ブックマーク / www.vice.com (6)

  • 戦争を生き延びるウクライナのレイヴシーン

    この記事はVICE Netherlandsに掲載されたものです。 近年、活気にあふれた先進的なダンスシーンにより「ニューベルリン」と呼ばれるほどであったキーウ。しかし2022年2月24日のロシアウクライナ侵攻により、生活のさまざまな分野同様、この街のナイトライフ業界は苦境に陥った。 2022年10月、街でもっとも有名なヴェニューのCloserが周年を迎えたさいには、世界的に活躍する数々のDJがウクライナの首都へ向かい連帯を示した。しかしほとんどの場合、ウクライナのアーティストやパーティーピープルたちは自分たちの力だけでなんとかシーンを存続させてきた。驚くべきことに、シーンは戦争で壊されてなどいない。多くのウクライナ人DJやプロモーターは、災禍のなかにあっても最大限に活動してきた。 ミュージシャン/イベントオーガナイザーのハリー・プレドフ(Harry Pledov)は、ロシア侵攻後、ウクラ

    戦争を生き延びるウクライナのレイヴシーン
  • ダンスホール・レゲエの歴史

    ここ日においても絶大な人気を誇るレゲエ・ミュージック。音楽はもちろん、その文化やライフスタイルまで多大な影響を与え続け、今や日は世界を代表する「レゲエ大国」になりました。ハマっちゃった人はジャマイカを訪れ、現地の空気をおもいっきり吸い込み、更に刺激されて何度も足を運んでしまう。最近では、ジャマイカ人と日人の結婚も増えているそうで、産まれた子供はジャマイカン・ジャパニーズの意である「ジャパメカニーズ」なんて言葉もあるそうです。ここまで日が「レゲエ大国」になった理由のひとつとして、80年代後半から90年代前半にかけて、世界的に起こったダンスホール・レゲエ・ムーヴメントがあげられるでしょう。アメリカ、イギリスと並ぶ音楽消費大国の日にも、その波が押し寄せて来るのは当たり前のこと。その後、サウンドシステム・シーンが確立され、レゲエ・ダンサーも大活躍。「横浜レゲエ祭」は日を代表する夏フェス

    ダンスホール・レゲエの歴史
  • 英国サウンドシステム・カルチャーの軌跡

    The Saxon sound system crew, 1983. Photo courtesy of the Maxi Priest collection 「まだハダーズフィールドにいた幼少期に壁ごしに聞いたベースの音が、私の一番古い記憶」。ノッティングヒルの<タバーナクル>で、2016年1月5日から17日に開催された『サウンド・システム・カルチャー:ロンドン(Sound System Culture: London)』展のキュレーターであるマンディープ・サムラ(Mandeep Samra)は回想する。「隣の人がよくブルース・パーティをやっていた。それにサブリミナル効果があったのかもしれない」 イギリスのサウンドシステム・カルチャーは、レゲエ史のなかで極めて重要な役割を果たしている。1954年のロンドンで、カリブ移民だった若き日の「デューク」・ヴィンセント・フォーブス(”Duke” V

    英国サウンドシステム・カルチャーの軌跡
  • 漫画村を追い詰めたハッカーが語る〈ブラックハッカー〉から〈ホワイトハッカー〉への道

    違法サイト〈漫画村〉が閉鎖した一連の事件は記憶に新しい。その裏で、容疑者を突き止めたひとりの若きハッカーがいた。かつては自らも違法行為をおこなっていたが、そんな彼が、ホワイトハッカーへと転身した経緯について聞いた。 ネット上の悪意と賞賛は、根っこが同じなのかもしれない。煽り、クソリプ、誹謗中傷、粘着、特定といった攻撃や、〈いいね〉を求める行為の多くは、他者から認められたいという〈承認欲求〉によるもの。顔の見えない他人からの書き込みに一喜一憂し、リアルな生活を脅かされる恐怖に翻弄されてまで、その欲を満たそうとするのは、SNS全盛時代の病理といえる。一方、ネットの悪と正義を明確に分けられるのかも疑問だ。素朴な正義感から火がつき炎上し、徹底的にターゲットを叩きのめす光景が日々、繰り広げられている。 「特定されるのが嫌なので、自分の住まいや見た目も定期的に変えています。匿名でいたいんです」と、語る

    漫画村を追い詰めたハッカーが語る〈ブラックハッカー〉から〈ホワイトハッカー〉への道
  • 福岡から世界のインターネット・コレクティブへ〈YesterdayOnceMore〉

    福岡を拠点とするインターネット・レーベル〈YesterdayOnceMore〉。2013年にスタートし、レーベル主宰者のshiggeをはじめ、豊富な音楽的経験と知識からレーベルを支えるcsk、創設メンバーであるHB、Machete、Mactuve、イベント〈Summer War Game〉を主催する103i、米国でも活動しているPhüeyとDJ NHK Guy、そしてスイスからはnuitunitなど、刺激的な〈new sounds, new beats〉を発表。更に東京のインターネット・レーベル〈cosmopolyphonic〉や〈TREKKIE TRAX〉などともコラボレーションし、今や世界を股にかけてビートを連射する〈インターネット・コレクティブ〉に成長した。 〈インターネット・レーベル〉の強みは、とにかくそのフットワークに尽きる。つくり手は、すぐさま音源を発表できるから、そのときのエ

    福岡から世界のインターネット・コレクティブへ〈YesterdayOnceMore〉
  • How 'Lofi Hip Hop Radio to Relax/Study to' Became a YouTube Phenomenon

    An infinite loop of a tired anime girl, sitting in a picturesque Miyazaki bedroom, writing revisions into her notebook, or reading a newspaper with a hot cup of coffee, or simply staring out of a lonely window on a rainy day. A very particular, very millennial breed of simmering downtempo pours through your laptop speakers; muffled drum machine pitter, a few lazy nocturnal synth beams, perhaps an

    How 'Lofi Hip Hop Radio to Relax/Study to' Became a YouTube Phenomenon
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