密輸業者から押収したウナギ。場所非公開。スペイン治安警察提供(2023年5月11日提供、撮影日不明、資料写真)。(c)AFP PHOTO / GUARDIA CIVIL 【9月1日 AFP】スペイン治安警察(Guardia Civil)は8月31日、欧州警察機関(ユーロポール、Europol)主導の作戦で、アジア向けに密輸出されようとしていたウナギとその稚魚計25トンを押収し、容疑者256人を逮捕したと明らかにした。 摘発作戦には、フランスやポルトガルなど32か国が参加した。 スペインでは、ウナギをアジアへ輸出するためのペーパーカンパニーを警察が特定。18トンを押収、30人を逮捕し、ウナギの密輸組織3団体を壊滅させた。ウナギは他の冷凍製品に偽装されていたという。 また生きたまま押収された1トン以上の成魚と2トン近い稚魚は、自然に返された。稚魚は闇市場で1キロ当たり最高9000ユーロ(約14