日本人は、外国人に比べると金銭教育を受けていない分、金融リテラシー(お金の知識と判断力)が外国人に比べると低いといわれています。家計の金融資産に占める日米欧の違いをみてもそれは顕著に現れています。 家計における金融資産の日米欧比較 ※「資金循環の日米欧比較」日本銀行調査統計局2017年8月調べ このグラフからも分かるように、日本の金融資産はほとんど「現金・預金」で保有されており、その残高は約900兆円とアメリカやヨーロッパに比べるとその割合はとても高く、逆に株・債券や投資信託などの「リスク性資産」への割合はとても低くなっています。 日本人がこの「リスク性資産」で運用している割合は、わずか約16.8%。一方、アメリカでは52.4%、ヨーロッパでは31.6%と日本よりもかなり高い水準にあります。 これは果たして日本人が金銭教育を受けていないからでしょうか。今回は、そんな日本人と外国人のお金の考