最近、続々と報じられる声優の体調不良。なりたい職業ランキングの常連にもかかわらず、アイドル活動をする多くの若手女性声優が体調不良を訴え、活動を制限したり休止したり、中には適応障害と発表するなどメンタルの不調を訴える人も。なぜそのような事態に陥っているのだろうか。
「10年以上前からガンを患っており、最近は腰痛もひどく、長時間の拘束がある仕事は断わっていたようです」(知人) 『サザエさん』(フジテレビ系)の「フグ田マスオ」役や、『それいけ!アンパンマン』(日本テレビ系)の「ジャムおじさん」役を長く担当してきた声優・増岡弘さん(享年83)が、3月21日に直腸ガンで亡くなっていたことが、所属事務所から発表された。 【関連記事:声優総選挙1位の「山寺宏一」過去最高に難しかったポケモンの声】 2019年8月に「高齢により」との理由で、それぞれを降板してからは、『有吉くんの正直さんぽ』(フジテレビ系)だけが、飄々とした独特の語り口を聞くことができる、唯一の番組となっていた。 「晩年の増岡さんは、旅行で訪れたニュージーランドに魅せられて、移住を考えていましたが、『ずっと続けている声優学校の講師を、やめるわけにはいかない』と、断念したそうです」(事務所関係者) 東
東映アニメーションでパワハラを受けた従業員が不当に仕事を外され、労働組合が会社と団体交渉をしようとした所、労組役員の一人がXジェンダーの当事者で、通称を使用していたことについて会社側が「偽名」だと迫り、交渉に応じなかった。 労働組合「プレカリアートユニオン」は、今月7日、東京都労働委員会に不当労働行為救済を申し立てた。 労組役員は「失望と悲しみの気持ちです。交渉する上で、通称かどうかは関係ありません」と語る。仕事を外された従業員も「とてもひどいですし、子ども向けの作品を作ってきた会社がまさかこんなことを言うとは」と驚く。 パワハラを受け、不当に仕事を外されてしまったことに加えて、性的マイノリティへの差別的な態度を含め、団体交渉に応じない会社の姿勢について話を聞いた。 1/12(火)に行われた記者会見の様子(プレカリアートユニオン提供)突然仕事を外された2013年頃から東映アニメーションで働
アニメ版『ジョジョ』の総作画監督が語るアニメーター業界の「過酷な実態」:アニメ業界の「病巣」に迫る【前編】(1/2 ページ) 日本のアニメーションは今や、世界中で注目を集める一大コンテンツ産業となっている。だが一方で、アニメ業界には以前から、低賃金や長時間労働といった過酷な労働環境に置かれているという話も多い。本当のところ、アニメを制作する現場の実態は、どうなっているのだろうか? その疑問に明快な回答を提示してくれる書籍が、2020年初頭に出版された。玄光社刊の『アニメーターの仕事がわかる本』である。この書籍の画期的なところは、アニメ業界の第一線で活躍している現役アニメーターが、著者の1人に名を連ねている点だ。 西位輝実さんは、専門学校卒業後の1999年からアニメ-ターとして働くようになり、『蟲師』『キャシャーンSins』といった作品で作画監督として活躍。2011年の『輪るピングドラム』で
映画『プロメア』などで知られるアニメ制作会社トリガーと団体交渉を行い、裁量労働制の誤った運用による未払残業代などについて、円満解決となりました。 ブラック企業ユニオンは、映画『プロメア』『リトルウィッチアカデミア』や、NETFLIX配信『SSSS.GRIDMAN』などで知られるアニメ制作会社トリガーに対して、長時間労働や、裁量労働制の誤った運用による未払い残業代について団体交渉をしていましたが、今回同社と合意に至り、円満解決となりました。同社は今後、労働条件の改善に努めるとのことです。 トリガーに勤務していた組合員は、「大変でしたが、無事解決してよかったです。この業界で正しく裁量労働制が運用されることを願います。」と話しています。 ブラック企業ユニオンでは、これまでもマッドハウス、STUDIO4℃など、人気アニメ制作会社との団体交渉を行ってきました。特にSTUDIO4℃とは、裁量労働制の違
株式会社トリガーは、ブラック企業ユニオンを通じて長時間労働や裁量労働制の誤った運用による未払い残業代について元従業員と団体交渉を行っていましたが、今回合意に至り、円満解決となりました。弊社は今後も労働条件の改善に努めていきます。 株式会社トリガー
ご報告です。既に報道がありますが、昨年10月にアニメ制作会社STUDIO4℃の制作進行Aさんが裁量労働制の適用の違法性を巡って提訴した事件について、会社が何の合意も連絡もなく、請求額を一方的に全額支払ってきました。このため裁量労働… https://t.co/r4GjslYaRT
富山県に本社を持つアニメスタジオの株式会社ピーエーワークス(P.A.WORKS)が、自社で働くアニメーターの育成、採用で新たな方針を打ち出した。2017年6月1日に、公式サイトにて2018年度以降の「アニメーター育成および採用に関する新制度開始」を告知した。「育成」と「採用」の双方で、新制度を導入する。 まず2018年4月より「プロアニメーター養成塾」をスタートする。受講期間は1年間とし、“プロアニメーター”を掲げることから、専門学校や大学での教育と異なる現場直結の講座を目指すことになりそうだ。 また2019年4月より「社員アニメーター」採用制度も開始する。最初の「プロアニメーター養成塾」の受講終了とタイミングを合わせた採用開始であることから、養成塾から社員アニメーターに連続するキャリアを想定していることが窺える。いずれも詳細は今後告知する。 P.A.WORKSは、2000年にプロダクショ
キャリコネニュースTOP エンタメ 声優の顔出しがイヤだ、という人の声 「アニメにのめり込めない」「女性声優の水着姿とかいる?もう声優関係ないじゃん」 声優がテレビ番組に出演することは当たり前の光景になった。しかし、声優はあくまで声の仕事。顔を出してテレビに出ることを、快く思っていない人も少なくない。 ガールズちゃんねるに4月下旬、「声優の顔見たくない人集合」というスレッドが立った。スレ主は、好きな二次元作品はたくさんあるが、「私が好きなのは二次元のキャラであって中の人ではありません」と現状を憂いた。(文:石川祐介) 「絶対見たくないけど、今の時代避けられない。耐性つけるしかないのか」 「見たくないね。よくイケメンとかのCD?とかあるけど声優がブサイクだと思うと萎える」など、スレ主に共感を示す人は多かった。キャラクターと声優の顔のイメージが大きく違うと、モヤモヤ感を抱いてしまうのだろう。
アニメ制作会社「マッドハウス」で制作進行として働くAさん。多い月には1カ月間の総労働時間が393時間に及び、帰宅途中に倒れ、救急車で病院に運び込まれることもあったという。 現在、Aさんは、会社側に対して長時間労働の是正と未払い残業代の請求、パワハラの謝罪などを求めて団体交渉を申し立てている。その思いの丈を聞いた。 〈アニメ制作会社「マッドハウス」社員は月393時間働き、帰宅途中に倒れた〉と併せてお読みください。 『宇宙戦艦ヤマト』でアニメーターを志して ―― アニメ制作会社に入った経緯を教えてください。 Aさん 一番のきっかけは、子どものころに『宇宙戦艦ヤマト』(1974年)を見たことでしょうか。家にレーザーディスクがありまして、幼稚園の頃から見ていました。基本SFアニメが好きなんです。 もともと絵を描くのが得意だったこともあり、それで中学生ぐらいからアニメーターを志すようになりました。
〈「サマーウォーズ」「時をかける少女」などで知られる日本テレビ子会社のアニメ制作会社「マッドハウス」に在籍中の制作進行Aさんが、未払い残業代の請求と長時間労働の改善、スタッフによるパワハラの謝罪等を求め、ブラック企業ユニオンに加入。本日、団体交渉を申し入れました!〉 【写真】インタビューに応じる「マッドハウス」社員のAさん 4月5日、ブラック企業ユニオンの坂倉昇平氏がこうツイートすると、またたく間に1万件以上のリツイートが集まった。寄せられた反応は、「どんどん業界の悪いところを改善していきましょう!」「収入面で胸をはれる業界になってほしい」とAさんを応援する声が大半を占めていた。 「マッドハウス」は、1972年に設立されたアニメ制作会社で、社員数は約70人。現在は日本テレビが株式の95%を保有する。今期のTVアニメでは「ダイヤのA act II」、「消滅都市」などを制作している。 Aさんは
1960年、東京生まれ。編集家・フリーライター。多摩美術大学非常勤講師。高校時代に作ったミニコミ(同人誌)がきっかけで、1980年からフリーランスに。1989年に小学館ビッグコミックスピリッツで相原コージと連載した『サルまん サルでも描けるまんが教室』が代表作になる。以後、マンガ原作・ライター業を経て、2008年に京都精華大学マンガ学部の専任教授となり、これが生涯唯一の「就職」になるが、2015年に退職。同年、電脳マヴォ合同会社を立ち上げ、代表社員になる。著書に『サルまん』(小学館)、『ファミ通のアレ(仮題)』(アスキー)、『私とハルマゲドン』(ちくま文庫)、『篦棒な人々』(河出文庫)、『竹熊の野望』(立東舎)、『サルまん2.0』(小学館クリエイティブ)等。 フリーランス、40歳の壁 「仕事相手が全員年下」「自己模倣のマンネリ地獄」「フリーの結婚&子育て問題」……本物しか生き残れない「40
2018年11月、あるアニメ制作会社(以下、A社)の、アニメーターへの発注書がTwitterに投稿され注目を集めました。 取材の中で入手した実際の発注書 そこに書かれていたのは、「(原画が)リテイクを経ても評価が変わらない場合、発注時提示価格から-50%の支払い」「納期超過した場合 48時間経過で-5% 以後24時間ごとに5%ずつ減額し、累積で25%まで減額」など、クオリティーや締め切りに対する厳格な内容でした。 これに対しTwitterでは賛否が巻き起こります。「スケジュールを管理する立場からするとこれくらい厳しくても良い」と発注書の文面に賛同する意見もある一方で、「下請法に抵触するのではないか?」という意見も。 納品物のクオリティーや、納期超過へのペナルティーについてこれほど厳密に定めた発注書は珍しいため、ねとらぼ編集部ではその意図や効果についてA社に取材を申し込みました。 合わせて、
2018/05/25 PR 革新を続けるアニメーションスタジオ「オレンジ」。現場を支える若手スタッフの本音に迫る! [PR] 初の元請け作品となるTVアニメ『宝石の国』を見事に大ヒットさせたオレンジ。同社の掲げる「妥協のないクオリティ」を、TVシリーズで堂々と見せつけた。今や、その評価の高まりは業界内外問わず、とどまるところを知らない。そこでオレンジのスタッフによる座談会を開催し、これからのオレンジを率いていく若手リーダーたちにお集まりいただいた。人気作の裏話から、オススメのストレス発散方法まで!? オレンジを支える若手クリエイターたちが生々しくも本音で語る、2時間半の様子をお届けしよう。 >>>>現在、オレンジは新規ビッグタイトル複数企画・制作中! TEXT__野澤 慧 / Kei Nozawa EDIT_斉藤美絵 / Mie Saito(CGWORLD) PHOTO_弘田 充 / Mi
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