インデックス投資の世界でも良く「複利効果」という表現を目にします。利が利を生むことで、指数関数的に資産が増える様子の説明などに出てきますが、それは必ずしも正しくありません。インデックス投資の対象はリスク資産であり、そのリターン(期待される利率)はマイナスにもなるからです。 一方で、リターンの変動に関わらず常時作用する複利効果も存在します。長期投資でこれを軽視すると、損する結果になります。 更新情報 記事の構成を見直しました。 そもそも複利効果とは 複利効果の話が出る時、こんなグラフを見せられると思います。 これはこちらのみらい電卓で数値入力してグラフを描いてもらったものです。年利5%で毎月5万円を積み立てると、30年で倍以上に増えます、ということを示しています。これはそういう複利の毎月積み立て型定期預金があれば確かにそうなります。(約20%の譲渡税の話は無視します。)が、インデックス投資で