発売されたばかりのMOE4月号を読んだ。 表紙に大きく「ヨシタケシンスケってすごいの?」なんて書かれたら、気になって気になって手に取らずにはいられなかったのだ。 ヨシタケシンスケさんは今や大人気の絵本作家である。 デビューして4年。デビュー作である『りんごかもしれない』が店頭に並んでいた時に私ははじめてヨシタケさんの絵本を読んだ。 「あれ?これは…なんだ?」 不思議な絵本だと思った。と、同時に「こういうこと考えたことあったな」「あ、そういう見方もあるんだ」などしばらく考えつつ、楽しんでいる自分がいた。 ヨシタケさん自身、「これは最初で最後の絵本だと思ったので、自分が面白いと思った絵本の要素を全部つめこんだ」と記事に書かれている。デビュー作にして代表作なんて単純に「すごい!!」と思ってしまった。 ヨシタケさんは長いこと隠れながら落書きのように絵を描いていたらしく、大きい絵が描けないらしい。絵