「勤労感謝の日」の23日、大阪市と神戸市で行われるプロ野球・阪神タイガースとオリックスバファローズの優勝パレード。会場整備要員として大阪府と大阪市が職員にボランティアでの参加を呼びかけたことに対し、労働組合が「業務として指示すべきだ」と批判している。府市を巡っては、関西万博でも労働基準法を軽んじるような動きがあったが、労働者軽視の体質はどこから出てくるのか。(宮畑譲)
千葉県市川市が2020年に発注した公共工事を巡り、公正な入札を妨害したとして、同県警捜査2課は26日、公契約関係競売入札妨害の疑いで、村越祐民(ひろたみ)前市長の事務所関係者だった押切裕雄容疑者(52)=東京都墨田区=と建設会社の元所長ら3人を逮捕した。関係者によると、押切容疑者は村越前市長の元後援会幹部で市役所にも出入りしており、同課はこうした立場を利用して入札情報を知った可能性があるとみて調べを進める。 逮捕された建設会社関係者は、工事を落札した「浅沼組」(本社・大阪市)の千葉営業所長だった市村光太郎容疑者(54)=同県松戸市=と、工事を担った下請け会社役員の徳永太一郎容疑者(71)=同県佐倉市、不動産会社役員の市村義和容疑者(61)=同県八千代市。市村義和容疑者は、押切容疑者と他の2人を仲介したとみられる。 逮捕容疑では、押切容疑者は20年4月ごろ、市川市立塩浜学園の旧校舎取り壊
経済産業省は27日、電力需給の逼迫が見込まれる今冬に大規模停電の恐れが高まった場合、大企業などを対象に「電気使用制限」の発令を検討すると明らかにした。違反すれば罰金が科される強制的な措置。また一般家庭などの節電が不十分な場合に備え、必要なら計画停電も円滑に発動できるよう、電力会社に準備状況を確認するとした。 安定的な電力供給には、余力を表す供給予備率が3%必要とされるが、来年1月に東京電力管内でマイナス0・6%、中部、北陸、関西、中国、四国、九州電力で1・3%に陥ると予測されるなど、今冬は供給不足が懸念されている。
新型コロナウイルス対策で酒類の提供停止に応じない飲食店に対し、取引金融機関から順守を働き掛けてもらう政府の方針決定を巡り、内閣官房が8日付で各府省庁に、所管する金融機関に政府方針への協力を求めるよう依頼する文書を出していたことが12日、分かった。内閣官房は、銀行などを監督する金融庁や、政府系金融機関を所管する財務、経済産業両省と事前に調整や検討をしていたと明らかにした。
東京電力福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)で生じた汚染水を浄化処理した水の海洋放出が正式に決まった。放射性物質トリチウムが含まれるため漁業関係者らは反発を強めるが、実は首都圏には、福島第一に保管中の「処理水」に含まれるトリチウムの5倍以上を海に流してきた原子力施設がある。日本原子力研究開発機構の東海再処理施設(茨城県東海村)だ。廃止措置に入った今も排出は続いている。(宮尾幹成) トリチウムは、汚染水を浄化処理する多核種除去設備では取り除けない。経済産業省によると、福島第一の処理水に残留するトリチウムは約860兆ベクレル。処理水は今後も増え続ける半面、海洋放出は30年程度かける計画のため、その間に半減期12・32年のトリチウムは一定程度消滅する。 東海再処理施設は1977年から2007年まで、新型転換炉ふげん(福井県敦賀市、廃止措置中)や原発の使用済み核燃料を再処理した。30年間の処理量は
千葉県市川市第一庁舎4階の市長室にユニットシャワーが設置され、市議などから疑問視する声が上がっていることを巡り、市議会は3日、「シャワー室の撤去」を賛成多数で決議した。決議では、設置・撤去に関する費用を村越祐民(ひろたみ)市長の報酬減額で充てるよう求めている。決議を受け村越市長は「今回の議決を重く受け止め真摯(しんし)に対応してまいります」とのコメントを出した。 定例会代表質問・一般質問最終日の3日、7会派(一人会派含む)から「市長室に設置されたシャワー室を撤去し、原状回復を」、2会派から「シャワーをはじめとする執行差金及び契約差金等の使途の調査に関する特別委員会設置」の2つの議案が提出された。採決で撤去を求める決議案が賛成28人、反対13人で可決、特別委設置案は賛成13人、反対28人で否決された。
新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言下で行政からの休業要請に応じているにもかかわらず、一部の飲食店に匿名の張り紙などで休業を求める行為が相次いでいる。こうした行為はインターネット上で「自粛警察」と呼ばれ、店主らは「行き過ぎた嫌がらせだ」と反発。識者は「日本特有の同調圧力が悪い方に出た」と指摘する。 「安全のために、緊急事態宣言が終わるまでにライブハウスを自粛してください。次発見すれば、警察を呼びます。近所の人」。四月二十六日、東京・高円寺のダイニングバー「いちよん」の看板に張り紙が見つかった。 店主の村田裕昭さん(41)によると、同店は飲食店。都は午後八時までの営業を求めているが、緊急事態宣言を受け四月十日から自主休業した。店内のスペースではこれまで、不定期でライブを開催しており、二十六日は女性歌手のライブを無観客でネット配信した。 ライブハウスは休業要請対象だが、都は同時に複数の
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、京都工芸繊維大の山川勝史准教授(計算流体力学専攻)が構築した、ウイルス飛散による電車内での感染リスク予測のシミュレーションが注目されている。満員電車では座席付近より、立っている人が多いドア付近の方が三倍近くリスクが高まる。新型コロナウイルスについても似た傾向が予測されるという。 シミュレーションは二〇〇九年に大流行した新型インフルエンザの感染ルートを明らかにするため、流行当時の罹患(りかん)率を基に一三年、京浜東北線の一車両をモデルに使って行った。 一車両に二百六十四人(ドア付近百二十人、座席付近百四十四人)が乗る満員電車の中で、ウイルスに感染した患者がマスクをした状態でせきをしたと想定。一回のせきで放出される飛沫(ひまつ)(直径〇・〇〇五~二ミリ)にはウイルス十万個が含まれるが、マスクによって九万個の飛散が防げたとして、残り一万個がどう広がるかを計算
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