不動産鑑定士の男性は、リストに目を見張った。長崎市大黒町、万才町、元船町、桶屋町…。「平地の少ない長崎の中心部で、これだけの土地が不動産市場に現れることは、めったにない」 ⇒【画像】民間資本による跡地活用が検討されている県警本部。バスが行き交う目抜き通りにある リストは、長崎県や警察、市が所有し、移転などのため売却や民間資本を使った再開発が見込まれる公用地が7カ所並ぶ。例えば、年末から年始にかけて移転する県庁舎や県警本部。2020年度には長崎署が、22年度に長崎交通産業ビルに入る県営バスターミナルが、ともに駅西側に移る。ほかにも、市役所別館などが22年度の市庁舎移転に伴い、有望な「未利用地」となる。 国税庁が公表する路線価の1・25倍に当たるとされる、実勢に近い土地評価額を試算すると、総額25億円。鑑定士いわく「最近、長崎駅前では路線価の2倍程度で売買交渉される例も」。狭い都心に突如出現
真っ赤なTTでビューン。 今回の相棒は、大人が夢中で遊べるクルマ、TTだ。小ぶりな2リッターエンジンなのに286馬力※をたたき出す。高速道路もスイスイ。アクセルを踏めば、ブロロロという低く太いエンジン音を背に、ぐいぐい走り出す。坂道の多い長崎の道だってなんのその、いつでもどこでも行きたいところへ連れて行ってくれる、実に楽しい相棒だ。 そのTTで向かったのは、ぼく自身、三度目となる長崎だ。 こんなにもコンパクトに、様々な歴史と異国情緒、それに人々の生活が詰まった港町、他にない。 行き交う街角に立って、目を閉じてごらん。クルマの行き交う音に路面電車がやってくるモーターの音が入り混じり、長崎港から汽笛が聞こえ、列車がレールを打つ音がする。ここは坂道の街だ。きっと平らなところに全てがぎゅっと詰まっているからこんなふうに聞こえるんだろう。見上げれば、住宅や学校、お寺や教会、異人館が斜面にぎっしりと建
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く