。市内では初公開で、来場者は「こんな建物があったとは」「今と全然違うね」と驚きの声を上げている。主催者は「平成の大修理が本格化する前に当時の姿と見比べて」とPRしている。24日まで。入場無料。 写真展は、市民団体「姫路城下町街づくり協議会」などが企画し、写真は長崎大付属図書館が所蔵する当時のオランダ人医師のコレクションの中の1枚。 大天守の南東側にあり、かつて大工仕事が行われた「作事場」には「絵図門」、その近くには時を刻む太鼓を鳴らした「太鼓櫓」が写っている。初代城主の池田輝政らが住み、1882年焼失の「備前丸」も。 これまで74〜82年に撮影されたとみられる県立歴史博物館(姫路市)などの写真が最古とされていたが、同写真にはない、75年頃に旧陸