【コラム】天皇と書くべきか、日王と書くべきか ▲東京=金秀恵(キム・スへ)特派員 今年83歳になる明仁日王(日王=天皇の韓国側呼称)が「生前に退位する」と表明した。これを伝える記事を書いていて手が一瞬、止まった。「天皇と書くべきだろうか、それとも日王と書くべきだろうか」。結局、日王と書いた。 私たち韓国人はいろいろな理由から日王と呼んでいる。皇帝と王の違いに境界線を設けるのは容易ではない。洋の東西では異なり、歴史的な文脈でも違う。単純に考えて、王や諸侯を率いる場合に皇帝と言うとしたら、日本の君主(原文ママ)はただの王だ。日本人が「天皇」と呼ぶからと言って、韓国人がその通りにする必要はない。日本の帝国主義により支配された35年間は韓国人にとって地獄だった。被害国が満足できるだけの反省もしていないのに、皇帝だなんて我々が思い及ぶはずもない。 このような論理に共感しながらも、日王の記事を書くたび
今年は高句麗広開土太王逝去1600周年だ。歴史の教科書では、三国史記の記録によって、広開土王または広開土大王と呼ぶ。しかし、「太王四神記」(2007)を筆頭に最近の史劇では、広開土太王と呼んでいる。その影響で、史劇では高句麗のすべての王を「太王」と呼ぶ傾向がある。このため、王、大王、太王の関係を原級、比較級、最上級と見る見方もある。偉大な王という意味で大王で十分なのに、太王とは何を意味するのかという冷笑的な反応も出ている。 ◆太王は、王や大王と級が異なる。中国の皇帝に匹敵する称号だ。諸侯(王)を率いる帝国の王、王の中の王という意味だ。中国でも同じように王と書いたが、秦始皇の時から古代の伝説的王の名前を取って、皇帝と呼び始めた。その後、中国大陸の中心部を意味する中原を掌握した王朝の王は、すべて皇帝を自任した。中世ヨーロッパの中心部を掌握した神聖ローマ帝国の統治者の称号として、ローマ皇帝の称号
「ハングル」の英訳は Korean language(×) Korean characters(?) Korean alphabet (○) 英文の誤訳で物議を醸した、ソウル光化門にある世宗大王の銅像の案内板が修正されたが、その英文もやはり誤訳ではないか、という論争が起きている。 世宗大王の銅像のすぐ前に置かれた「光化門広場案内板」のうち、世宗大王を紹介する英文は、当初「King Sejong the Great, who invented our national language Hangeul(韓国語案内板では“ハングル創製など、民族文化を開花させた世宗大王”)」と書かれていた。 これについて、翰林大学ソン・ウヒョン国際学部客員教授が本紙に寄稿した文章で、「ハングルはlanguageではなくscript、alphabet、もしくはwriting systemだ。外国人がこの案内
韓国観光公社は、英語ホームページのレストラン紹介欄でユファンオリを「sulfur duck」と翻訳していた。ユファンオリが「硫黄入りの飼料を食べさせたアヒルの料理」であることを勘案すると、「sulfur duck」では、毒劇物の硫黄が混じった料理と解釈されかねない。 出入り口に大きなメニュー表を出しているソウル仁寺洞のある食堂。30日昼、この食堂の前を通りがかった米国人女性ミナ・モバレツさんに「コンビジチゲ」の英語メニューを読んでもらった。「bean curd refuse stew. refuse(拒否する)というのは何?」。彼女は「どんな料理なのか分からない」と困った表情を浮かべた。「refuse」は動詞として使う場合は「リフューズ」と発音し、「拒否する」という意味になるが、名詞の場合は「リフュース」と発音し、「かす、がらくた」という意味になる。豆腐作りで残ったおからのことをbean
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く