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キャンセルカルチャーの検索結果241 - 280 件 / 795件

  • 『TAR/ター』芸術に神はいない|うまみゃんタイムズ

    芸術の価値を揺らがせる「アンチ・キャンセルカルチャー」として政治的物議を醸した問題作。しかし、主人公の指揮者設定はスタジオ側の提案で、元々ビジネスパーソン設定だったという。脚本執筆も10年前だから、SNS告発などは時事ネタとして付与されたかたち。トッド・フィールド監督が言うように、グローバル企業を舞台にしても通じる話だろう。 ※以下ネタバレ 中年の危機 主人公ターは「作家主義」的なベルリンフィル初の女性指揮者で、レナード・バーンスタインやクラウディオ・アバドのようなレガシーを志向している。一方、さまざまな障害を乗り越えてきたであろう属性ながら性差別まわりの議論は好んでいなそうで、講演会では先人の女性指揮者アントニア・ブリコを「見せもの='dog act'にされた残念な例」と言ってのける。その高慢な人物像は、演者のケイト・ブランシェットがうまく言い表している。 「ターは、自分が(性差別の)例

      『TAR/ター』芸術に神はいない|うまみゃんタイムズ
    • 「マンガ論争 24」で対談&木戸衛一「ドイツ総選挙をどう見るか」 - 紙屋研究所

      「マンガ論争 24」で荻野幸太郎さんと対談した。 manronweb.com 左翼が表現の自由と表現規制についてどうしているのか、どうすべきなのかがテーマだったが、もっと言えば、表現の自由の問題と、ジェンダー平等の課題をどう両立させるのか、という問題だと感じた。 「マンガ論争 24」については、できれば別の機会に感想などを書きたい。 この「表現の自由の問題と、ジェンダー平等の課題をどう両立させるのか」という問題に関わって、この記事では、日本共産党の政治理論誌「前衛」2022年2月号の木戸衛一「ドイツ総選挙をどう見るか」を読んだ感想を綴る。 前衛 2022年 02 月号 [雑誌] 日本共産党中央委員会 Amazon その中で、ドイツ左翼党の中での紛争について書かれた箇所に注目した(強調は全て引用者)。 そうしたせめぎあいの中で目立つのは、移民の背景を持つ人、女性、LGBTなど、抑圧されたマイ

        「マンガ論争 24」で対談&木戸衛一「ドイツ総選挙をどう見るか」 - 紙屋研究所
      • 村山慶@4/13セントールの悩み23巻!9/23SHT晴風08!9/25戦乙B03! on Twitter: "銀英伝の件で思ったのは、Twitterのオタ界隈では ・社会学者はもれなくキャンセルカルチャーの運動家である。 ・斥候にきた社会学者はちゃんと焼いておかないと奴等の本隊(お仲間)が来てこちらが巣ごと滅ぼされてしまう。 と考えられているのだなと。"

        銀英伝の件で思ったのは、Twitterのオタ界隈では ・社会学者はもれなくキャンセルカルチャーの運動家である。 ・斥候にきた社会学者はちゃんと焼いておかないと奴等の本隊(お仲間)が来てこちらが巣ごと滅ぼされてしまう。 と考えられているのだなと。

          村山慶@4/13セントールの悩み23巻!9/23SHT晴風08!9/25戦乙B03! on Twitter: "銀英伝の件で思ったのは、Twitterのオタ界隈では ・社会学者はもれなくキャンセルカルチャーの運動家である。 ・斥候にきた社会学者はちゃんと焼いておかないと奴等の本隊(お仲間)が来てこちらが巣ごと滅ぼされてしまう。 と考えられているのだなと。"
        • 「天国」「夢のよう」~町山智浩氏(と小西克哉氏)生徒の教師からの性被害(実話)を笑いながら語る - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

          エヴァ新劇場版4部作いっき観。これほど抽象的で個人的な映画が日本で100億円売り上げたのは革命的事件ですよね。ただ、4本通してみると、ヌードが多すぎない? 自分の娘より年下の女子高生の裸がこれほど多いと居間のテレビで観ていてちょっと困るです。— 町山智浩 (@TomoMachi) January 9, 2022 あ、高校生じゃなくて中学生だったか。— 町山智浩 (@TomoMachi) 2022年1月9日 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 緒方恵美Amazonヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 緒方恵美Amazonヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 緒方恵美Amazonシン・エヴァンゲリオン劇場版 緒方恵美Amazon 映画評論家が映画の自由を狭めるようなこと言いだしたら引退の潮時ですね。 https://t.co/q4RvOmdxIE— bibibi (@burubur56030897) 2022年1月

            「天国」「夢のよう」~町山智浩氏(と小西克哉氏)生徒の教師からの性被害(実話)を笑いながら語る - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
          • 午後ティー、ルミネと、三回目の標本収集。 - trajectory

            私(のような女)が嫌いで仕方ない人は多いと思うが、まあ、お互い様だよね。好き嫌いはしょうがない。 ただ、お互い嫌いでも、なんとなくの好感を抱いてくださっていても、誰だこいつって感じでも、参考になる意見は助かります。 いつもありがとうございます。ブコメ等は見えてる範囲で見せていただいてます。 ハトクロとアツギと吉野家と。 - trajectory の続きです。 「意見の内容」に反応するときはidなし、「特定の人」に反応するときはidつきで引用しています。 𠮷野家のやつは男女問わず大半の人が「これはあかんやろ」となってたからなぁ。「ロシアより許せないのは今の与党」並みに意見が一致。残りの二つとは全然違うでしょ。 “それぞれのケースで問題視された問題の度合いとかはいったん置いておく。” そこ置いておいて比較できる話か疑問。ハトクロ・アツギは叱られてもしょうがないけど「生娘シャブ漬け」ほど邪悪な

              午後ティー、ルミネと、三回目の標本収集。 - trajectory
            • 過去の言動で失脚 「キャンセルカルチャー」日本にも 編集委員 石鍋仁美 - 日本経済新聞

              東京五輪の開会式で、演出に参加するクリエーター2人が直前に去る事態が起きた。20年以上前の雑誌や公演での言動が問題視されたためだ。こうした動きは海外で「キャンセルカルチャー」と呼ばれており、今回の件は日本での本格的な第1号といえる。SNS(交流サイト)の普及で日々の言動の記録が残るため、発祥地の米国では有名人以外に対しても似た行動が広がっている。この動きはなぜ生まれ、どう向き合うべきか。私たち

                過去の言動で失脚 「キャンセルカルチャー」日本にも 編集委員 石鍋仁美 - 日本経済新聞
              • キャンセルカルチャーを奪い返す「表現の自由戦士」は正しいか←左派の自己紹介?

                大田区議会議員_おぎの稔 議員系vtuber・メタバース大田区議 @ogino_otaku キャンセルカルチャーを奪い返す 「表現の自由戦士」は正しいか | | 五野井郁夫 mainichi.jp/premier/politi… どういう意味だ?表に出てくるな、消えろということなのだろうか。 >本来ならばキャンセルされる側の人たちがキャンセルカルチャーの手法を用いる逆転現象が起きています。 2023-06-07 11:15:48 リンク 毎日新聞「政治プレミア」 キャンセルカルチャーを奪い返す 「表現の自由戦士」は正しいか | | 五野井郁夫 | 毎日新聞「政治プレミア」 弱者の武器であったキャンセルカルチャーが、リベラルな価値の攻撃に使われています。 困難を抱える若い女性を支援する一般社団法人「Colabo(コラボ)」への攻撃など、女性への個人攻撃も起きています。 187 users 9

                  キャンセルカルチャーを奪い返す「表現の自由戦士」は正しいか←左派の自己紹介?
                • 本音としてのオープンレター、最終手段のキャンセルカルチャー - メロンダウト

                  現在、リベラル派と呼ばれる人々の主張はようするに「本音を言えば社会は変わる」に集約される。本音を言えない社会では女性をはじめとした弱者が声をあげるのは難しいので本音を言える社会をつくろうとしている。そのために開発されたのがトーンポリシングだったり、マンスプレイニングなどの横文字であるが...そもそも「本音を言える社会」は前提からして間違っているのではないだろうか。 普通に考えて本音をぶつけあい始めたら社会は壊れてしまう。 みんなそれぞれ考えてることは違うし、大切に思っている事も、何にたいして怒るか、嫉妬するかもそれぞれ違う。どんな人生を送ってきたかわからない他者にたいし、本音で議論すること自体が相当に恐ろしい行為であるはずだが、本音でぶつかればわかりあえるというのは正直言ってよくわからないのだ。 むしろ議論とは建前を構築することに意味があったのではないだろうか? 社会や国家とはある種の幻想

                    本音としてのオープンレター、最終手段のキャンセルカルチャー - メロンダウト
                  • 誰もキャンセルカルチャーを奪ったりはしていない|✨わん🐶にゃん😺癒し動画✨

                    最近、「キャンセルカルチャーを奪い返す」と題する記事が話題になったが、それに対する雑感を少し書いておこうと思う。 キャンセルカルチャーは奪われていない「キャンセルカルチャー」は、何かで問題視された対象に対し、その雇用主や発言の場を提供しているものに対して集団で押しかけて騒ぐなどの方法で圧力をかけ、雇用や発言の場を奪おうとするような活動を指すことが多い。これらは、法律等で整備されている手続的正義が欠如した一種の私刑であることが大半である。 この問題は、日本でキャンセルカルチャーが語られ出してから短期間のうちに懸念した通りの形で表れた。群馬県草津町で、町長と対立していた女性議員が町長から性被害を受けたと訴えたもので、ネット上の一部の女性活動家に草津町に対するキャンセル運動の波が巻き起こった。しかし、町長の性加害は認められず、女性議員が虚偽告訴と名誉毀損の罪で起訴されることになった(当初から政治

                      誰もキャンセルカルチャーを奪ったりはしていない|✨わん🐶にゃん😺癒し動画✨
                    • キャンセル・カルチャーと妥当批判のパラドクス - 法華狼の日記

                      三者が焦点化しているのは例の「呉座〜オープンレター問題」で、議論の相容れなさは明白。藤崎氏の姿勢は冒頭の「CCは存在しない。ただCされる者がいるだけ」に象徴され、どの程度のペナルティが妥当かというCの「相場」は社会的合意形成をとしつつ「差別主義者は社会から退場しなければならない」。→— 大野左紀子 (@anatatachi_ohno) 2022年4月21日 三者が焦点化しているのは例の「呉座〜オープンレター問題」で、議論の相容れなさは明白。藤崎氏の姿勢は冒頭の「CCは存在しない。ただCされる者がいるだけ」に象徴され、どの程度のペナルティが妥当かというCの「相場」は社会的合意形成をとしつつ「差別主義者は社会から退場しなければならない」。→ id:ohnosakiko氏による上記ツイートのツリーは見たが、id:hokusyu氏の文章もふくめて書籍の中身はまったく読んでいない。 さて、批判を受け

                        キャンセル・カルチャーと妥当批判のパラドクス - 法華狼の日記
                      • 今の日本は若者にとって、ガチで怖いだけの場所。

                        「そういえばコロナで婚姻数ってどうなったんだろう」と思い検索してみたところ、予想通りというか凄い事になっていた。 (出典:婚姻数急減「人と会えなかった2年」の深刻な影響) 「リモートワークは出社しなくていいからラクチンだし、不快な人間関係も無くなるから幸せ」 「これが一生続けばいいのに」 自分はもう中年近いという事もあってか、どちらかといえばそのような意見を聞くことが多い。 コロナは持たざるものにあまりにも厳しい けど、人間関係がまだ発達途上にある人間からすれば、正直これはたまらないだろう。 生きることは苦であると説いたのはブッダである。 私達は誰もが自分自身の欲望を持っており、その欲望はしばしば他人と対立する。 対立した欲望は軋轢を産み、そこにザラザラとしたものをもたらす。ここに暴力性が皆無だという人はいまい。 しかし、同時にこの暴力の中にしか無いものがあるのも事実である。 私達は誰かと

                          今の日本は若者にとって、ガチで怖いだけの場所。
                        • どちらの立場に立っても「応援するけど差し替える」一択だと思えた件 - 機械のように今を輝き、少女のようにここを定義せよ

                          私の中のオタクとフェミニスト 信じたい物語に気をつけたいということ 補:頂いたコメントやその後の展開を受けて 参考文献 これ以上なにか言うべきか迷っていました。 しかし、個人的な目標として 「作品が社会に与える影響を研究したい」 と掲げている以上、 件について何も言わないわけにはいきません。 特に私の場合、 作品も、男女平等の獲得も、 いずれも応援したい立場にいます。 この2つを支持していく上でどうすればいいか、 考えがまとまってきたために、 少し書き起こしたいと思います。 背景となっているコンテキストは複雑ですが、 提案すべき解決策は、 案外シンプルなのではないかと思います*1。 私の中のオタクとフェミニスト この件を受けて私が目指したいゴールは、 3つに分解できます。 私の中のオタクの立場は、 ①作品が皆に愛されるようでありたい。 ②表現の自由を守りたい*2。 私の中のフェミニストの立

                            どちらの立場に立っても「応援するけど差し替える」一択だと思えた件 - 機械のように今を輝き、少女のようにここを定義せよ
                          • 人間の尊厳を守り、いじめを無くすために ~小山田圭吾氏の30年近い前のインタビュー記事について~ 一般社団法人日本自閉症協会 会長 市川宏伸 PDF

                            • ジョセフ・ヒース+アンドルー・ポター著『反逆の神話〔新版〕:「反体制」はカネになる』

                              2004年に原著が刊行され、大変な論争を読んだ一冊の新版が翻訳された。2019年のフランス語版に付された、刊行後の15年を総括する文章も新たに訳出されており、本書の主張や現状の政治的状況についての理解を深めてくれるだろう。 ジョセフ・ヒース+アンドルー・ポター著『反逆の神話〔新版〕:「反体制」はカネになる』『反逆の神話』は原著タイトルを「THE REBEL SELL」と言い、「反逆が売り物にされている」という意味である。一番目先の批判のメインターゲットは、アドバスターズ・メディア社や、ナイキ、ナオミ・クラインらの反グローバリズム運動などであるが、その背景にあるカウンターカルチャーやフランクフルト学派の思想を批判的に検討するという射程の一冊であり、そうであるがゆえに非常に論争的で扱いの危険な一冊である。 『アドバスターズ』はカナダの財団が発行している「広告破壊」の雑誌で、左派活動家向けの雑誌

                                ジョセフ・ヒース+アンドルー・ポター著『反逆の神話〔新版〕:「反体制」はカネになる』
                              • ネットの「キャンセル・カルチャー」に警鐘鳴らすオバマ氏

                                いまやソーシャル・メディアは日常と化したが、人々が他人の投稿や行いを批判し、それが拡散され不買運動や有名人のキャリアの終焉にまでつながるような出来事がしばしば起こっている。このような現象はアメリカでは「キャンセル・カルチャー」と呼ばれているが、オバマ前大統領が、なんでも批判しがちな意識高い系の若者に対して苦言を呈している。 ◆白黒つけたい若者 批判はアクティビズムにあらず オバマ氏がキャンセル・カルチャーについて意見を述べたのは、シカゴで開かれたオバマ財団サミットにおいて、アクティビズムについて若いリーダーたちと議論していたときだ。オバマ氏は、最近の若者に見られる、他人についてできるだけ批判的になることが変化をもたらす方法だという考えに懸念を示し、それがSNSによって助長されているとした。 オバマ氏は「もし私が、あなたが正しく物事を行わなかった、または間違った動詞を使った、とツイートしたり

                                  ネットの「キャンセル・カルチャー」に警鐘鳴らすオバマ氏
                                • ほんのちょっと会話しただけで疑心暗鬼が解消してしまうくらい、私達はチョロい。

                                  ものすごい記事を読んだ。 夫が裏垢で70人と不倫していたのが発覚した日の話①|ego@離婚協議中|note はじめまして。ego@離婚協議中(@ego_929)です。 昨年不本意ながらサレ妻デビューしてしまい、現在1年ほど夫と離婚協議バトルをしています。 (※サレ妻:不倫された妻のことを言います。誰が考えたの?ありがとう) 当時、まさか自分が夫と修羅バトルすることになるなんて思っていなかったので、本当にどうすればと困惑しました。そんな時に同じ境遇の方のブログなどがすごく参考になったので、もし誰かの役に立てばとnoteに整理していくことにしました。 概要を簡単に述べよう。 ある日フツーに暮らしてたはずの29歳女性であるegoさんが、なにげなーく夫のスマホをみたところ、旦那がTwitter上で一万人近いフォロワーを抱えてコッソリ女性を食い散らかしまくっていたという話である。 もうこのあらすじの

                                    ほんのちょっと会話しただけで疑心暗鬼が解消してしまうくらい、私達はチョロい。
                                  • 「キャンセルカルチャー」と「ちきりんチャレンジ」 ブロックしたり排除されることで自分が正しいと思い込みたがる人間めっちゃ多いよね - 頭の上にミカンをのせる

                                    らくがき。 タイトルがすべてなので記事は特に読まなくてもいいです。 gendai.ismedia.jp 「意見のなかにはマイノリティに対する暴力性が含まれるものがある」という認識は、そのような意見を議論の場で取り上げないことや、暴力性を含む意見を持つ人を議論の場から排除するという対応を正当化したのである。 このような事情が、昨年の夏にスティーブン・ピンカーが対象になったものをはじめとして、欧米のアカデミアで実践されるキャンセル・カルチャーの背景にある。 間違った意見であっても、それがキャンセル・カルチャーによって排除されることは、その意見に逆説的に説得力を与えてしまう。議論の俎上に載せられて公平に取り上げられたうえで間違いや欠点を示されたのではなく、そもそも議論の対象にもならずに排除されたとすれば、わたしたちはその意見のどこがどのように間違っているかを理解できず、その意見が間違っているとい

                                      「キャンセルカルチャー」と「ちきりんチャレンジ」 ブロックしたり排除されることで自分が正しいと思い込みたがる人間めっちゃ多いよね - 頭の上にミカンをのせる
                                    • アビゲイル・シュライアー:「恐怖の時代における自由」|Blah

                                      今、すぐにでも日本語で出版されるべき米国のベストセラーに、Abigail Shrier(アビゲイル・シュライアー)の「Irreversible Damage:The Transgender Craze Seducing Our Daughters(不可逆的な傷:我々の娘たちを惑わせるトランスジェンダーの熱狂)」がある。 「ある日突然、子供が性別違和を訴えた。性別を変更する手続きや治療を受けたいと言っている」と、急増するLGBT自認の子供たちや途方にくれる親たちのリアリティに迫った一冊だ。 シュライアーはLGBT、とくにT(トランスジェンダー)のイデオロギーが、インフルエンサーやメディアによって過剰に推されている現状を懸念している。 そして「トランスへの渇望」はとりわけ10代の少女たちのあいだで「集団感染」する傾向があるようだ、と指摘する。 また学校や行政ぐるみで子供たちを囲い込み、保護者か

                                        アビゲイル・シュライアー:「恐怖の時代における自由」|Blah
                                      • 正しさを振りかざす「目覚めた者たち」への回答(レビュー)(Book Bang) - Yahoo!ニュース

                                        『「社会正義」はいつも正しい: 人種、ジェンダー、アイデンティティにまつわる捏造のすべて』ヘレン・プラックローズ,ジェームズ・リンゼイ [著]山形浩生,森本正史[訳](早川書房) 本書の英語原題は『シニカルな理論』、副題は「学者兼活動家たちはどうやって何でもかんでも人種とかジェンダー、アイデンティティの話にするのか、それはどうしてみんなに害をなすのか」である。 ここでいうシニカルな理論とは「批判理論(critical theory)」と呼ばれるものだ。それによるなら、世界のすべては〈言説〉によって構築されており、言説の網の目の中に充満する〈権力〉そして差別の構造を察知することこそが重要なのである。 ちなみに、このような権力=差別構造の存在は、ポストコロニアリズム、クィア理論、批判的人種理論、フェミニズム/ジェンダー・スタディーズ、はたまた障害学やファット・スタディーズなどの「適切な批判手法

                                          正しさを振りかざす「目覚めた者たち」への回答(レビュー)(Book Bang) - Yahoo!ニュース
                                        • 「お母さん食堂」炎上は“女性同士の対立”を助長? 「おかあさんといっしょ」も改名すべきか(全文) | デイリー新潮

                                          コロナ禍で帰省もままならない昨今、ふと懐かしく思い出されるのはおふくろの味かもしれない。「お母さん食堂」に抗議の声を上げた人々は、そこにも性差による家事負担の偏りを見出すのだろうか。男女平等という美名の陰に垣間見える違和感の正体とは――。 *** 〈食事は「お母さん」が作るものと性で役割を固定し、女性の社会進出を拒む〉、〈「お袋の味」と何が違うんだろ? 私にとっては料理上手だった母親のご飯を思い出すし問題ない〉 ネット上で火がついた侃々諤々(かんかんがくがく)の論争は、ウェブメディアや全国紙まで巻き込んで燃え盛るばかりだ。 俎上に載せられたのは、ファミリーマートが展開する「お母さん食堂」。元SMAPの香取慎吾がイメージキャラクターを務める惣菜ブランドは、目下、炎上騒動の渦中にある。 発端となったのは、3人の女子高生による署名活動だった。2019年の夏にガールスカウト日本連盟が、ジェンダー平

                                            「お母さん食堂」炎上は“女性同士の対立”を助長? 「おかあさんといっしょ」も改名すべきか(全文) | デイリー新潮
                                          • 炎上したらすべて「抹殺」 ネットで暴走するキャンセル・カルチャー

                                            廃刊するまで本は買わない 最大の犠牲者は「対話の契機」 「ただの燃料」となった出来事 問題発言や不祥事が起きると、相手の言論が発表された記事や媒体など発表の場所そのものを破壊する――現在では随所で見受けられるようになった〝過激な文化〟は、すでに平成の時代に胎動し始めていました。それを考える契機と言えるのが、2018年(平成30年)に休刊(事実上の廃刊)になった『新潮45』をめぐる騒動です。自分の視界から消すことだけにとらわれた時、本当に犠牲になるのは何か。スマホの世界で暴れまわる「キャンセル・カルチャー」について考えます。(評論家、著述家・真鍋厚)※敬称略 廃刊するまで本は買わない 発端は、自由民主党の衆議院議員である杉田水脈(みお)が、2018年8月号に寄稿した「『LGBT』支援の度が過ぎる」という論考でした。 「彼ら彼女らは子どもを作らない、つまり『生産性』がないのです」という箇所が物

                                              炎上したらすべて「抹殺」 ネットで暴走するキャンセル・カルチャー
                                            • 五野井郁夫氏はキャンセルカルチャーをどう捉えているのか

                                              Ikuo Gonoï @gonoi エヴァリストがJ. K. ローリングのトランス差別発言についてBBCで応答拒否した件、ウォルツァーやチョムスキー、ローリングら153名連名の「正義と公開討論にかんする書簡」(2020.7月7日)から、文化と芸術の発信者が守勢に立たされている現状を踏まえて少し考えてみたい。 harpers.org/a-letter-on-ju… 2020-12-17 23:16:32 Ikuo Gonoï @gonoi 「キャンセルカルチャー(cancel culture)」「ウォークカルチャー(woke culture)」に対しネット上はもはや「沈黙は金」という状態になりつつある。なぜならばネット上の反対者は、自分が気に食わない相手に対しては、たとえ引用発言ですらも文脈をわざと外して抜き出し、燃やすための材料にするからだ。 2020-12-17 23:26:05 Iku

                                                五野井郁夫氏はキャンセルカルチャーをどう捉えているのか
                                              • 星 暁雄 (ITと人権) on Twitter: "本を購入しましたが、訳者解説は深刻なトランスジェンダー差別言説を無批判に再拡散する内容でした。 トランスは脆弱な人々であり、差別言説の垂れ流しは、文字通り命に直結します。 「やはりキャンセルカルチャーはヤバい!」といった表層的… https://t.co/cBkdbiaOJz"

                                                本を購入しましたが、訳者解説は深刻なトランスジェンダー差別言説を無批判に再拡散する内容でした。 トランスは脆弱な人々であり、差別言説の垂れ流しは、文字通り命に直結します。 「やはりキャンセルカルチャーはヤバい!」といった表層的… https://t.co/cBkdbiaOJz

                                                  星 暁雄 (ITと人権) on Twitter: "本を購入しましたが、訳者解説は深刻なトランスジェンダー差別言説を無批判に再拡散する内容でした。 トランスは脆弱な人々であり、差別言説の垂れ流しは、文字通り命に直結します。 「やはりキャンセルカルチャーはヤバい!」といった表層的… https://t.co/cBkdbiaOJz"
                                                • 論文「キャンセルカルチャーはデモクラシーを窒息させるのか」について江口先生が精読を行った結果、想像以上に恐ろしい内容が書かれていた

                                                  日本姓氏語源辞典・人名力《公式》 @name_pw ゴノイ 【五野井】 日本の位階制度における従五位が由来。 近世には岐阜県にこの名字の記録があるが、近代に宮城県で名乗られ、北海道や関東に広がったと推定される。 推定人口約150人で、希少。 pic.twitter.com/38HiRqX1fd 2023-06-09 08:03:55

                                                    論文「キャンセルカルチャーはデモクラシーを窒息させるのか」について江口先生が精読を行った結果、想像以上に恐ろしい内容が書かれていた
                                                  • 【翻訳】 「キャンセルカルチャーを"キャンセル"する方法」(2023年10月19日)|未厨伯(みくりや はく)

                                                    本エントリは、エコノミスト誌にて掲載されたウォーク、ひいては政治的二極化傾向についての処方箋を提示する論考の要約・解説記事です。 ジョセフ・ヒースなどに代表される昨今の古典的・伝統的なリベラリズムに回帰する流れとウォーク批判の結びつきを理解する上で必読の記事だと思います。 注意:訳者(未厨伯)の知識不足、技量不足により解説や本文等で誤った箇所がある可能性があります。お気づきの際は適宜ご指摘いただけますと幸いです。 また本エントリは一切収益化しておりません。 [以下要約] ヤシャー・マンク(Yascha Mounk)氏の著作には、アメリカ左派が抱く一部の極端な思想を凝縮した、衝撃的なエピソードが紹介されている。コロナウイルスのワクチンが出回り出した頃、ほとんどの国ではまず医療従事者と、(若者よりもはるかに感染しやすい)高齢者への接種が行われた しかし、アメリカの疾病管理予防センターは、870

                                                      【翻訳】 「キャンセルカルチャーを"キャンセル"する方法」(2023年10月19日)|未厨伯(みくりや はく)
                                                    • 青識亜論(せいしき・あろん) on Twitter: "キャンセルカルチャーに与する左派やリベラルのみなさん、なんで右派や保守が同じことをしないとか、キャンセル合戦になったときに自分たちのほうが勝つであろうと予測しているのか謎なんですが、自民党も巻き込んで右側からのキャンセルが吹き荒れたとき、たぶん学界ごとぶっ飛びますよ。"

                                                      キャンセルカルチャーに与する左派やリベラルのみなさん、なんで右派や保守が同じことをしないとか、キャンセル合戦になったときに自分たちのほうが勝つであろうと予測しているのか謎なんですが、自民党も巻き込んで右側からのキャンセルが吹き荒れたとき、たぶん学界ごとぶっ飛びますよ。

                                                        青識亜論(せいしき・あろん) on Twitter: "キャンセルカルチャーに与する左派やリベラルのみなさん、なんで右派や保守が同じことをしないとか、キャンセル合戦になったときに自分たちのほうが勝つであろうと予測しているのか謎なんですが、自民党も巻き込んで右側からのキャンセルが吹き荒れたとき、たぶん学界ごとぶっ飛びますよ。"
                                                      • 呉座勇一氏処分と「オープンレター」およびその賛同者リストについて 2021年10月24日~

                                                        リンク sites.google.com 女性差別的な文化を脱するために 研究・教育・言論・メディアにかかわるすべての人へ 先日、著名な日本史研究者である呉座勇一氏が、大河ドラマの時代考証から降板したことが報じられました。原因となったのは、呉座氏がツイッターの非公開アカウントで過去数年にわたって一人の女性研究者(このレターの差出人の一人である北村紗衣)に中傷を続けていたこと、また他の多くの女性への中傷を含む性差別的な発言を続けていたことが明るみに出たことでした。これによって、呉座氏は所属先である国際日本文化研究センターから厳重注意を受けています。 このオープンレターは、この問題

                                                          呉座勇一氏処分と「オープンレター」およびその賛同者リストについて 2021年10月24日~
                                                        • 来年の予想と炎上忌避の空気 - 水城正太郎の道楽生活

                                                          今年の業界動向 先の日記でも少しだけ書きましたが、昨今ではポリコレやフェミニズムを軸とした表現規制論が盛んになっています。パワハラの告発にも代表される権力勾配の暴力性についても周知されることとなってきました。それらがもたらすキャンセルカルチャーの是非も新鮮な話題です。 少し先回りをして、炎上への強い忌避が生まれた年だった、とここではまとめてしまいましょう。 砕けた言葉で表現すれば「パワハラするようなヤツはパージされて当然」なので「普段からジェントルでない人とは仕事をしたくない」し、「人種やジェンダーの平等には賛成だけどキャンセルカルチャーには同意できない」から「過激に平等運動している人と同じコミュニティにいると思われたくない」けれど「過激化した平等運動家を表立って嘲笑する人とも距離を置きたい」という気分、となるでしょうか。 来年は政治の季節? とはいえ炎上を含む論争であっても利害関係かから

                                                            来年の予想と炎上忌避の空気 - 水城正太郎の道楽生活
                                                          • リベラル、左派って人の話を聞かんよな

                                                            まぁ保守、右派もだけどさ 例えばこれとか https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/2162280 今まで散々「同じ事を相手側にも使われるぞ」「同じ武器を敵が持った時のこと考えてる?」って何度も何度も何年も前から言われても無視して、 今更気付いて大騒ぎし出す 流石に頭が悪すぎないか?何年も前から言われてたよな、100回も200回も言われて気付かないなら、一体どうやったら気付くんだ? これからも同じ事が続くんだろうな 今リベラル、左派がやっている事で批判されてる事や「同じ事を相手側にも使われるぞ」「同じ武器を敵が持った時のこと考えてる?」と言われているものは 数年後もしくは既に、同じ事を保守や右派もやりだす、それはもう目に見えている キャンセルカルチャー、表現規制、ゾーニング、公金を使う組織の不明瞭な会計、「強者」「弱者」概念の濫用、特定の

                                                              リベラル、左派って人の話を聞かんよな
                                                            • 要 友紀子☂️SWASH on Twitter: "フェミニストによる、活動する女性または女性候補者に対するキャンセルカルチャー、やめてほしい…😞 しかも、印象操作と曲解と妄想によるデマに基づいてて、名誉毀損だと思います。 https://t.co/r0dEghPua6" / Twitter

                                                                要 友紀子☂️SWASH on Twitter: "フェミニストによる、活動する女性または女性候補者に対するキャンセルカルチャー、やめてほしい…😞 しかも、印象操作と曲解と妄想によるデマに基づいてて、名誉毀損だと思います。 https://t.co/r0dEghPua6" / Twitter
                                                              • 「三冠小説家」が「文壇」からパージされつつある | レビュー | Book Bang -ブックバン-

                                                                芥川龍之介賞、三島由紀夫賞、野間文芸新人賞をすべて受賞した「三冠小説家」である笙野頼子が「文壇」からパージされつつある。 去る5月、笙野は『発禁小説集』を上梓した。版元は、長野の小さな出版社・鳥影社。収録作の初出は大半が講談社の文芸誌『群像』だったが、同社に刊行できないと拒否されたのである。それで「発禁」。作中にある「ご主張」が不可の理由として告げられた。 どんな主張か。性自認至上主義に社会が侵食されることへの批判と恐怖である。性別が自己申告で通れば脅かされるのは生物学的女性だと笙野は警告する。「女が消される」「女消運動」とまで強い表現も用いる。それは性自認にちょっとでも懸念や疑問を挟むと、「ターフ!」(TERF=トランス排除的ラディカルフェミニスト)と差別者認定され吊し上げられる風潮への抵抗である。この原稿を書いたことで私も差別者と呼ばれるであろう。 片やトランス擁護者は「TRA(トラン

                                                                  「三冠小説家」が「文壇」からパージされつつある | レビュー | Book Bang -ブックバン-
                                                                • 「セイレーン」とは何だったのか――『ちいかわ』島編の終了に寄せて|北出栞 siori kitade

                                                                  2023年11月26日、ウェブ漫画『ちいかわ』のエピソード「島編」が完結した(まとめは以下のページから読める)。 同年3月から、作者・ナガノ氏の体調不良による休載を挟んでの約8ヶ月間という、同作品でも異例の長期連載となった今シリーズ。 謎が謎を呼び、新たな登場人物・視点の追加により真相が多段階的に明らかとなっていく展開は極上の閉鎖空間ミステリをも思わせ、かねてより評価が高まっていたナガノ氏のストーリー漫画家としての手腕がいかんなく発揮されたシリーズとなった。 「島編」というのは便宜的につけられた呼称で、このエピソードを「セイレーン編」と呼ぶ人も多い。セイレーンとは、ちいかわ達が訪れることになった島に生息している(後に土着の生物ではなく、外からやってきたことがわかる)巨大な海棲生物で、言葉を話すことができる。また、常に人魚と呼ばれる、小型(ちいかわ達と同じくらい)の生物を複数引き連れている。

                                                                    「セイレーン」とは何だったのか――『ちいかわ』島編の終了に寄せて|北出栞 siori kitade
                                                                  • 太宰治は不倫や心中をしていたのになぜ教科書に載っているのか?「作品に罪はない」「読者に害はない」論

                                                                    集英社「よみタイ」 @shu_yomitai 【いま読まれている「特集記事」はこちら!】 進士素丸(@shinjisumaru)さんの人気連載「ブンゴウ泣きたい夜しかない。文豪たちのなんだかおかしい人生劇場」。 人気を集めた文豪エピソードTOP3の発表です。 中原中也、太宰治を抑えて、1位に輝いた文豪とは!? yomitai.jp/special/0803-s… 2021-08-05 21:37:27 集英社「よみタイ」 @shu_yomitai 集英社ノンフィクション編集部発のウェブメディアです。 野原広子『妻が口をきいてくれません』(手塚治虫文化賞短編賞受賞作)、MB『もっと幸せに働こう』、篠田節子『介護のうしろから「がん」がきた』、畠山理仁『コロナ時代の選挙漫遊記』など連載からの単行本も多数。 yomitai.jp

                                                                      太宰治は不倫や心中をしていたのになぜ教科書に載っているのか?「作品に罪はない」「読者に害はない」論
                                                                    • 支援会を立ち上げていただきました - 呉座勇一のブログ

                                                                      お世話になっております。 このたび、ありがたくも有志の方々が私の裁判の支援会を発足して下さいました。批判の矢面に立つことを覚悟の上で手を差し伸べて下さった代表の中田大悟先生をはじめとする方々には、感謝してもしきれるものではありません。 gozasupport.blog.fc2.com twitter.com 人間文化研究機構、オープンレター、日本歴史学協会…いずれも巨大な組織(集団)を相手取った長く厳しい裁判となりますが、その全てに勝訴すべく、支援会とともに最後まで戦い抜きます。 皆様方のご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

                                                                        支援会を立ち上げていただきました - 呉座勇一のブログ
                                                                      • 「キャンセルカルチャー」というフレーズそのものが「告発の無効化」のためのツール

                                                                        鳥山仁 @toriyamazine 罵倒語さえ使わなければいいルールなら『キャンセルカルチャーの申し子・北村紗衣』みたいな評論同人誌を作って、国会図書館に寄贈すれば万事解決なんだよな。しかし、現代日本でスターリンの縮小版みたいなのを見せられるとは思わなかった。スターリンですらできなかった偉業に挑戦中なのが熱い。 2022-01-28 08:40:39 MitiM ヨ 💙💛 @mitim 前にも指摘した事だけれど、「キャンセルカルチャー」とは本場アメリカでも「主に保守系が使う用語」と英Wikipediaに解説されている つまり元々「何か問題が起こった時に、その問題を調べる気もない層がレッテル貼り目的で使う用語」ということ 「本質」など何とでも言えるマジックワードに過ぎない twitter.com/TomoMachi/stat… 2022-01-28 21:16:46

                                                                          「キャンセルカルチャー」というフレーズそのものが「告発の無効化」のためのツール
                                                                        • 弱者がポリコレに冷ややかな目を向けるのは、彼が絶望してるから

                                                                          自分が弱者なのにポリコレに冷ややかな目を向けがちで、むしろ自己責任思想に接近しがちな人たちがいる。 そういう人は強者ではないのに弱肉強食を指向するのはおかしいと言われがちだけれど、私は自己責任に寄っていく感覚もわからなくもない。 自己責任に接近してしまう弱者には、絶望があるんだと思う。 太古からの一般論としては、時代が変わるにつれて価値観は変化するし、概ね道徳観は向上していくものだ。 でも、ここ数十年の変化の方向(ポリコレと呼ばれることが定着したもの)が軒並み自分の生きやすさに繋がらない状況が続いてるなら、「ああ、少なくとも私が生きている時代の道徳の救済対象からは私は外れてるんだな」って絶望するのはわかるよ。 「自分が救ってもらえないから絶望するなんて甘いこと言ってないで自分で声を上げろ」って言いたくなる人もいるだろうけど、しかし、ちょっと声をあげた人も民間レベルでは叩かれるし、トランプみ

                                                                            弱者がポリコレに冷ややかな目を向けるのは、彼が絶望してるから
                                                                          • 2023年屈指の重要作『TAR/ター』が描く世界とは。鑑賞に際し、見ておきたい作品たち|矢田部吉彦コラム - あしたメディア by BIGLOBE

                                                                            TÀR/アメリカ/2022年 © 2022 FOCUS FEATURES LLC. 2023年3月に行われた米アカデミー賞では下馬評通りに『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2022)が圧倒的な存在感を発揮し、これをもって2022年の賞レースを巡る喧騒もひと段落した感がある。しかし日本では、受賞こそならなかったものの、米アカデミー賞にノミネートされた重要作が満を持しての公開を控えている。トッド・フィールド監督、ケイト・ブランシェット主演の『TAR/ター』(2023年5月12日公開)である。 女性のオーケストラ指揮者を主人公とする『TAR/ター』こそは、社会的に成功を収めた女性が抱える闇光を野心的なタッチで描く真に重要な作品であり、本作が16年振り3作目の監督作でありながらその全ての作品においてアカデミー賞ノミネートを果たしているトッド・フィールド監督の才能が如何なく発揮

                                                                              2023年屈指の重要作『TAR/ター』が描く世界とは。鑑賞に際し、見ておきたい作品たち|矢田部吉彦コラム - あしたメディア by BIGLOBE
                                                                            • 島田雅彦氏の言葉は「当時の世相」的に、歴史書に繰り返し載るかも。青木理、白井聡両氏も”場に流されるひと”として… - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

                                                                              島田雅彦法政大学教授の「(安倍晋三元首相が)暗殺されて良かった」発言の後、笑う青木理氏。 (0:22~) pic.twitter.com/Ck3DEKRcNS— TSUI 88 (@88TSUI) April 19, 2023 夕刊フジ 島田雅彦www.youtube.com ネット放送「エアレボリューション」での軽率な発言により、大きな誤解を招いたことを反省し、今後、慎重な発言に努めることを改めてお伝えします。— 島田雅彦 (@SdaMhiko) April 20, 2023 また大学の講義で殺人やテロリズムを容認するような発言をした事実は一切ないこと、言論に対する暴力的封殺であるテロリズムにも、先制攻撃や敵基地攻撃など専守防衛を逸脱する国家的暴力行為にも反対であることを明言します。— 島田雅彦 (@SdaMhiko) April 20, 2023 その上で夕刊フジが私の釈明文を掲載しつ

                                                                                島田雅彦氏の言葉は「当時の世相」的に、歴史書に繰り返し載るかも。青木理、白井聡両氏も”場に流されるひと”として… - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
                                                                              • 書評 「The Parasitic Mind」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                                                                                The Parasitic Mind: How Infectious Ideas Are Killing Common Sense 作者:Saad, GadRegnery PublishingAmazon 本書は進化心理学者ガッド・サードによる一冊.ガッド・サードは消費者心理やマーケティングを進化心理学的に分析考察する業績で知られている.題名は「寄生性の心:どのように感染性のアイデアが常識を殺すのか」という意味であり,一見したところミーム論の本のように見える(私としては進化心理学者の書いたミーム論だと思って手にした一冊になる).しかし実際に読んで見るとこれは現在アメリカのアカデミアで一大勢力を振るうウォークプログレシブによるキャンセルカルチャー告発の書であった.アカデミアのキャンセルカルチャーの問題を扱った心理学者がかかわった本としては以前にルキアノフとハイトの「The Coddling

                                                                                  書評 「The Parasitic Mind」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                                                                                • グラフィックデザインとジェンダー|ARTICLES|The Graphic Design Review

                                                                                  『グラフィックデザイン・レヴュー』のボードメンバーが、今どんな関心や問題意識をもっているかを肩肘張らず語り合う編集会議的座談会。第2回はゲストにデザイナー、イラストレーターとして活躍し、社会問題にも関心が高い惣田紗希さんをお迎えし、「グラフィックデザインとジェンダー」について話し合います。日本のデザイン教育の現場では近年、学生全体の約8割を女性が占める状況が長く続いてきました。このジェンダーバランスの背景にあるものは何か、それに対する産業や社会の潮流はどうなっているのか? 活動拠点の異なるメンバーそれぞれの視点をもとに行われた座談会の模様をお届けします。 (協力:西山萌) 室賀:今回のテーマは「グラフィックデザインとジェンダー」です。近年、ジェンダーに対する社会的な取り組みが世界各地で大きな潮流となっています。Yulia Popova『How many female type design

                                                                                    グラフィックデザインとジェンダー|ARTICLES|The Graphic Design Review