季節柄、というには既に時期を逸した感もある話題ではあるのですが。 今から2週間ほど前、とはつまり昨年末の30日、日本経済新聞の土曜版に「意外に短い初詣での歴史」という記事が掲載されました。その内容は、江戸時代末期の都市で「恵方参り」と呼ばれるその年の恵方の寺社に正月参拝することが流行り始め、明治以降鉄道の普及によってこの習慣が広まり、そして鉄道会社は恵方に当たらない年でも自社沿線の寺社に乗ってもらうため「初詣」という言葉を作り出し、明治~大正期に広まった、というものです。 この初詣の研究をされた平山昇さんの業績は、小生は以前サイトのネタに使った覚えがありますがありますが(これとかこれとか)、それは以前平山さんの報告を聞いたり論文を読んだりしたことがあったりしたからであります。氏の業績が世に広く知れ渡るに至ったことを、心より嬉しく思います。ええまあ、今まで知る人ぞ知るだったネタが使いにくくな