並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 11 件 / 11件

新着順 人気順

いつか気にするの検索結果1 - 11 件 / 11件

  • 私は広告制作の現場を辞めて、広告を屠殺する現場に転職をした

    私は広告業界で10年ほど広告制作の仕事をしていた。最初は総合代理店で、最後の半年はWEB広告代理店で。 そして昨年末をもって退職に至ったので、退職エントリではないが、なんとなくWEB広告の実情について 広告業界の人たちにも話したかったので文章にまとめることにした。 私は広告業を一つの「文化」だと思っている。 そう考えるのは広告業従事者の奢りだ、と言われがちだが 私はそれは、奢りではなく、むしろ戒めだと考えている。 なぜなら広告会社は、そういった矜持を自戒の念を込めて持っていないと、 簡単にゴミを製造する工場へと成り下がってしまうからである。 私は新卒でとある広告代理店に入社し、そこから10年ほど制作を担当することになった。 最大手というわけではないが、時々全国規模のTVCM制作も手がける、そこそこの代理店である。 そこは、今となっては「働き方改革」の標語ひとつで一蹴されてしまうような、徹夜

      私は広告制作の現場を辞めて、広告を屠殺する現場に転職をした
    • 日本の治安がいいことを認めたくない人々

      https://b.hatena.ne.jp/entry/s/jp.quora.com/nippon-kara-shutsu-ta-koto-ga-nai-node-wa-kara-nai-no-desuga-nippon-ha-hontou-ni-chian-ga-yoi-no-desu-ka/answers/195689313?fbclid=IwAR1gEcUd9SXHu_-0zPUO72SFVT5m-M0jIUKsyJB-nH1p2FXgqk8ppOyBudc このブクマについたブコメが色々香ばしかったのでまとめておく。 ブクマの元記事がこちら https://jp.quora.com/nippon-kara-shutsu-ta-koto-ga-nai-node-wa-kara-nai-no-desuga-nippon-ha-hontou-ni-chian-ga-yoi-no-des

        日本の治安がいいことを認めたくない人々
      • 「主語の大きさ」をくじ引きで決めるとどうなるか

        「主語が大きい」という表現がある。 このあいだ、故郷のお菓子を説明する時に「地元の人は全員好き」と説明したら「全員じゃない むしろそうでもない人の方が多い」とおこられた。ただおいしいと言いたかっただけなのに…。 と、無意識に主語の大きさを変えているらしいのでいっそくじ引きで指定してみたらどうなるかと考えた。実験してみます。 言えそうな「主語」を洗い出してみる 今回は大小さまざまな「主語」を箱に入れ、引いた言葉を主語として話してみるという実験である。 「パフェをおごる」というので来た友人の郡司さん。「いつもは『私』か『僕』だけど、主語大きい時…あるかな…?」 こちらは山宮さん。「『俺』って言っちゃうけど、他の主語意識したことない」という。 とりあえず、箱に入れる「主語」を洗い出すことにした。 「『私は』が最小かな?」「いや『沖縄県出身のよざひかるは〜』が最小じゃない?」「最大はじゃあ『宇宙人

          「主語の大きさ」をくじ引きで決めるとどうなるか
        • 男の子はいかにして「男らしさの檻」に閉じ込められるのか(北村 紗衣) @gendai_biz

          レッド・ツェッペリンと「男らしさ」の問題 若かった頃、 一人前の男になるってのはどういうことか(what it was to be a man) 教えてもらった。今、その年になって できるかぎりその手のことを ちゃんとやろうとはしてるんだ。どんだけ頑張っても 行き止まりに突っ込むだけなんだけどな これは1969年にレッド・ツェッペリンが出した楽曲「グッド・タイムズ・バッド・タイムズ」冒頭の歌詞の日本語訳(拙訳)だ。ジミー・ペイジのギラつくギターにあわせてロバート・プラントが歌うこの詩は、「男らしさ」の矛盾をとてもシンプルに表している。 つまり、男の子(boy)は実は小さい時に「一人前の男」(man)というのはどういうものかに関する固定観念をたたき込まれて育つが、実際のところ、そんな概念を体現できる立派な大人の男にはなれっこない、ということだ。この歌詞は「男らしさ」の理想と現実を簡潔に歌い上

            男の子はいかにして「男らしさの檻」に閉じ込められるのか(北村 紗衣) @gendai_biz
          • 認知科学の観点からいえる、最強の英語学習法──『英語独習法』 - 基本読書

            英語独習法 (岩波新書 新赤版 1860) 作者:今井 むつみ発売日: 2020/12/19メディア: 新書この『英語独習法』は、認知科学や発達心理学を専門とする今井むつみによる、認知科学の観点から考えた最強の英語学習について書かれた一冊である。『「わかりやすく教えれば、教えた内容が学び手の脳に移植されて定着する」という考えは幻想であることは認知心理学の常識なのである。』といったり、多読がそこまで良くはない理由を解説したり、一般的に良しとされる学習法から離れたやり方を語っている。 特徴としては、「何が合理的な学習方法なのか」を披露するだけではなく、「なぜそれが合理的なのか」という根拠を説明しているところにある。だから、これを読んだらなぜ一般的な英単語の学習法(たとえば、英単語と日本語の意味を両方セットで暗記していく)が成果を上げないのか、その理屈がわかるはずだ。認知科学のバックボーンから出

              認知科学の観点からいえる、最強の英語学習法──『英語独習法』 - 基本読書
            • 『100日後に死ぬワニ』の作者が間違ったこと

              PR会社とつきあうときの心構えができていなかった。今回の問題はこれに尽きる。 漫画家は普段ほぼ出版社としか付き合いがないのだろうが、出版社の人間というのは編集者はもちろん、企画にせよ営業にせよコンテンツを読み込む能力が高い。だからフリーハンドでコンテンツの展開を任せても、そこまでおかしなことになったりはしない(もちろん例外はある)。同じくツイッター初の『こぐまのケーキ屋さん』が小学館のハンドリングのもと、映像化やグッズ展開をしても炎上せずファンも喜ぶ順調な拡張をしているのは好例だ。 ところが今回作者が組んだのは、ベイシカというPR会社である。 クリエイターがPR会社と組むときに知らなければいけないのが、彼らは出版社の人間に比べ、圧倒的にコンテンツを読む力がないということだ。これを踏まえて対応しないと、せっかく作ったコンテンツをズタボロにされる危険性がある。 PR会社は展開の施策案やコネクシ

                『100日後に死ぬワニ』の作者が間違ったこと
              • 編集者10年やってるけどもうそろそろ限界かもしれない

                すっごいありふれている話なんだが書かせてくれ。 おれは編集者を10年やっている。 っていっても、これから書くことは 編集者ならではネタでもないんだけど、 とりあえず本を10年間作っている。 編集者としてのおれは、書いてて吐きそうだけど、めちゃくちゃ無能だ。 無能にもいろいろ種類はあるけど、 おれがもっとも無能さを発揮するのは 商才がないという意味での能力だ。 いま編集者は、商人でなければいけない。 商売の芽をいち早く見つけ、育て、ブランディングを行い、 著者の「株価」がもっとも高まったところで、打つ。 おれはとにかくそれができない。 見よう見まねでやってみようとするが おれが心から素晴らしいと思う書き手は、 言葉を選ばなければ、「売れない」人ばかりだ。 複雑で、わかりにくく、答えのない、この世の過酷さを照射する言葉。 いま、それに金を払うほどみんな余裕がないのは、頭ではわかっている。 だか

                  編集者10年やってるけどもうそろそろ限界かもしれない
                • 二次創作を否定する立場の同人作家として喋りたかったこと。 - Funny-Creative BLOG

                  みなさんがこのブログを読んでいるということは、僕はもう、この世に生き恥をさらしまくって社会的に死んだあとでしょう。 明けましておめでとうございます、幾谷正です。 実はご存知の方も多いと思いますが、あのAbema Primeに生放送で出演することが決まりました。 2020年1/6(月)に年明け1回目の放送で「二次創作の是非」という特集がありまして、そちらに同人作家の代表として意見を言わせていただく段取りです。 2020.01.07追記 abema.tv 出演した動画はこちら。見逃し視聴も一週間ぐらいできるみたいです。 追記ここまで このエントリーは出演前の年末に書いていて、出演後に公開するつもりです。 実は出演にあたって色々と言いたいことは考えているんですが、時間の都合上、用意してきたことの半分も喋れないかもと思ってます。 そこで今回は、出演前の今の自分が考えている「喋りたいこと」を先にまと

                    二次創作を否定する立場の同人作家として喋りたかったこと。 - Funny-Creative BLOG
                  • 極論で語る住宅ローンの選び方(第一版)|はたけ

                    はじめにあくまでリスペクトです。無料なので許してください。 注意書き※必ず読んでくださいあくまで刺さるn数の最も多そうな層への、基本的に選んだ方が良いんじゃないかな?と考える結論を載せてます。 もちろん例外はありますが、タイトル通り極論で語ってますのでそこらへんは大人のご理解をよろしくお願いします。 また、住宅ローンの選び方や中身を選ぶに当たっては必ず詳しい方やプロのFPなどに相談の上決定ください。本noteに書いてある通りにしていかなる損害を被った場合でも筆者は責任を負いません。 上記のこと理解できる方のみが以下の文章をお読みください。 なお、中身はスカスカです。その結論になる理由や例外などはいつか気が向けば書くかもしないし、書かないかもしれません。 序論住宅ローンの考え方はシンプルです。 ・なるべく長く借りる ・なるべく返済を後回しにする ・なるべく返す金額は少なくする ・購入金額に対

                      極論で語る住宅ローンの選び方(第一版)|はたけ
                    • ネットは社会を分断しない――ネット草創期の人々の期待は実現しつつある/田中辰雄 - SYNODOS

                      インターネット草創期の人々は、ネットは人々の相互理解を進め、世の中を良くすると期待していた。時間と空間を超えて多くの人が意見交換すれば、無知と偏見が解消され、世界はよくなっていくだろう、と。しかし、今日、ネットで我々が目にするのは、罵倒と中傷ばかりの荒れ果てた世界である。相互理解に資する建設的な会話はほとんど見られない。ネトウヨ、パヨクという侮蔑語が示すように、人々は相反する二つの陣営に分断され、果てしなく攻撃しあっているように見える。 ネットとはそういうものだという、あきらめに似た見解もひろがってきた。人間にはもともと自分と似た考えの人や記事を選ぶ傾向があり、それは「選択的接触」と呼ばれている。ネットでは情報の取捨選択が自由にできるため、この選択的接触が非常に強まる。自分と同じ意見の人をツイッターでフォローし、フェイスブックで友人になり、自分と似た見解のブログを読めば、接する情報は自分の

                        ネットは社会を分断しない――ネット草創期の人々の期待は実現しつつある/田中辰雄 - SYNODOS
                      • ラーメン屋でラーメンを器ごとぶん投げてみたい

                        アルバイトにより提供された熱々の塩ラーメン。 俺は器を持ち上げて振りかぶり、厨房に向かって右手に持ったそれをおもむろにぶん投げた。 器が割れる鈍い音が響き、具材が厨房に散乱する。 店主の靴がメンマとネギ、器の破片で汚れている。 スープは壁まで飛び散っていた。 一瞬時が止まったように静まり返る店内。 テレビの音声と調理機材の音だけが残り、張り詰めた緊迫感が漂う。 数秒後状況を理解し俺に向かって罵声を飛ばす店主、ドン引きして固まったままのアルバイト。 カウンター席二つ開けて座っていた30代半ばくらいの屈強な男性が立ち上がり、俺を羽交い締めにする。 店主がカウンターから出てきて、俺は男性により店の外に突き出される。 通行人の視線がこちらに集まる。 扉のガラス越しに俺が投げたラーメンを掃除しているアルバイトの姿が見える。 動揺したスーツの男女は食べかけのラーメンを置いたまま店を後にする。 離れたテ

                          ラーメン屋でラーメンを器ごとぶん投げてみたい
                        1