三次市三次町の太歳(ださい)神社の境内に市が整備したトイレと広場が完成し、地元住民にお披露目された。同町出身の建築家谷尻誠さん(46)=広島市中区=が設計を手掛けたトイレは、石積みを模したコンクリート建築。鳥居やこま犬などの石造物が並ぶ境内の雰囲気に合わせた。 男女兼用の大便器1基と男性用の小便器1基を備えた約7平方メートルのトイレは、高さ約3・2メートル。天井はガラス板で明るい雰囲気が漂う。広場に設けた手洗い場のデザインは、神社の手水(ちょうず)鉢をイメージした。 ▽漫画「朝霧の巫女」の舞台として…