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  • 赤鬚のフォギーニョ: 武藤文雄のサッカー講釈

    正にサポータ冥利に尽きるシーズンを提供してくれている我がベガルタ仙台。。 勝ち点が思うように積み上がらず、降格リスクを考えざるを得ないシーズンとなっている。半世紀にわたり、サッカーを堪能してきたが、何が楽しいかと言えば、この隔掻痒感だ。なぜか我が軍と戦う時だけは格段のプレイを見せる敵選手達、もがくように戦うが空回りする愛する自軍の選手達、常に後手を踏む自軍の指揮官、不愉快なことに常に自軍に不利な判定をする審判団。実際の人生で、こんなことばかりだと堪ったものではないが、サッカーを見ている分には、命を失うわけでも、身体が傷つくわけでも、多くの財産を失うわけでもない。繰り返すが、正にサポータ冥利に尽きるシーズンである。 実際、リーグ序盤戦の失点はひどいものだった。非組織的な対応であえなく中盤で当方守備者が置いてきぼりにされ、自陣前で数的不利を作られ無防備で失点する。ひとたび敵にボールキープされ

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    kno 2021/05/28
  • あまりに幸せだった平成の日本サッカー: 武藤文雄のサッカー講釈

    平成の世が終わろうとしている。 私はサッカーでも業でも、西暦を使っているし、人生の区切りを毎回のワールドカップで認識しているような人間だから、元号でのカウントはピンと来ない。ともあれ、人生2度目の元号切替と思うと、感慨深い。 平成元年の初日(1989年1月7日)のことは、よく覚えている。年休をとって、高校サッカー選手権の準決勝を観に、駒沢競技場に向かったのだ。そして、競技場で見たのは、「昭和天皇崩御のため、準決勝延期します」とのメッセージだった。 先日からマスコミを中心にお祭り騒ぎだが、国民が元号の切替を楽しむことができるのは、今上陛下の退位の決断の賜物。そもそも80歳を超えた両陛下に今なお活躍いただいたことに感謝。そして、同年代の皇太子殿下が、50代後半のこれから重責を担うことに、何とも複雑な思いを持つ。 日と言う国のこの約30年間を振り返ると、産業構造転換の不首尾で残念な期間だった

  • 生まれて初めての天皇杯決勝体験: 武藤文雄のサッカー講釈

    サッカーに浸って40余年。生まれて初めて、自らがかかわる天皇杯決勝を体験させていただきました。ここまで、勝ち残ってくれた渡邉監督を軸とするスタッフたち、大岩一貴とその仲間たち、共に戦ったサポータ仲間たち、すべてのベガルタ関係者に感謝します。そして、すばらしい試合を演じてくれた、レッズ関係者にも感謝の言葉を捧げます。この雑文で、生涯でもそうない悔しさを存分に堪能することができた、夢のような2時間を振り返ります。 敗れた。 呆然としていた。 に引きずられるように、スタジアムを出て、浦和美園駅に向かう。 頭が整理できない状況での夜景。ちょっと、5ヶ月前のロストフ・ナ・ドヌを思い出した。 60年近い人生で、たった5ヶ月の間に、ここまで濃密な経験を2回も味わうことができたのだ。 ありがたいことだ。 立ち上がり、ベガルタは左右からゆさぶりやや攻勢をとる。しかし、レッズ長沢に中盤から飛び出すフリーラン

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    kno 2018/12/23
  • 平山相太引退: 武藤文雄のサッカー講釈

    平山相太の引退が発表された。オフに契約更新をしていたにもかかわらず、キャンプ中の発表、さすがに驚いた。度重なる負傷に悩まされた選手人生を象徴する引退発表となった。 昨シーズン開幕戦、ユアテックでコンサドーレと対したlベガルタは押し気味に試合を進めるが崩しきれず、試合終盤を迎えた。渡邉監督は、この場面でベンチにいた平山を石原と交代させることを決意した。ところが、平山がピッチに入ろうとタッチライン沿いで待機していたところで、ベガルタは三田の強シュートのこぼれを石原が押し込み先制に成功。渡邉氏は、交代選手をストライカの平山から、DFの増島に切り替え、守備固めを選択した。 そして、その翌日のサテライトの試合、平山は重傷を負い、チームからの離脱を余儀なくされた。 今回の引退発表。その負傷の回復が順調でなかったと言うことだろう。残念極まりない。 平山が格段の素質に恵まれていたことに異論を唱える人は、ほ

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    kno 2018/01/29
  • ありがとう、ウイルソン: 武藤文雄のサッカー講釈

    ベガルタが、ウイルソンとの契約満了を発表した。 31歳で、3シーズン続けて再三負傷での離脱が続き、年俸も決して安いとは言えないストライカとの再契約が、難しいのは予想していた。そして、その予想どおりとなったわけだ。クラブの経営と言う視点からは妥当な結論だ。 また、あと2節を残しての発表そのものも、これだけ貢献してくれた選手との別れの機会を、我々サポータに提供してくれたクラブの判断に敬意を表したい。 と、クラブの判断は適切だとは思うが、むしょうに寂しいのは言うまでもない。感情と言うものは、理屈では語り切れないのだ。 ベガルタサポータとって、ウイルソンはあまりに大切な選手だった。今思い起こしても夢だったのではないかと感じるACL出場への貢献は格段だった。 冷静な判断からの落ち着いたシュート。しっかりした前線でのボールキープ。広範な視野から速攻の起点となる。単身でも強引にシュートに持ち込み敵DFに

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    kno 2016/10/24
  • ベガルタ、内容はよかっただけに悔しい: 武藤文雄のサッカー講釈

    ベガルタは敵地でグランパスに1対2で苦杯。古めかしい言葉だが、「ほろ苦い」勝ち点ゼロの試合となった。 前半は「敵地」と考えれば上々の展開だった。引き気味に戦うが、3ラインがコンパクトな距離を保ち、グランパスにほとんど決定機を与えない。速攻から有効な攻撃の頻度を上げたいところだったが、敵地で相手も引き気味の前半に無理をする必要もないので、仕方のないところ。 ところが、前半アディショナルタイムに失点。ハーフウェイライン手前右サイドでボールを奪い、前線に起点を作って中盤戻したところで、ボールを受けた三田が逆サイドに展開を狙う(左右はすべてベガルタから見て)。通っていれば、好機が始まりそうな場面だった。ところが、そこをグランパス田口に狙いすました当たりでボールを奪われる。田口はそのまま前進して、シモビッチに当ててリターンを受けて、左に展開。前進してきた古林が対応した石川が当たりに来る前にアーリーク

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    kno 2016/03/20
  • ここまでの歓喜に感謝: 武藤文雄のサッカー講釈

    女子代表のリオ五輪出場がほぼ絶望になってしまった。陳腐な言い方で恐縮だが、1つの時代が終わったのだろう。 多くの方々も同意されるだろうが、敗因は若返りの失敗だと見た。多くの選手が北京五輪前から代表で活躍、10年近くに渡り世界のトップレベルで戦ってきた。昨年のワールドカップの準決勝を1つのピークに多くの選手が、すり減ってしまったのだろう。澤のみならず、海堀の突然の引退もその顕れだったのかもしれない。 しかしだ。いや、だからだ。 私は今回の敗戦を「仕方がない」と思っている。 何故ならば、若返りを的確に目指していたとすれば、昨年のカナダワールドカップで好成績を得るのは難しかったと思うからだ。このリオ予選で相応に若手選手が活躍するためには、そのような選手をカナダで起用する必要があった。そうした場合、カナダで準優勝できただろうか。 私は「カナダでの準優勝とリオの予選落ち」は「カナダでもリオでも大会

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    kno 2016/03/05
    "私は「カナダでの準優勝とリオの予選落ち」は「カナダでもリオでも本大会でそこそこの成績」よりも格段によいと思っている。"うむ
  • 2015年ベストイレブン: 武藤文雄のサッカー講釈

    毎年恒例のいい加減なベストイレブンです。今年はサンフレッチェに敬意を表し、いわゆる3-4-2-1で選びました。いくら何でも岡崎を選ばないのはいかがかとも考えたのですが、その理由は最後まで読んでいただければ。 GK 東口順昭 あのチャンピオンシップのレッズ戦の、カンフーキックはどうやらボールに触っていた模様で、そこからの素早い展開で決勝点の起点となった以上、今年もこの人を選考しなければなるまい。敵がシュートを放つぎりぎりまで我慢できる度胸、クロスへの判断の質。「守る」と言うことについては、現状では日最高のGKなのではなかろうか。 DF 遠藤航 今年、期待通りに成長。身体の入れ方がうまくなり、自分の領域に入ってきた選手を押さえ込むのが格段に上達した。180㎝足らずと言うこともあり、代表では右サイドバックや中盤に起用されているが、あの安定感を見ると、最終ラインにも使ってみたくなる。果たして、ど

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    kno 2016/01/01
  • 上々の折り返し: 武藤文雄のサッカー講釈

    ベガルタはホームでグランパスに2-0で快勝。7位、6勝5分け6敗、得失点差プラス7と、そこそこの成績でリーグ戦を折り返す事になった。途中、暗黒の5連敗があった事を思えば、上々の折り返しと言えるだろう。 グランパスは闘莉王、田口、ダニルソン、矢野ら、経験豊富な選手の多くが負傷離脱中。3-4-3のフォーメーションで守備的な布陣を敷いてきた。とは言え、最前線にはノヴァコビッチ、永井、小屋末と癖のあるタレントが並んでいる。そして、前節は少ないチャンスを活かしてノヴァコビッチの一撃でレイソルに勝利している。ベガルタとしても、慎重な戦いが必要だった。 ベガルタは金園と奥埜の2トップのチェーシングがよく、それに呼応し最終ラインが的確に押し上げ、ペースをつかむ。グランパスの守備ラインが3DFと言うよりは、5DFと呼ぶのが適切な感じで引き過ぎている事もあり、両翼で数的優位を作れる。左は野沢と蜂須賀、右は梁と

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    kno 2015/07/03
  • コートジボワール戦前夜2014: 武藤文雄のサッカー講釈

    まだ出発していません。 トーナメントの最後の最後まで付き合うために、初戦は回避したのです。ギリシャ戦からの参戦となります。 もう半月も前の事だが、キプロス戦翌日に、某有名新聞社会面に登場させていただいた。記事全体は「50過ぎのサッカー狂が、強くなった代表チームに目を細めるさま」を描写しており、実物よりも随分と上品なおじさんとなっていた。不満はない。実際、私はこんなに立派なおじさんではないし、もっと下品な男なのだが。ただ、「攻撃に才能あふれた選手が多い今回は歴代最強。ベスト4も夢じゃない」と声を弾ませたは、いかがなものか。記者さんが「巷では『ベスト4の可能性もあるのではないか』と言われてますが、どう思いますか?」とおっしゃるので、「1次リーグ突破確率は70%、1/16ファイナル勝利は30%、イングランドならばある程度いけそうだが、ウルグアイはちょっと厳しい、準々決勝はブラジル来るから5%くら

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    kno 2014/06/15
  • 憲剛と寿人のために: 武藤文雄のサッカー講釈

    ザンビア戦、3対3になる同点弾をらった直後、何とも言えない「ああ、またか」的な重苦しい雰囲気が漂った。 そこからのキックオフ。遠藤爺と交代した青山の「一発やってやろう」と言う表情は、中々のものだった。そして、キックオフ直後の、青山得意の鋭く深い縦パス、大久保の完璧なトラップからの一撃。凄い得点だった。もうあれを見てしまうと「守備がどうのこうの」と言った議論は飛び去ってしまったのは、1つ前のエントリで講釈を垂れた通り(まあ、ひどい守備だったけれどもねえ)。 ともあれ。 あの青山の高精度縦パスにせよ、大久保の超弩級弾にせよ、それぞれJで見慣れた光景ではあった。青山の速射砲の受け手は佐藤寿人、大久保へのセンチメータパスの出し手は中村憲剛と言う違いはあるものの。そして、(前回も述べたが)あのような攻撃を防ぐ手段はカンナヴァーロしかないのだ。 青山、大久保が共にプレイするのは、今回の代表チームが初

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    kno 2014/06/09
  • 縦に抜け出し外足でのシュート: 武藤文雄のサッカー講釈

    もう少し武藤雄樹の決勝点周辺について。 昨日のベガルタ対ヴィッセル。ウィルソンの2対2とする同点弾、小川の2対3に突き放された一発、そして武藤の決勝点。この3ゴールは左右の違いはあったが、いずれも「ペナルティエリア内ゴールエリアやや外側から、縦に抜け出したFWが、外側足のキックで、GKのファーサイドを、低い弾道で破った」と言う意味で共通点があった。 しかし、いずれのシュートもそこに至る過程が微妙に異なっていた。 まずウィルソン。赤嶺の好パスが出る直前に、オフサイドラインぎりぎりで絶妙な動き出し、ヴィッセルCBの増川の裏を突く事に成功。さらに自分の右外から追いすがる増川に対し、やや右に流れる絶妙なドリブルのコース取りでブロック。この時点で、GK山海人と完全に1対1となり、飛び出してきた山が伸ばす足の上を僅かに抜くシュートをファーサイドに決めた。 直前のPKを決めるまで、今シーズン無得点と

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    kno 2014/05/08
    判断の拙さ、だよなぁ…
  • 武藤雄樹決勝弾: 武藤文雄のサッカー講釈

    76分の事だった。乱戦となったホームヴィッセル戦、直前に太田の得点で3対3に追いついたベガルタ。 関のパントキック。この日すばらしいプレイを見せていたヴィッセル右DFの奥井が、僅かに処理を誤る。ために、抜け出す事に成功した武藤雄樹。トラップはやや左外に流れてしまったが、右足を強く踏み込んでの左足インステップキックでのシュート。ボールは鋭く低い軌跡を描き、GK山海人を破り、反対側のポスト内側を叩きながら、鮮やかにネットを揺らした。 武藤が決めてくれた。 これまで、武藤のプレイに幾度溜息をついた事だろう。よい体勢でボールを受けながら、決定機を決められない、あるいは好機に的確なラストパスを出す事ができない。よく動くが、あまり知性を感じさせないプレイ。幾度も幾度も出場機会をもらいながら、それを活かす事ができず、我々サポータを切歯扼腕させてきた武藤。その武藤が、この苦しい試合で鮮やかな決勝弾を決め

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    kno 2014/05/07
    「打ってもどうせ入らない」とか言っててすんませんでした!
  • 過酷なシーズンが改めて幕を開けた: 武藤文雄のサッカー講釈

    55分過ぎ。負傷のため足を引きずり始めた角田に代えるために、ベガルタは武藤がスタンバイしていた。 ベガルタは中村俊輔のミスパスを拾って梁がドリブルで速攻を仕掛けたものの、小林祐三の素早い帰陣により攻め切れず遅攻に切り替える。そして、最後尾に引いた角田がドリブルで持ち上がり、梁を狙いクサビを入れる。しかし、足を痛めていたため、踏み込みが甘く、中町?にカットされてしまう。逆襲速攻をらいそうな、「イヤな」取られ方だった。しかし、富田が落ち着いてディレイ、他のベガルタのフィールドプレイヤは素早く帰陣、全員が的確な距離感をとった守備網を早々に築く事に成功した。 安堵しました。 この場面は、ベガルタの組織守備が帰ってきた事を如実に示すものだった。久々の勝利は当に嬉しかった。しかし、もっと嬉しかったのは、試合内容だった。J1の中で必ずしも戦闘能力が格段とは言えないベガルタが、この厳しいリーグで戦い抜

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    kno 2014/04/13
  • 2014ベガルタ開幕戦完敗: 武藤文雄のサッカー講釈

    ベガルタは開幕戦ホームでアルビレックスに完敗。結果も残念だったが、試合内容も残念なものだった。もちろん、新監督就任の初戦、比較的平均年齢の高いチームと言う事を考えれば、開幕時点であまり調子が上がっていない事そのものは仕方がない。しかし、後半の単調な攻撃と終盤の運動量不足は、「負けても仕方がない」と言う内容だった。いたずらな過剰悲観は無意味だが、現実直視は重要なはず。少なくとも、「初戦は内容はよくなかった」と言う冷徹な認識の上で、今後の改善に期待したい。 なお、一部にベガルタの不運を嘆く向きがあるようだが、私はその意見には与しない。確かにアルビレックスに許した先制点は、相当不運なPKだった。けれども、アルビレックスは川又、舞行龍の2人が後半立ち上がりまでに負傷退場(この2人と終盤負傷交代した我らが角田、この3人が軽傷である事を祈りたい)。ベガルタの同点弾もアルビレックスGK守田の時間稼ぎ?に

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    kno 2014/03/03
  • 20歳。おめでとう。そして、ありがとう。: 武藤文雄のサッカー講釈

    20年経った。そして、夢はすべて叶った。いや違う、夢にも思わなかった事が次々と到来してくれた。 正直言おう。あの試合を観ながら、随分と複雑な気持ちだった。 もちろん、それまでの1年間で、既に「相当数の」夢は叶っていた。それらへの喜びは、とてもとても大きなものだったのは間違いなかった。 地元で行われたアジアカップで、アジアチャンピオンになった。 UAEに競り勝ち、ワールドカップ最終予選に進出していた。 ビッグゲームで国立競技場が満員になるのは、当然の事となっていた。 半年前のナビスコカップで、各クラブにサポータ集団が登場していた。 テレビサッカーが採り上げられる頻度は格段に上がっていた。 繰り返すが、それぞれは大変な歓喜を伴うものだった。でも、私はあの試合を観ながら、何か白けていたのだ。 もちろん、井原はいつもの通り最高だった。木村和司も体調は上々の模様で、相変わらず愉しい選手だった。当時

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    kno 2013/05/16
    まだまだ続きがあることを願いつつ あと”あと1つ、あと1つ勝ち点を積む事ができていれば、20年間を振り返るような悠長な講釈とは無縁だったのに。くそぅ。”うんw
  • あれから2年: 武藤文雄のサッカー講釈

    成田のホテルで、2年前に起こった悪夢としか言いようのない災禍を思い起こし、同時に明日南京で体験する夢のような90分間を考えている。 2年前、仙台の両親に必死に連絡を試みた時間帯の焦燥感。深夜に姉からのメールで皆の無事を確認した時の安堵感。その後の報道で見聞きした絶望的な状況。仙台に帰り、改めて現実を見た時の衝撃。 近親者を失った友人、知人の悲嘆。九死に一生を得た人々の恐怖。多くの資産、あるいは生計の手段を失った方々の諦念。 そして、当初から危惧したように、復興への道のりの遠さ。と言うか、道筋が全く見えてこない絶望感。1人1人の立場により異なる要望の方向性。相互の利得の相違から決まらない未来。経済効率からすれば自明の事すら、思うようにできない現実。 私自身も経験している事だが、復興が格化しようとしてきたために、高騰化する建築資材、不足する職人の方々、納得しづらい高値の復興費用。結果的に進ま

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    kno 2013/03/13
  • そうか、もう君はいないのか: 武藤文雄のサッカー講釈

    業都合で2週間ばかり異国に滞在していた。 もっとも、よい時代になったもので、日曜日のサンフレッチェ対アルアハリは、遠く異国から生中継を愉しむ事ができた。悔しい気持ちを抱きながら、寿人の鮮やかな同点弾に快哉を送り、抜け出しながらの逸機に嘆息したものだった。 ともあれ。現地でネットであれこれ日の現状を知る事ができた訳だが、何よりも一番衝撃的だったのは、朴柱成とベガルタが再契約しなかった事だ。 確かに朴は悩ましい選手でもあった事は否定しない。 毎試合75分過ぎにはスタミナ切れで動けなくなるし、たまに終盤まで動けてるなと思うと勝負どころの終盤に足がつるし、それとは関係なく敵の挑発にのって敢えなく退場になるし、ちょっと負傷すると長々と倒れ続けるし(ほんの2分後に回復するのだが)、担架で外に出され10人で戦っているから皆が「早く戻れ!」とコールしているのにノンビリとサポータに拍手を返したりするし。

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    kno 2012/12/17
    うん、欠点も含めてみんな大好きだったよね 。・゚・(ノД`)・゚・。
  • 木谷公亮、J1初出場: 武藤文雄のサッカー講釈

    木谷公亮が、34歳0ヶ月18日で、J1初出場を果たした。2部制導入後、日人選手では史上最年長との事だ。 おめでとうございます。そして改めて、当にありがとうございました。 私は木谷のプレイが大好きだ。 公称の身長183cm、体重は77kg。日人としては体格に恵まれている。しかし、格段の俊敏性や、跳躍力に恵まれている訳ではない。しかし、守備対応がとにかく堅実なのだ。自分のマーク相手にパスが出る前の展開を丹念に読んでおり、難しい状況に持ち込まない工夫が的確。その後の敵との1対1の対応も、我慢を重ね、軽率に当たる事はない。空中戦も堅実、高いボールに対し、よほどの反復練習を積んで来たのだろうと、すぐにわかる。もちろん、当に危ない場面では身体を張る思い切りも抜群。そして、一度奪ったボールは常に冷静に展開するのも魅力。いや、ロングボールやフリーキックの精度はすばらしい。これも、いかにたくさんのボ

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    kno 2012/10/30
    木谷から広大
  • 朴柱成と共に: 武藤文雄のサッカー講釈

    ベガルタはユアテックでガンバに苦労を重ねて勝利。引き分けたサンフレッチェとの勝ち点を3差に詰める事に成功した。 ベガルタのサッカーは変わらない。 前線からプレスをかけ,中盤で刈り取る。中盤を飛ばされると、4DFがはね返し、皆がよく動いてルーズボールを拾う。マイボールになればまず速攻を狙い、多くの選手がいっせいに湧き出すように前進する。速攻を狙えなければ、落ち着いてキープし、敵の隙を狙う。単調にならないように、梁を軸に常に変化を狙い、当たり前の事を、当たり前に繰り返す。 前半から、その当たり前を、執拗に、粘り強く繰り返す。ガンバの中央には、今野と岩下と言うJ屈指のセンタバックコンビが控え、さらにその前に明神がいるので、簡単には崩れないが、好機は圧倒的に多かった。そして、75分、ついにガンバ守備網を崩すのに成功した。 ベガルタのしつこい攻撃をガンバDFがクリア、それを富田が見事な読みでヘディン

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    kno 2012/10/08
    ぱくキンSBコンビは、どっちもハイリスクではあるけど、ワクワク感がたまらないw ”私は朴柱成と共にリーグを制覇したい。”うん