福岡県香春町の小学校で今月12日、男性教諭(52)が6年生全員に対し「6年生は粗大ごみ。先生にとって卒業式は大掃除であり、クリーン作戦だ」と発言していたことがわかった。教諭はその場にいた教頭から「不適切な発言」と注意され、子どもたちに謝罪。校長ら3人が12日以降に6年生全員の自宅を訪ね、保護者に謝罪した。 町教委や校長によると、教諭は5年生の担任で、同校の生活指導も担当。体育館で12日に行った5、6年生合同の卒業式練習の最初に「粗大ごみ」発言をした。校長らに対して「卒業式の練習をしっかりやってもらおうと気合を入れるためだった」と説明、「申し訳ない」と反省しているという。 学校は12日に町教委に経緯を報告。荒木博史教育長は教諭のほか管理責任を問い校長も口頭で注意した。荒木教育長は「このような発言は誠に遺憾。教諭らに対しても人権教育を徹底させたい」と話した。 同校の卒業式は19日に予定さ