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語彙と国語政策に関するkanototoriのブックマーク (6)

  • 大正15年の漢語整理案に障碍→障害の言い換えがあった - もじのなまえ

    ある方からのお知らせで、「 障碍→障害」の言い換えが、戦前の臨時国語審議会による「漢語整理案」にあることを知りました。 これについて調べてみました。 「漢語整理案」は官報附録雑報において、大正15年7月〜昭和3年12月の15回にわたり掲載されたものです。その目的を冒頭で以下のように言っています。 案は常用漢字の官行を円滑ならしめ、ひいては国語の健全なる発達を促さんがため、常用漢字と仮名を用いて文章を書き綴り得るよう漢語を整理したものである。(後略) 「障碍(礙)→障害」が「漢語整理案の三」(大正15年12月15日(4294号)にあります。 「漢語整理案」は後に五十音順に配列し直した資料が(図書館などで探せば)入手可能ですが、他ならぬ漢字小委員会で第17回で初出資料が配付されていました。 参考資料2 臨時国語審議会「漢字整理案」(大正15年7月〜昭和3年12月) この資料が配付されたいきさ

    大正15年の漢語整理案に障碍→障害の言い換えがあった - もじのなまえ
  • 抹殺された漢字たち: 小池の物置

    2008年6月16日、文化審議会漢字小委員会を傍聴した。マスコミ等で報じられている通り、議論の多くが「俺」一字に集中し、充分な討議が尽くされたとは思えない状態のまま、結局この日もレパートリーの確定はできず、7月15日に持ち越された。 ワーキンググループによる検討結果(第2次)では、追加候補漢字は188字と、第1次の217字からさらに減った。 選定の基準として、①出現頻度が高く、造語力(熟語の構成能力)も高い。②漢字仮名交じり文の「読み取りの効率性」を高める。③固有名詞の例外。④社会生活上よく使われ、必要と認められる。という理由が挙げられている。どの漢字がどの理由で残されたのかは明示されていない。 第2次候補案に残った漢字のうち、固有名詞の例外(都道府県名その他)と思われるものは、藤、岡、奈、阪、韓、鹿、熊、鎌、梨、阜、埼、畿、栃、茨、媛と15字ある。また、動植物名を表記するためという理由(

  • 東京新聞:<漢字林>抒 当用漢字で叙と混乱  阿辻 哲次:NIEことば(TOKYO Web)

    国語教育のあり方を議論する委員会で、ある自然科学者が、文章の表現能力は自分がいいたいことを過不足なく伝達できることに主眼を置くべきであって、そこに文学的な修辞は必要ない、だいたいいまの国語教科書は小説や詩歌、民話などを重視しすぎていて、一般的な国語力には余分なものが多すぎる、と発言した。 なにを馬鹿(ばか)な!と思った。水は水素と酸素の化合物で、三角形の面積は底辺と高さをかけて二で割る、という内容を読んだり書いたりするのなら、なるほど文学的な要素は不必要だろう。しかし世界のどこに、そんな文章ばかりを読み書きしている国があるだろうか。

  • 仮名遣ひ | 福田逸の備忘録――残日録縹渺

    大分前の事になるが、私のブログが正仮名遣ひであることに疑念を表し、あれは主義主張なのかと聞いて来た知人がゐる。主義だ主張だと、そんな大それた話でもなんでもなく、単に過てる「現代かなづかい」に苛立つ、それだけのことなのだ。 例へば、「おめでとう」、といふ仮名遣ひに違和感を感じるだけの話なのだ。めでたいから、正月なり慶事に際して、「おめでとう」と書くのだらう。つまりめでたい=愛でたいからだらう。あるいは「珍しい」物事を「愛でたく」思ふから、その物事を大事にしたいのだらう。 大事にしたく思ふ、愛でたく思ふ、すなはち、「めでたく」思ふから「おめでたう」と書くのだ。「たう」は「たく」のウ音便であり、といふことは「おめでとう」と書いたら、そのウ音便を元に戻すと、「おめでとく」となつてしまふではないか。めでといなぁ、なぞと言ふか。形容詞の語幹が、変つてよいものか。「おめでとう」と書いて違和感が無い方は、

    仮名遣ひ | 福田逸の備忘録――残日録縹渺
    kanototori
    kanototori 2007/10/02
    出来てしまつたものは出来ない昔には戻れない、ものの
  • 企業の半数が新規雇用削減を予定 最低賃金制度も影響 | マレーシアニュース

    【総点検・マレーシア経済】第495回 マレーシアの第1四半期のGDP成長率(予測値)は3.9%、予想を上回る

    企業の半数が新規雇用削減を予定 最低賃金制度も影響 | マレーシアニュース
  • 「障害」は「障碍」(「障礙」)と表記すべきである

    昭和22年11月16日、敗戦後のどたばたに乗じて公布された「当用漢字表」は、漢字の使用を僅か1850字に制限するという理不尽なものでした。 この漢字制限の当の目的は将来的に漢字全廃を目指すことであり、1850字という数字には何ら合理的な根拠はありませんでした。 この不合理極まりない漢字制限が日語に与えた弊害は甚だしいものとなりました。 例えば「耳鼻いんこう科」「口くう外科」といった、小学生が書く様な、幼稚なかな混じりの熟語表記を生み出したのと同時に、「書き換え」という、こちらは幼稚というレベルでは語れない非常に深刻な問題を日語に発生させました。 「書き換え」とは、例えば「義捐(ぎえん)」という単語を、「捐」という字が当用漢字表にないという理由からそれと音が同じ「援」で書き換え、「義援」と表記することです。 「捐」という漢字は、「すてる」「なげうつ」という意味です。 つまり、「義捐」と

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