【ブリュッセル=井田香奈子】フェルメールの名画などを所蔵するオランダ・ハーグのマウリッツハイス美術館が22日、大規模な改修計画を発表した。美術館の向かいにあるアールデコの建物と地下通路でつなぎ、面積を倍増する。2012年春から改修工事が始まるのに伴い、フェルメールの代表作「真珠の耳飾りの少女」など約50点が日本に貸し出され、展示される。 12年の7〜9月に東京都美術館で、同年10〜12月に神戸市立博物館で展覧会(朝日新聞社など主催)が開かれ、その後、約35点は米国に貸し出される予定だという。改修は14年半ばに終了する予定。