インターネット上のWebサイトでグループウエアやERP(統合基幹業務)といった業務アプリケーションを提供するサービスが注目を集めている。いわゆるSaaS(software as a service)だ。ユーザーは,インターネット回線さえあればいつでもアプリケーションを利用できる。 このようなサービスを利用する際,サービス提供者の情報漏えい対策が気になるIT管理者は少なくないだろう。ただ実際には,ユーザーは複数のサービス提供事業者のサービス,自社のシステムを組み合わせて利用するケースが多くなる。もちろん,取引先などのシステムとの連携も考えられる。こうした環境に備えるなら,提供者側のセキュリティ・レベルに注意するだけでなく,ユーザー側で可能な限り対策を施すことが重要になる。 そこで今回は,様々なWebアプリケーションを連携させる際に使われるJSON(JavaScript object nota