仕事はとかくストレスと隣り合わせ。限られた時間内でパフォーマンスを出さなければいけないプレッシャーもあるし、立場が上がるにつれ責任は増していく。パワハラやセクハラなど人間関係からくるストレスもある。 メンタルダウンは誰にでも、ある日突然やってくる。 日々どんな精神状態で過ごせるかはその時の状況にかなり影響されるもの。「俺はメンタルダウンすることはない」と豪語していた、自他ともに認める「鋼のメンタルの持ち主」が突然うつで働けなくなってしまったという話は特段珍しくはない。
ウラジミールは当時アメリカに不法入国し、スパイ活動を行っていた。 彼は防衛関係の機密文書を所持していた罪で逮捕され、取調べを受けた。その取調べを担当したのが『元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法』(栗木さつき翻訳、大和書房刊)の著者の一人であるジャック・シェーファー氏だ。
「会社の業績を上げる方法」や「組織を効率化する方法」はよく話題になるが、「組織を崩壊させる方法」や「会社のパフォーマンスを低下させる方法」はあまり耳にすることはない。 では、「ある従業員が誰にも気づかれることなく自分の会社を崩壊させる方法」があるとしたらそれはどんなことだろうか? 上司の指示に従わないこと?それともライバル企業に秘密を漏らすことだろうか? これらはいずれも不正解。上司に歯向かったところで職場でのあなたの居心地が悪くなるだけで、特に組織がダメージを被ることはない。ライバル企業に秘密を漏らせばダメージを与えられるかもしれないが、バレてしまう可能性が高いだろう。 「ある従業員が誰にも気づかれることなく自分の会社を崩壊させる方法」 たとえば、その一つは「組織に従順であること」だ。
ドナルド・トランプは本当にロシアと結託して選挙戦が有利になるように仕向けたのか? ロシアは何を目的に、アメリカの選挙に干渉したのか? 2016年、ドナルド・トランプが勝利した米大統領選の前後から、アメリカ国内でくすぶり続ける「ロシア疑惑」。21世紀最大のスキャンダルとなりうるこの疑惑に、イギリスのジャーナリスト、ルーク・ハーディングは著書『共謀 トランプとロシアをつなぐ黒い人脈とカネ』(高取芳彦、米津篤八、井上大剛訳、集英社刊)で鋭く切り込んだ。 トランプ陣営で選挙戦を戦った人物、そしてトランプ政権の人事で起用された人物がいかにロシアと深く関わり、利害関係を共有していたかを綿密な取材によって明らかにしたこの本を専門家はどう読んだのか。 本書に解説文を寄稿した上智大学総合グローバル学部教授の前嶋和弘氏にお話をうかがった。(インタビュー・文/山田洋介)
「この年のこの出来事がなければ、その後の世界はこう変わっていた」 歴史が好きな人であれば、この種の空想をしたことは一度や二度ではないのではないか。 「あったかもしれない別の歴史」に思いを馳せる、そんな人にとって、作家・古川日出男の長編『ミライミライ』(新潮社刊)は刺激的な読書体験になるはず。 第二次世界大戦後、敗戦国である日本はアメリカとソ連に分割統治され、ソ連に統治される北海道では、解散を拒否した旧日本軍の兵士らが抗ソ連のゲリラ戦を展開。日本政府は、インドとの連邦制の道を摸索する。 荒唐無稽だと思うなら、それは歴史を信頼しすぎというもの。この筋書きは大いにありえたのだ。あったかもしれないもう一つの戦後史『ミライミライ』について、古川さんに疑問をぶつけた。 (インタビュー・記事/山田洋介) ■古川日出男『ミライミライ』が描き出す「もう一つの戦後史」(2)(古川日出男インタビュー前編) を読
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