秋田県美郷町が作業小屋に長時間立てこもっていたクマ3頭を駆除したことに対して、県や町に抗議が殺到している。県外からの抗議が多いといい、なかには九州などクマが生息していない地域の人からも。乱暴な言葉や電話先で泣き続ける人、話がそれてクマの駆除とは無関係の“抗議”を受けることもあるという。県自然保護課の担当者は「長い電話が多く、通常業務に支障が出ている」と疲弊を隠せない。 【写真】ヒグマとツキノワグマはどう違う? ツキノワグマはこちら クマ3頭は10月5日午前、県と町が協議して、地元の猟友会が駆除した。作業小屋の付近には認定こども園がある。 「子どもたちが近くにいる場所です。クマの生息地に暮らしている住民の安全を守るために駆除したということを、ご理解いただきたいと思っています」(県自然保護課) 今年はクマの目撃情報が例年以上に多いという背景もあった。 ■30分間の電話も当たり前 ただ、駆除が報