私はソフトウェア開発が好きだ。私には、理想的なソフトウェア開発の姿がある。そして、それはかつて経験した強烈な体験が原点となっている。その体験をもう一度したくて今があるんだ。 ソフトウェア開発を心の底から本当に楽しいと思ったのは大学院のときに研究室の仲間とゲームを作ったときのことだった。 そのプロジェクトは、ゲームを作りたい研究室の先輩と、絵と音楽が得意な同期の友人と、そして、プログラミングがしたい私の3人で始まった。 その当時の私はゲームそのものの企画や仕様を考えるよりも、プログラムのアーキテクチャを考えて、プログラミングすることが大好きになっていた。 その研究室の先輩がゲームを作りたいというので、私は自分の腕を活かしたいし、プログラミングをする題材を探していたので、その話にすぐに乗った。 仕様について喧々諤々とした議論を朝も夜も続けて、議論してないときはプログラミングを続けた。寝食を忘れ