ブラジル・ワールドカップで日本代表を率いたアルベルト・ザッケローニ監督が10日、日本サッカー協会の公式HPで連載している手記「IL MIO GIAPPONE“私の日本”」を更新した。 「いつかまた、どこかで」と題された手記は、今回で最終回。指揮官は「いつか、この日が来ることは覚悟していましたが、現実に皆さんに別れを告げる日が来てみると、私の心は寂しさでいっぱいです」と、4年間に渡った日本での生活を惜しんだ。 「寂しさの理由は二つ」と明かしたザッケローニ監督は、「一つはワールドカップが残念な結果に終わったこと」と記す。「ブラジル大会が始まる前は選手もスタッフも全員が素晴らしいワールドカップになる予感を抱いていました。そのポジティブな雰囲気をうまく大会で表現できなかった。これまで自分たちが積み上げてきたものを全て出し切ることなく大会を終えてしまった。その寂しさ、悔しさは言葉では言い表せないほど