ライター・編集者。平成元年生まれのオタク女子4人によるサークル「劇団雌猫」メンバー。 劇団雌猫としての編著書に、『浪費図鑑』(小学館)、『だから私はメイクする』(柏書房)など。 個人としてもアンソロジー同人誌『女と女』を発行するなど、女性にまつわるさまざまなテーマについて執筆している。 初の単著『沼で溺れてみたけれど』(講談社)が発売中。
遊園地の施設メーカーが中心になって「エコライド」という乗り物を開発している。街中をジェットコースターの構造を生かして走行するということだが、本当にそんな乗り物が実現するのだろうか。また、安全性に問題はないのだろうか。担当者に話を聞いたところ……。 遊園地にある「ジェットコースター」が、ビジネスパーソンの通勤手段になるかもしれない――。「ん? なに寝ぼけたことを言ってるの? そんな乗り物なんてできるわけないでしょ」と思われたかもしれない。記者はほぼ毎日寝不足であるが、何もテキトーなことを言っているわけではない。信じられない話かもしれないが、夢のような乗り物が間もなく登場するかもしれないのだ。 その名は「エコライド」。多くの人は初めて聞かれたかもしれないが、遊園地施設メーカーの泉陽興業が30年ほど前から開発を続けているのだ。このようなことを書くと、「メーカーが興味本位でやっているだけでしょ。宣
社会保障と聞いて、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか。年金、医療、介護……いずれも今の自分には関係ないと思うかもしれません。しかし未来は「不確実」なものだからこそ、大学生のうちに社会保障を勉強する価値があるのだそうです。 明治大学4年生の私、白石が今までずっと気になっていた先生方にお話を聞きにいく、短期集中連載「高校生のための教養入門」特別編の第1弾。安定した学生生活から一転、卒業後に待ち構えている複雑な未来に対して、私たちはいったいどのように向き合っていけばいいのでしょうか。明治大学政治経済学部の加藤久和先生にお聞きしました。(聞き手・構成/白石圭) ――最初に、先生のご専門である社会保障論について教えてください。 いきなりですが、社会保障論と言っても定まった定義がないんですよね。たとえば経済学にはミクロ経済学とマクロ経済学というのがあって、どちらも教科書の内容は決まっているんですが、
今年、私たちはアメリカ同時多発テロ(9.11)から15年目を迎えた。この15年間で、世界はどう変わったのだろうか。現在までつづくイラクの混乱、過激派組織ISILの誕生、中東で続くテロの連鎖、欧米を中心に蔓延するイスラム教に対する嫌悪=イスラモフォビア――「9.11」がその後の世界に残したものとは。国際政治学者で、千葉大学教授の酒井啓子氏が解説する。2016年9月20日(火)放送TBSラジオ荻上チキ・Session22「911から15年。世界はどう変わったか?」より抄録。(構成/増田穂) ■ 荻上チキ・Session22とは TBSラジオほか各局で平日22時〜生放送の番組。様々な形でのリスナーの皆さんとコラボレーションしながら、ポジティブな提案につなげる「ポジ出し」の精神を大事に、テーマやニュースに合わせて「探究モード」、「バトルモード」、「わいわいモード」などなど柔軟に形式を変化させながら
国際協力の世界はドラマに満ちている。2016年7月1日夜(現地時間)、バングラデシュで7人の侍が命を落とした。ドラマといっても悲劇。テロリストグループに襲われた。ひょっとしたら、犠牲になったのは自分であったかもしれない。国際協力経験のある日本人の中には、そう思った人もいるに違いない。 国際協力の悲劇をテーマとしたノンフィクション映画もある。例えば、ルワンダのジェノサイドを描いた「ホテル・ルワンダ」。命を救うはずの国連職員がルワンダ人を見捨て、自分たちだけが生き残ろうとした。国連職員とて、本当はルワンダ人を救いたかったに違いない。しかし、自らの生命を危険にさらしてまで、という選択肢は組織のトップから拒否された。一方、120万人のツチ族や穏健派のフツ族が虐殺される中、ホテルに1,200人の難民を引き取り、生き延びたフツ族のホテルマンもいた。ポール・ルセサバギナである。救われる側の人物が知恵を活
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