リレーショナルデータベースのデータ構造は、大きく「物理構造」と「論理構造」に分けられます。前回解説したデータファイル、オンラインREDOログファイル、制御ファイルなどのRDBを構成するファイルが物理構造です。今回はもう1つのデータ構造である、「論理構造」の役割を解説します。【更新版】 データベースの「論理構造」とは リレーショナルデータベース(以下、RDB)のデータ構造は、大きく「物理構造」と「論理構造」に分けられます。第2回『リレーショナルデータベースの3大構成要素とは?』で解説した、RDBを構成するOSファイル──Oracle Databaseでは、「データファイル」「オンラインREDOログファイル」「制御ファイル」は物理構造です。 それに対して、「社員表」のような表データなどを格納する表領域や、セグメント、エクステント、データブロックのような、データ管理を容易にするための内部的に使う