Wiley社、米国のCarolina ConsortiumとOA契約を締結 | 科学技術情報プラットフォーム
Wiley社は、1月12日、Carolina Consortium※とOA（オープンアクセス）契約を締結したと発表した。契約は3年。 これにより、41の参加機関の会員は、Wiley社のすべてのハイブリッドジャーナルおよび購読ジャーナルにアクセスでき、研究者は同社の1,400の全ハイブリッドジャーナルにOAで論文を出版できる。 同社は、バージニア州のVIVAコンソーシアムやCMU（Carnegie Mellon University、カーネギーメロン大学）など、米国のコンソーシアム、研究機関、政府機関とOA契約を締結している。 ※米国のノースカロライナ州およびサウスカロライナ州の176の公立図書館、セミナリースクール、コミュニティーカレッジ、公立大学、私立高等教育機関からなる図書館コンソーシアム。 ［ニュースソース］ Wiley and Carolina Consortium Partner
De Gruyter社、チェコのCzechELibとread and publish契約に合意 | 科学技術情報プラットフォーム
De Gruyter社は、4月3日、チェコ共和国（チェコ）のCzechELibとread and publish契約に合意したと発表した。 CzechELibは、チェコの学術機関の学術情報の充実を目的とした、電子情報リソースの購入をサポートするプロジェクト。 read and publish契約により、CzechELib参加機関は、De Gruyter社のコレクションにアクセスでき、著者は同社のゴールドOA（オープンアクセス）ジャーナルおよびハイブリットジャーナルに追加料金なしで論文を出版できるようになる。 ［ニュースソース］ De Gruyter and CzechELib sign "read and publish" agreement for access and open access ― DE Gruyter 2019/04/03 (accessed 2019-04-04) ［
ケンブリッジ大学出版局、ドイツのバイエルン州立図書館とRead & Publish契約に合意 | 科学技術情報プラットフォーム
ケンブリッジ大学出版局は、4月2日、ドイツ研究振興協会（Deutsche Forschungsgemeinschaft）の資金援助を受けた、ドイツ国内の大学、研究機関、学術図書館などのコンソーシアムを代表するバイエルン州立図書館（Bayerische Staatsbibliothek, BSB）とRead & Publish契約に合意したと発表した。契約期間は3年。 これにより、同コンソーシアムに所属する機関の研究者は、公的助成を受けた論文をケンブリッジ大学出版局のハイブリットジャーナルにOA（オープンアクセス）で出版でき、同出版局のジャーナルにアクセスできる。 ケンブリッジ大学出版局は、過去に、スウェーデンのBibsam Consortiumやオランダ大学協会と同様の契約を結んでいる。 ［ニュースソース］ Cambridge University Press reaches major
JSTOR、文学作品とその一節を引用した文献を検索するツール”Understanding Great Works(β版) ”を公開 | 科学技術情報プラットフォーム
JSTORは、11月28日、文学作品とその中の節を引用した文献を検索するツールUnderstanding Great Works(β版)を公開した。これにより、ユーザーはタイトル、著者から文学作品を検索でき、本文と、当該作品の節を引用した文献のリストを閲覧することができる。 Understanding Great Works(β版)は、本文の一節ごとにリンクをはっており、リンクを開くとその節を引用した文献を表示する仕組みになっている。なお、文学作品はOA（オープンアクセス）で公開されている。リンクされている文献の閲覧等に、機関または個人アカウントが必要な場合もある。 ［ニュースソース］ Understanding Great Works: a new research tool on JSTOR ― JSTOR 2018/11/28 (accessed 2018-11-29)
純粋に研究したいなら大学は相応しくない、かもしれない（記事紹介） | 科学技術情報プラットフォーム
「世界大学ランキング」を公表しているTHE（Times Higher Education）は、11月8日、"If you love research, academia may not be for you"（試訳：研究を愛しているのなら、アカデミアはあなたには合わないかもしれない）と題する記事を掲載した。 本記事では、「教授」「准教授」「助教授」「ポスドク・調査員」「博士課程の学生」がどれくらいの時間を、「研究」「研究指導」「授業」「タスクの管理と整理」「収集」「知識の移転」に費やしているかの調査結果を紹介。研究時間に費やせる時間が最も少ないのは、教授・准教授であったことや、彼らの超過勤務時間の多さを示し、純粋に研究したい者にとっては、大学は最適な場ではないと述べている。 ※記事全文を読むにはログインが必要です。 ［ニュースソース］ If you love research, acade
ケンブリッジ大学出版局、4誌の既存ジャーナルのゴールドOA化を発表 | 科学技術情報プラットフォーム
ケンブリッジ大学出版局は、10月22日、同出版局が発行する4誌の既存ジャーナルをゴールドOA（オープンアクセス）化すると発表した。 2019年1月1日から、"Epidemiology & Infection""Genetics Research""Primary Health Care Research and Development""Netherlands Journal of Geosciences"をゴールドOAに転換する。 2020年にはさらに多くのジャーナルのゴールドOA化を進める計画だという。 ［ニュースソース］ Cambridge University Press converts more journals to Gold Open Access ― Cambridge University Press 2018/10/22 (accessed 2018-10-23)
流れは購読料モデルへと変わっている（記事紹介） | 科学技術情報プラットフォーム
Scholarly Kitchenは3月6日付けで、"Catching the Wave - The Tide Turns Toward the Subscription Model"（試訳：波に乗れ － 流れは購読料モデルへと変わっている）と題する記事を掲載した。執筆者はRedLink社 CEO Kent Anderson氏。 購読料モデルはいまだ広く普及しており、オープンアクセス（OA）は今後も学術出版経済において相対的に少数派であり続けるだろう。最近開催されたResearcher-to-Reader（R2R）会議ではOA単独のビジネスモデルの困難さが一貫したテーマであった。 また本記事内の、「討論」のコーナーでは、YouTubeやWiredなどの一般消費者向けにおいて購読料モデルによるサービス展開が成功を収めていることについて、Roger C. Schonfeld氏らとの意見交換も掲
OAの状況：OA論文の普及と影響についての大規模分析（査読版）が公開 | 科学技術情報プラットフォーム
2017年8月に小欄で紹介した論文のオープンアクセス（OA）の状況を調査した記事（プレプリント版）"The State of OA: A large-scale analysis of the prevalence and impact of Open Access articles"（試訳：OAの状況：OA論文の普及と影響についての大規模分析）の査読版（PDF：23ページ）が2月13日、PeerJで公開されている。 本記事は、以下3つのカテゴリーに区分し、論文のOA状況を調査したもの。 1）Crossref DOIを付与されたジャーナル論文 2）Web of Scienceに最近索引されたジャーナル論文 3）"Unpaywall"の利用者が閲覧した論文
インパクトファクターの高い医学誌のオープンアクセス方針（調査報告書） | 科学技術情報プラットフォーム
医学誌のオープンアクセス（OA）方針を横断的に調査した報告書（プレプリント版）"Open access policies of high impact medical journals: a cross-sectional study"（試訳：インパクトの高いジャーナルのオープンアクセス方針：横断的調査）（pdf:32ページ）を紹介する。 抄録より Journal Selectorを用いて、2015年のインパクトファクターが15以上の37ジャーナル（14出版社）を選定した。これらジャーナルのオープンアクセス（OA）方針に関する情報をウェブサイト等から収集し、医学誌のOA提供状況を調査した。レビュー論文のみを出版するジャーナルは対象から外した。 37誌はすべて、最長12か月までのエンバーゴを伴う何らかのOAを提供していた。一定条件下（例：特定の研究助成機関）でCC BYによる即時OAを提供す
英国：THE、世界大学ランキングでエルゼビア社との業務提携契約を継続 | 科学技術情報プラットフォーム
世界大学ランキングを提供するTimes Higher Education（THE）とエルゼビア社は1月18日、複数年の業務提携契約の継続を発表した。 THE社は2014年11月にエルゼビア社と業務提携契約を締結し、同社の提供する世界大学ランキング（World University Rankings）に関連した大学のパフォーマンス分析に、エルゼビア社のScopusデータベースと研究分析ツールSciValを採用した。 [ニュースソース] New Multi-year Partnership Sees Times Higher Education Continue to Draw on Elsevier's Scopus Data for its World University Rankings － エルゼビア 2018/1/18
フィンランドと韓国がエルゼビア社と3年間の雑誌購読契約を締結 | 科学技術情報プラットフォーム
フィンランドの国立電子図書館FinELibコンソーシアムとエルゼビア社はこのたび、雑誌購読に関する3年間の契約を締結した。本契約は13大学、11研究機関、および11応用科学大学に対する、ScienceDirect収録誌1,850誌の購読を供与する。 また韓国についても、長期にわたる交渉の結果、2020年までの契約を締結した。Science誌が伝えるところによると、エルゼビア社は4.5％の値上げを要求していたが、3.5％から3.9％（2017年比）で落ち着いたようである。 [ニュースソース] FinELib and Elsevier reach agreement for subscription access and open access publishing － エルゼビア 2018/1/17 South Korean universities reach agreement with
出版社連合、著作権バトルでResearch Gateにより一層強固な姿勢 | 科学技術情報プラットフォーム
Times Higher Education（THE）によると、研究者向けソーシャルネットワークサービスResearchGateは論文の削除を求める出版社グループの要求に応じる形で、論文170万件について容易に利用できなくする処置を講じたと報じている。 エルゼビア社、ワイリー社等出版社５社による連合（Coalition for Responsible Sharing、CRS）は10月初め、ResearchGateに対し著作権の侵害を理由に削除通知を送付した。それ以降、これら出版社の論文（93％相当）の即時ダウンロードができない措置を講じ、利用者は著者に複写依頼をしなければならない事態となっている。 CRS側は、「前向きな措置」ではあるものの、パブリックドメインへの再アップロードは可能であり、著作権を侵害していることに変わりない、とコメントしている。 [ニュースソース] Publishers
エルゼビア社とのライセンス契約を巡り、ドイツの研究者5人が相次いで編集者を辞任 | 科学技術情報プラットフォーム
Science誌によると、エルゼビア社とドイツ全体でのライセンス契約の締結を目指すDEALプロジェクトとのオープンアクセス（OA）と購読料に関する交渉の最中、ドイツ有数の研究者5人がエルゼビア社の出版するジャーナルの編集者を辞任したと報じている。これら研究者5人に続き、今後辞任する研究者が増えることが予想される。 2016年12月にDEALとエルゼビア社とのライセンス契約交渉が決裂に終わり、一時ジャーナルへのアクセス権が喪失したが、エルゼビア社は2017年2月にアクセス権を回復させ、その後も交渉が続けられていた。しかし4月には再び交渉が不調に終わったと発表していた。 他方、シュプリンガー・ネイチャー社とワイリー社とは2017年より交渉を開始し、両出版社とは基本的な合意に達し、2018年末まで購読契約が延長された。 [ニュースソース] German researchers resign fr
ジャーナルの混乱－今のPubMedはいったい何なのか？（記事紹介） | 科学技術情報プラットフォーム
The Scholarly Kitchenに9月7日にPubMedに関する記事" A Confusion of Journals — What Is PubMed Now?"（試訳：ジャーナルの混乱－今のPubMedはいったい何なのか？）が掲載されている。著者はRedLink社CEOのKent Anderson氏。本記事は現在のPubMedに問題を提起するもの。 ＜記事の要約＞ 20年前、PubMedはMEDLINEのオンラインの入り口として信用を与えるシステムであった。MEDLINE/PubMedに収録されるジャーナルであれば、徹底した、正当なジャーナルとしての評価が得られた。MEDLINEの収録基準に基づいてフィルターにかけられているからである。 Anderson氏は、Neuroscience誌に掲載された論文"The surge of predatory open-access i
ワイリー社、新しいデータ共有･引用指針を発表 | 科学技術情報プラットフォーム
ワイリー社は9月14日、新しいデータ共有･引用指針を発表した。本指針はencourage（奨励）、expect(期待)、 mandate（義務）の3つからなり、出版に際しこれら3つの指針のいずれかが適用される。 研究データには、生データ、処理されたデータ、ソフトウェア、アルゴリズム、プロトコル、方法、材料などが含まれる。 データ引用方針は、論文、書籍、Web引用と同様の方法でデータを引用すること、および参照リストの一部としてデータ引用を含めることを要求している。 [ニュースソース] Wiley announces new Data Sharing and Citation policies to improve transparency in research － Wiley 2017/9/14
次世代のデータ管理計画（記事紹介） | 科学技術情報プラットフォーム
英デジタルキュレーションセンター（DCC）とカリフォルニアデジタル図書館（CDL）カリフォルニア大学キュレーションセンター（UC3）は、このたび、各組織のデータ管理計画ツール "DMPonline"と"DMPTool"の統合に関する進捗報告書(pdf:10ページ)を公表した。 本プロジェクトは、データ管理計画（DMP）の課題に取り組み研究に携わる関係者にとって、より有益なものとすることを目的としている。報告書では共同開発工程と機械で実行できる（machine-actionable）DMPの実装事例にフォーカスした今後の改善点を報告する。 [ニュースソース] Next-Generation Data Management Plans: Global Machine-Actionable FAIR － International Journal of Digital Curation 2017
エルゼビア社、米ソフトウェア開発会社bepress社を買収 | 科学技術情報プラットフォーム
エルゼビアは８月２日、米国のソフトウェア開発会社であるbepress社を買収したと発表した。 bepress社は1999年にカリフォルニア大学バークレー校の教員３人により設立された。元々ジャーナル出版を手がけていたが、現在の主な事業は学術コミュニケーションと研究成果普及のための基盤開発である。同社が開発したクラウドベースの機関リポジトリシステムDigital Commonsには米国の著名な大学が500以上参加している。 Scholarly Kitchen８月３日付け記事"Elsevier Acquires bepress"（試訳：エルゼビア社bepressを買収）は次のように述べている。 「エルゼビア社のbepress社買収は、コンテンツのライセンス供与から、プレプリント、アナリティクス、ワークフロー、意思決定支援へと転換するエルゼビア社の戦略に沿ったものであり、エルゼビア社は今や、シング
米国：OSTP長官が未だ指名されず、研究プログラムが中途半端な状況（記事紹介） | 科学技術情報プラットフォーム
ネイチャー誌7月11日付け記事"White House's dwindling science office leaves major research programmes in limbo"（試訳：科学局の縮小により、主な研究プログラムが中途半端な状況）によると、米国大統領府科学技術政策局（OSTP）長官（サイエンスアドバイザー）は未だ指名されておらず、オバマ政権時に在籍した職員130人は35人に縮小した。さらに政治とは関係のない（あるいはキャリア）職員が流出し、6月30日時点で4人のシニア職員が残るのみである。 政府によると候補者を3～4人検討しているというが、発表の時期は言及していない。司令塔不在の中、各機関は宙ぶらりんのまま、主な研究プロジェクトを進めざるをえない状況が続いている。 [ニュースソース] White House's dwindling science office
ドイツ ベルリンの4大学、エルゼビア社との雑誌購読契約の更新を行わないと発表 | 科学技術情報プラットフォーム
ドイツ ベルリンの大学4校（シャリテ医科大学、 ベルリン自由大学、フンボルト大学ベルリン、ベルリン工科大学）は6月30日、エルゼビア社との雑誌購読に関する2017年末の雑誌購読契約の更新を行わず、引き続き公正な価格と知識への無料のアクセスを要求するとの声明を発表した。 本声明は、ドイツ大学学長会議（German Rectors' Conference、HRK)が主導する、電子ジャーナルのドイツ全体でのライセンス契約の締結を目指すDEALとエルゼビア社との交渉決裂を受け、発表されたもの。 2016年には70機関以上がエルゼビア社との雑誌購読契約を取り止めている。 [ニュースソース] Freie Universität Berlin, Humboldt-Universität zu Berlin, Technische Universität Berlin, and Charité – Uni
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く
「デジタルアーカイブ」と「研究データ」の出会いシンポジウム（開催案内） | 科学技術情報プラットフォーム