ここ数年猛威を振るい、昨年あたりから日本での被害事例も増えてきた「ランサムウェア」(身代金型ウイルス)。その標的は、パソコンやスマホが主流だったが、しかし今回新たに、ランサムウェアが、スマートテレビ(ネット接続テレビ)をロックした事例が確認された。 このランサムウェア「FLocker(エフロッカー)」は、本来Andoroidベースのモバイル製品を対象にしたランサムウェアだが、作成者が検出を回避するために「改良」し続けた結果、すでに7,000以上の亜種が確認されている。日本語での脅迫文表示にも対応済みだが、ロシアやハンガリーなど、東欧圏の一部国家では作動しない。 そして今回、「FLocker」が、Android搭載スマートテレビやTV Boxに感染した事例が、トレンドマイクロにより確認されたという。この「FLocker」は、とくにスマートテレビ用に改良されたものではなく、従来のFLocker