<若い人材にあふれるデジタル改革省が、ワンストップの行政アプリを機敏にアップデート。すでに敵報告や戦災の補償申請など70の機能に対応し、戦時下で正常に機能している。省の野望は、行政サービスの100%デジタル化だ> 多くのITスペシャリストを擁するウクライナで、デジタル技術が人々の生活の復興を加速している。その中心となっているのが、政府公式アプリの「Diia(ディーア)」だ。 もともとデジタル身分証などの機能を提供していたが、いまでは戦地を逃れた避難民が支援金を申請したり、ロシア兵を見かければその位置を入力できたりと、戦災下で求められる機能をワンストップで提供している。 Diiaは2019年発足のデジタル改革省が開発を指揮している。ウクライナを欧州のITハブに成長させるべく、その下地として国民生活のデジタル化対応を推進するプロジェクトだ。すでに出生届の提出など、72種の行政サービスがアプリか
2019年5月に第6代ウクライナ大統領に就任したウォロディミル・ゼレンスキー氏は、大統領選挙の際に「国家をスマートフォンの中に入れる」という公約を掲げて選挙活動を行いました。その公約に基づいて作成されたアプリ「Diia」では、行政サービスがスマートフォンで受けられるほか、戦争状態にあるロシア軍の動きを報告できる機能などの追加機能が実装されていることが報告されています。 Ukrainians use the same app to file taxes and track Russian troops https://www.axios.com/2023/05/26/ukraine-diia-app-fedorov-russian-troops ゼレンスキー大統領は就任後、第一副首相兼デジタル改革担当大臣のミハイロ・フェドロフ氏に対して「世界で最も便利なガバナンスシステムを開発すること」と指
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