Webアプリケーションファイアウォールの機能をサービスとして提供する国内初の取り組みをセキュアスカイ・テクノロジー(SST)が始めた。オープンソース由来の同サービスの開発を手がける金床氏とSSTの若林氏に、その狙いと目標を聞いた。 WebサイトやWebアプリケーションを標的にするサイバー攻撃が激増する中、これらの攻撃に対処する手段としてWebアプリケーションファイアウォール(WAF)が注目されている。WAFはクロスサイトスクリプティングやSQLインジェクションなどWeb特有の脆弱性に特化してシステムを保護できるものの、導入や運用にはある程度の手間やコストも伴うことから、使いこなすようになるまでには時間やリソースを費やす側面もある。 Webセキュリティ企業のセキュアスカイ・テクノロジー(SST)は、オープンソースのWAF「Guardian」をベースにWAFの機能をオンラインで安価に提供する国
SaaS型のWAF(Web Application Firewall)サービスを銘打った「Scutum(スキュータム)」が6月にスタートした。WAFといえば高価で導入が難しいというイメージがあるが、ScutumはこうしたWAFの課題を一気に解消するという。さっそく提供元のセキュアスカイ・テクノロジーと技術協力を行なったビットフォレストの担当者を取材した。 アプライアンス1台分の料金で 8年間利用できるSaaSのWAF WAFはSQLインジェクションやXSS(クロスサイトスクリプティング)など、Webアプリケーションに対する攻撃を防御するのに特化したファイアウォールを指す。クレジットカード会社が策定したセキュリティ標準規格であるPCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)の中でも実装が明示されており、昨今大きな注目を集めている。し
_ 書評 - ウェブアプリケーションセキュリティ 金床氏の話題の新作「ウェブアプリケーションセキュリティ」が届いたので、ざっと目を通した。まだあまり紹介などが出ていないようなので、早い者勝ちで書評してみようと思う。 本を手にとって最初に思うことは、その大部さである。いまどき、箱入り、ハードカバーで494ページもあり、ずしりとした手ごたえを感じる。日常のリファレンスや満員電車のお供にするのであれば、もっと軽薄短小であって欲しいと思うところだが、本書の場合そうではない。その理由は後述する。 まず、本書の想定読者はどのような人だろうか。ウェプアプリケーションセキュリティの初心者でないことは確かだ。本書は内容にムラが多い。XSSや、CSRF、SQLインジェクション、セッション管理などについてはやたら詳しい代わりに、ディレクトリトラバーサル、コマンドインジェクション、ヘッダインジェクションについては
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