筑波大学名誉教授 中 川 八 洋 保育園に国挙げて大騒ぎする馬鹿げた内政や国防を忘れて地震・火山にしか関心がない日本人は、いつの間にか世界と隔絶した平安時代人のような時代錯誤に加えて、年々無気力と堕落をひどくする最低民族へと劣化した。だから、脱退することは得策ではないが、追随することは日本国自身の首を絞める、国連という厄介な国際機関との付き合いもできない番外国家へと転落した。 もっと簡略に言えば、日本国への国連の内政干渉や外交干渉を完全に排除・排斥しつつ、出来得る限り日本が国連を支配し主導する「日本が上、国連が下」という関係が、国連に対する日本の正しい関係。この関係は、日本が国連常任理事国になる事とは次元を異にして、その必要性もない。 常任理事国になっても、現在のように、「国連が宗主国、日本が植民地」という堕落と腐敗を反省しない日本政府の無気力な対国連外交では、なんら状況は好転しない。