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ブックマーク / www.titech.ac.jp (3)

  • ヒッグス粒子

    2013年のノーベル物理学賞は「質量の起源の理解につながる機構の発見」という理由で、フランソワ・アングレール氏とピーター・ヒッグス氏が受賞しました。一般には「ヒッグス粒子の存在を予言した二人」として知られているかもしれません。 ヒッグス粒子は、我々の宇宙が生まれたばかりのときに起きた大進化(「相転移」と呼びます)の直接証拠になるものです。宇宙の誕生直後に光の速さで飛び回っていたあらゆる種類の粒子が、この相転移が起きたことを境にゆっくり減速できるようになり、つまり、素粒子が質量をもつようになりました。このヒッグス機構と呼ばれる質量獲得の仕組みのおかげで、我々の宇宙では原子や分子が構成され、星や銀河が生成し、そしていま、我々人類が存在しているのです。よってこの機構は、宇宙初期段階での変革の中で最も重要なもののひとつであるといえます。 この仕組みをアングレール氏とヒッグス氏が1964年に考案しま

    ヒッグス粒子
  • 4個の中性子だけでできた原子核を観測 テトラ中性子核の新たな証拠「原子番号ゼロの世界を開拓」

    東京工業大学 理学院 物理学系の中村隆司教授、近藤洋介助教の参加する国際共同研究グループ(理化学研究所仁科加速器科学研究センター、ダルムシュタット工科大学、東京工業大学理学院物理学系、東京大学大学院理学系研究科附属原子核科学研究センター他)は、理研の重イオン[用語1]加速器施設「RIビームファクトリー(RIBF)[用語2]」の多種粒子測定装置「SAMURAIスペクトロメータ[用語3]」を用いて、4個の中性子だけでできた原子核「テトラ中性子核」の観測に成功し、陽子を含まない複数個の中性子が原子核を構成して存在できる新たな証拠を得ました。 研究成果は、陽子を1個も含まない、いわば「原子番号ゼロ」の奇妙な原子核を観測したもので、原子核、ひいては元素の安定性を決定づける「核力」のモデルを大きく変える可能性があり、さらには謎の多い超高密度天体である中性子星[用語4]の理解にもつながると期待できます

    4個の中性子だけでできた原子核を観測 テトラ中性子核の新たな証拠「原子番号ゼロの世界を開拓」
    mizdra
    mizdra 2023/06/02
    「陽子さん」の読みが「ようこさん」なのか「ようしさん」なのかが気になる
  • エッジ端末に適した小型省電力プロセッサを実証 従来比3.8倍のエネルギー効率でヘルスケアIoTに道

    要点 IoT化を促進する小型で省電力なプロセッサアーキテクチャを設計 65 nm CMOSプロセスを用いながら小型(1 mm×1 mm)プロセッサLSIの開発に成功 既存の最小プロセッサより2.7倍の電力効率、3.8倍のエネルギー効率を実現 条件次第ではアルカリボタン電池で約100日連続稼働可能 概要 東京工業大学 工学院 情報通信系の原祐子准教授らは、IoTの高度化において必要不可欠になる小型・省電力性を兼ね備えた新たなプロセッサ[用語1]を設計し、そのプロセッサの大規模集積回路(LSI)の開発に成功した。ヘルスケアデバイスを想定した異常検出においては、商用の最小プロセッサであるARM Cortex-M0の1.4倍高速でありながら電力効率は2.7倍、エネルギー効率は3.8倍を達成した。 既存のプロセッサは多様化するアプリケーションのニーズに合わせ、大規模化と消費電力の増加が進んでいるが故

    エッジ端末に適した小型省電力プロセッサを実証 従来比3.8倍のエネルギー効率でヘルスケアIoTに道
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