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  • 「論文入門」というより「学問全般への入門」・小熊英二『基礎からわかる論文の書き方』 - そういちコラム

    このあいだ小熊英二『基礎からわかる論文の書き方』(講談社現代新書、2022年)を読みました。 書の話をする前に、著者の小熊英二さん(1962~)について。それが書を語るうえで大事なのです。ご存じの方も再確認ということで。 *** 小熊さんは著名な社会学者で慶応義塾大学教授。東京大学の農学部を卒業後、岩波書店に数年勤務しましたが、東大の社会科学系の大学院に入りなおして博士号を取得。 大学院在学中に、修士論文を書籍化した『単一民族神話の起源』(1995年)が出版され、評判となる。 その後は博士論文にもとづく『〈日人〉の境界』(1998年)や、『〈民主〉と〈愛国〉』(2002年)、『1968(上・下)』(2009年)などを著す。これらの代表作はいずれも、近現代の日の社会・思想を扱った学術的な大著です。このほかにも、話題になったいくつもの著作がある。 それらの仕事は高い評価を得ていますが、

    「論文入門」というより「学問全般への入門」・小熊英二『基礎からわかる論文の書き方』 - そういちコラム
  • 「技術革新がペースダウンしている」という説 - そういちコラム

    美術・音楽・文学などのさまざまな表現で、20世紀末以降「新しいものが生まれにくくなっている」ということは、専門家やマニアのあいだでたまに言われます。私もそのように思っている1人。 ただ、文化的な領域で「何が新しいか」は、感覚的・主観的なところがありますね。だから「新しいものが生まれにくくなっている」というのを誰かに伝えようとしても、話がかみあわないことが多いです。 そこで、「創造」のなかでも文化よりはいくらか客観的な議論ができそうな「技術革新」のことに、話を絞りたいと思います。 *** 「技術革新が今後どうなっていくか」については、識者のあいだではっきりと対立があります。 この問題を論じる識者のうちの多数派は、「技術革新は今後さらに加速する」と言っている。そして驚異の未来技術や、その影響などについて語る。 しかし一方で、技術革新について「この数十年間でペースダウンしている」と指摘する比較的

    「技術革新がペースダウンしている」という説 - そういちコラム
    mazmot
    mazmot 2022/05/22
    子どもの頃「テレビも発明された。電話も発明された。飛行機も飛んでる。もう新しい発明なんてない。もっと昔に生まれたかった」と悲観したものだが、実はその後の変化のほうがずっと大きかった、と生徒にいつも話す
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