タグ

ブックマーク / takagi-hiromitsu.jp (6)

  • 高木浩光@自宅の日記 - テレビ録画機「トルネ」の視聴ジャンルが無断公開されている

    ■ 何が個人情報なのか履き違えている日 昨日の日記の件、みなさんからの声により、PlayStation 3をテレビ録画機にする製品「トルネ」についても同じ問題があり、どんなジャンルの番組をよく視聴しているかや、視聴時刻までもが公開状態になっていることが判明した。これについては後述する。 それより先に今言いたいのは、こういうことが起きるのは、何が「個人情報」なのかを、日の事業者や行政がみんな揃って履き違えているためではないかということだ。 今回の件について、ソニーはこう釈明するかもしれない。「オンラインIDは個人情報に該当しない。オンラインIDに氏名などの個人情報を含めないよう登録画面で注意書きしている*1」と。しかしそういう問題でないのは明らかである。 日の事業者はどこもかしこも、「個人情報」に該当しなければ何をやってもいいという誤った道に進み始めている。そして、日の個人情報保護法

    ken_wood
    ken_wood 2011/11/08
    >守るべきものは住所氏名ではなく(住所氏名に紐付けられた)プライバシーデータである。事業者は「個人情報」に該当しなければ何をやってもいいという誤った道に進み始めてる。何が公開状態になるか説明はない。
  • 高木浩光@自宅の日記 - こんな銀行は嫌だ

    ■ こんな銀行は嫌だ 「こんな銀行は嫌だ――オレオレ証明書で問題ありませんと言う銀行」……そんな冗談のような話がとうとう現実になってしまった。しかも、Microsoftが対抗策を施した IE 7 に対してさえ言ってのけるという。 この原因は、地方銀行のベンダー丸投げ体質と、劣悪ベンダーが排除されないという組織の構造的欠陥にあると推察する。 【ぶぎんビジネス情報サイト】アクセス時に表示される警告メッセージについて ぶぎんビジネス情報サイトでは、サイトURL(https://www.bugin.cns-jp.com/)ではなく、ベースドメイン(https://www.cns-jp.com/)でSSLサーバ証明書を取得しております。このため、サイトにアクセスする際、ブラウザの仕様により次の警告メッセージが表示されますが、セキュリティ上の問題はございませんので、安心してぶぎんビジネス情報サイトを

    ken_wood
    ken_wood 2007/11/19
    >「『エラー』と表示されていたら閲覧を中止しなければならない」という鉄則を常識としなければならないところに「使ってもいい場合がある」などという嘘をよりによって銀行が言う。「ワイルドカード証明書」
  • 高木浩光@自宅の日記 - ユビキタス社会の歩き方(3) 無線LANのSSIDを不用意に明かさない

    デイリーポータルZ 記者の家を探しに行く 5月27日の日記「PlaceEngineのプライバシー懸念を考える」では次のように書いた。 つまり、家庭の無線LANアクセスポイントのMACアドレスを誰かに知られることは、住所を知られることに等しい。そのような事態をPlaceEngineサービス(および類似のサービス)が新たに作り出したことになる。 「MACアドレスは個人を特定するものではない」と言えるだろうか?もし、別のネットサービスで、何らかの目的で家庭の無線LANのMACアドレスを登録して使うサービスが始まったとする。そのサービスもまた、「MACアドレスから個人が特定されることはありません」と主張するだろう。このとき、PlaceEngineとこのサービスの両者が存在することによって、わからないはずの住所が特定されてしまう事態が起きてくる。 PlaceEngineなどのサービスが存在する現

    ken_wood
    ken_wood 2007/10/23
    >「ユビキタス社会の歩き方」として「無線LANのSSIDを不用意に明かさない」よう留意しなければならない状況が生じている。あるいは「PlaceEngineのようなサービスは存在しないべきである」という世論にたどり着く。
  • 高木浩光@自宅の日記 - あるある大事典が「一切リンクお断り」としていた心境を推察すると見えてくるもの

    ■ あるある大事典が「一切リンクお断り」としていた心境を推察すると見えてくるもの 恥ずかしながら、私の勤務する研究所も、何年か前は、研究所Webサイトへのリンクについて、公序良俗に反するサイトからのリンクを「お断りします」としていた。その理由というのはどうやら、研究成果などに対していかがわしい会社からリンクされることが、ある種の人たちには懸念される事柄と思われているためのようだった。 だが考えてみて欲しい。たとえば、研究所の研究員の発表論文やテクニカルレポートが、材販売業者のチラシやWebサイトで、参考文献として挙げられているときに、私たちはそれを止めさせる立場にあるだろうか? 論文の参考文献リストへの掲載について 以下のいずれかに該当する出版物、Webサイトその他においては、○○研究所の職員が発表した論文を参考文献リスト等に無断で掲載することをお断りします。 (1) 公序良俗に反するも

    ken_wood
    ken_wood 2007/01/24
    >「科学は実に小気味よく、思い切り良く、物事に白黒を付けてくれるもの」そのような「パブリックイメージ」が出来上がってきた原因には、テレビがあるのではないですか。
  • 高木浩光@自宅の日記 - 「不 当 判 決」 村井証人証言は僕ら技術者を幸せにしたか

    ■ 「不 当 判 決」 村井証人証言は僕ら技術者を幸せにしたか この日記エントリは以下の文書を読んだ上でのものである。 京都地裁平成16年(わ)第726号著作権法違反幇助事件 判決要旨の原文 Winny裁判、罰金刑は重いか?軽いか?--自己矛盾を抱えた判決, 佐々木俊尚, CNET Japan, 2006年12月13日 「Winny自体は価値中立で有意義」の司法判断、その影響は!?, 佐々木俊尚, @IT, 2006年12月15日 Winny事件判決の問題点 開発者が負う「責任」とは, 白田秀彰, ITmedia, 2006年12月17日 Winny京都地裁判決要旨を読んで(前), 弁護士 落合洋司(東京弁護士会)の「日々是好日」, 2006年12月17日 高性能車とウィニー, 元検弁護士のつぶやき, 2006年12月17日 まず、判決要旨(原文)には次の通り書かれている。 6. 被告人に

    ken_wood
    ken_wood 2006/12/18
    >善良な技術者は「有意義で価値中立的な技術について、開発者が犯罪幇助の罪で処罰される。現実の利用状況に対する開発者の認識で」の司法判断が下されたからこそ、ソフトウェア開発の萎縮効果を懸念しているはず。
  • 高木浩光@自宅の日記 - Winnyの問題で作者を罪に問おうとしたことが社会に残した禍根

    ■ Winnyの問題で作者を罪に問おうとしたことが社会に残した禍根 Winny作者が著作権法違反幇助の罪に問われている裁判の地裁判決がいよいよ明日出るわけだが、有罪になるにせよ無罪になるにせよ、そのこととは別に、独立事象として、Winnyネットワーク(および同様のもの)がこのまま社会に存在し続けることの有害性についての理解、今後のあり方の議論を進めるべきである。 著作権侵害の観点からすればさして致命的な問題ではないと考える人が大半だろう。しかし、情報セキュリティの観点からすると、流出の事故を防止しなければならないのと同時に、起きてしまった事故の被害を致命的でないレベルに止めることが求められる。 これまでに書いてきた通り、Winnyは、従来のファイル交換ソフトと異なり、利用者達が意図しなくても、多くの人が流通し続ける事態は非倫理的だと思うような流出データであっても、たらい回しにいつまでも流通

    ken_wood
    ken_wood 2006/12/13
    >Winnyはウイルス(ワーム)プラットフォームであり、使用は社会的に危険なものと見なすべきで。こうした議論が作者の起訴以降まともにできなくなってしまった。意図せずたらい回しになる仕組みを危険と見なすべき。
  • 1