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ネオニコチノイドの検索結果1 - 40 件 / 91件

  • 世界で急減のミツバチ、沖縄の女性研究者が解決に没頭 原動力はタトゥー刻むほどの愛:朝日新聞GLOBE+

    ミツバチは人間社会と比べても劣らない社会制度が発達した世界に住んでおり、その労働倫理の高さには定評があります。 そんな愛すべきミツバチに大きな危機が押し寄せています。個体数が急速に減っているのです。 この問題の解決につながるような発見を、沖縄科学技術大学院大学(OIST)の博士課程に入ったばかりの女性研究者が成し遂げました。 巣箱に群がるミツバチ。リンゴやコーヒー、アーモンドなど、様々な植物を受粉させることができる=ブリティッシュ・コロンビア大、長谷川のんのさん撮影 ミツバチの数が少なくなると人間にどんな影響があるのでしょうか。ミツバチはハチミツやローヤルゼリーを生み出し、私たちの栄養や健康、経済に大きな貢献をしています。 それ以上に大事なのが、ミツバチは花粉を運ぶ役割を果たしていることです。専門家によると、ミツバチは世界の農作物の約3分の1の受粉を担っていて、ほかの昆虫や動物などの「花粉

      世界で急減のミツバチ、沖縄の女性研究者が解決に没頭 原動力はタトゥー刻むほどの愛:朝日新聞GLOBE+
    • 「農薬の使用率が高い国ほど発達障害が多い」…日本の野菜は本当に安全か? | 文春オンライン

      日本で使われている農薬の出荷額でもっとも多いのが除草剤のクリホサートだが、その次が有機リン系農薬、そしてネオニコチノイド系農薬(ネオニコ)と続く。 有機リン系は80年代に登場した農薬で、ADHD(注意欠陥・多動性障害)との関係が問題になって各国が禁止したが、日本では今もよく使われている。ネオニコはその後に登場した最新の殺虫剤で、今ではお茶や果実をはじめ、ほとんどの野菜に使われ、検査すると必ず検出されるというポピュラーの農薬である。 ミツバチの大量死から明らかになった人間への毒性 この殺虫剤薬の特徴は、昆虫の中枢神経を狂わせて殺してしまう神経毒性にある。当初、昆虫には強く作用し、人間には毒性が低いので安全だと言われた。ところが、ミツバチの大量死に関係しているらしいと分かって注目が集まり、多くの人が研究を続けるうちに、ここ数年、人間にも毒性があることが明らかになってきたのだ。 ネオニコはミツバ

        「農薬の使用率が高い国ほど発達障害が多い」…日本の野菜は本当に安全か? | 文春オンライン
      • 「オーガニック=安全」ではないのに…小児科医が指摘する"オーガニック給食"を全国推進しようとする不思議 安全な慣行農業の作物で栄養たっぷりの給食を出すことが先決

        最近、オーガニック給食を推進する動きがある。しかし、小児科医の森戸やすみさんによると「オーガニックだから健康にいいとは限らない。それよりも安全が確かめられている慣行農業の作物で十分に栄養のある給食を提供したほうがいいのでは」という――。 参議院議員・川田龍平氏の炎上 「子どもの健康が大切なのでオーガニックの食品を選んでいます」、「有機栽培の野菜しか買いません」などと言う人は少なくないでしょう。ちなみに私が住んでいる地域の選挙公報には、議員に立候補している人が数人「オーガニック給食推進」を公約に掲げていました。 昨年12月7日には、立憲民主党の参議院議員である川田龍平氏が、X(旧Twitter)に「アメブロを投稿しました。『【お知らせ】オーガニックな食事で、子どもの発達障害の症状も改善!』」と投稿し、炎上しました。発達障害は生まれ持った特性のひとつです。また、ここで危険だと書かれている農薬・

          「オーガニック=安全」ではないのに…小児科医が指摘する"オーガニック給食"を全国推進しようとする不思議 安全な慣行農業の作物で栄養たっぷりの給食を出すことが先決
        • ネオニコチノイド系殺虫剤を使い始めた1993年に起きたこと

          島根県宍道湖におけるウナギとワカサギの激減と殺虫剤ネオニコチノイドの関連をひもとく論文が、学術誌「Science」に発表されたのは2019年のこと。この研究を主導したのが、宍道湖の研究をライフワークとする東京大学教授の山室真澄氏だ。その核心はナショジオのニュースでも紹介したが、科学ミステリーのような山室氏の新刊『東大教授が世界に示した衝撃のエビデンス 魚はなぜ減った? 見えない真犯人を追う』(つり人社)から、ネオニコチノイド系殺虫剤がウナギやワカサギのエサに及ぼした悪影響についてのエピソードを紹介する。(全3回) 動物プランクトンとエビ類が激減 ネオニコチノイド系殺虫剤は昆虫類の神経系に作用するが、同じ節足動物である甲殻類の神経系は昆虫類とほぼ同じだ。となると、宍道湖の魚にとってエサとして重要な動物プランクトンの大部分を占めるキスイヒゲナガミジンコは、もしかしたらネオニコチノイド系殺虫剤の

            ネオニコチノイド系殺虫剤を使い始めた1993年に起きたこと
          • [農家の特報班]ホタテパウダーの農薬除去効果「水道水と同じ」 千葉大名誉教授が検証 / 日本農業新聞公式ウェブサイト

            農作物の残留農薬を除去できるとうたうホタテパウダー。だが、その効果は「水道水と変わらない」とする検証結果を、農薬学の第一人者・千葉大学の本山直樹名誉教授がまとめた。6種類の有効成分を意図的に残留させたトマトで実験。ホタテパウダーを溶かした水と水道水でそれぞれ洗い、分析したところ、効果に有意な差がなかったという。 実験には、市販の慣行栽培のトマトを使った。市販の農作物で残留基準値を超える農薬が検出されることはほぼないため、購入後にトマトの表面に農薬を散布。実験のための処理で、国内で収穫後の農産物に農薬を使うことはない。 実験で使ったホタテパウダーの販売会社が除去できるとうたう、ネオニコチノイド系と有機リン系の農薬を含む6種類の有効成分を付着させた。 実験は、次の手順で行った。①規定の濃度に希釈した農薬を霧吹きで吹き付け、自然乾燥②所定の量のホタテパウダーを溶かした水や水道水に10分間漬けた後

              [農家の特報班]ホタテパウダーの農薬除去効果「水道水と同じ」 千葉大名誉教授が検証 / 日本農業新聞公式ウェブサイト
            • 世界から昆虫が減少しつつある現代の状況について──『サイレント・アース 昆虫たちの「沈黙の春」』 - 基本読書

              サイレント・アース 昆虫たちの「沈黙の春」 作者:デイヴ・グールソンNHK出版Amazonこの『サイレント・アース』は副題に入っているように、殺虫剤や農薬などの化学物質の危険性を訴えた「沈黙の春」の昆虫をテーマにした現代版とでもいうべき一冊だ。 著者によれば、いま世界から昆虫の数が急速に減少しつつあるという。温暖化など環境の変化もあるうえ、森林の伐採など問題は絶えないから、昆虫の数が減っていること自体に違和感はない。では、具体的に何が原因で昆虫は減っているのか? 気候変動の影響? 農薬や殺虫剤の影響がいまなお残っているのか? その全部が複合しているのか? そもそも、昆虫の数は数はあまりに多いので正確に把握されていないとよくいわれるが、数が減っているのは本当なのか──など、昆虫の現在の苦境を中心軸において、無数の問いかけを本書では扱っていくことになる。 昆虫がいなくなると何が問題なのか? 昆

                世界から昆虫が減少しつつある現代の状況について──『サイレント・アース 昆虫たちの「沈黙の春」』 - 基本読書
              • ウナギとワカサギの激減、殺虫剤が原因か、宍道湖

                日本の宍道湖では、1993年に周辺地域でネオニコチノイド系殺虫剤が使用されるようになって以来、ワカサギ(Hypomesus nipponensis)と写真のニホンウナギ(Anguilla japonica)の個体数が激減している。(PHOTOGRAPH BY PAULIO OLIVERIA, ALAMY) 1993年5月、島根県の宍道湖付近の稲作農家がイミダクロプリドという殺虫剤を使いはじめた。 同じ年、甲殻類や動物プランクトンなど、食物網の土台となる節足動物が減りはじめた。1994年の終わりには、これらを餌とするニホンウナギ(Anguilla japonica)とワカサギ(Hypomesus nipponensis)が激減した。そして、イミダクロプリドをはじめとするネオニコチノイド系殺虫剤の使用は年々増え続け、以後、魚の数は回復していない。 11月1日付けの科学誌「サイエンス」に発表され

                  ウナギとワカサギの激減、殺虫剤が原因か、宍道湖
                • 「日本の基準はゆるすぎる」緑茶の飲みすぎは"農薬中毒"を引き起こす(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース

                  国産食品は安全だと言われてきたが果たして本当なのか。ノンフィクション作家の奥野修司氏は「コンビニで流通しているすべてのペットボトル入り緑茶から、農薬が検出された。日本の農薬残留値の基準は海外と比べて非常にゆるく、輸出しようとすれば検疫を通らないほど。人体に深刻な影響を及ぼしている可能性もある」という――。 【この記事の画像を見る】 ※本稿は、奥野修司『本当は危ない国産食品 「食」が「病」を引き起こす』(新潮新書)の一部を再編集したものです。 ■ペットボトル入り茶飲料のすべてから農薬が検出された 食事の時に出されるものと言えばお茶。会議の席でも接客の時も、たいていお茶が出される。もちろんその中に危険な物質が溶けているなんて思わないから、私たちは無意識に手を伸ばして飲んでいる。ところが最近、環境ホルモン学会の理事会などでは、お茶が出されなくなったそうだ。なぜ? 図表1は、日本で販売されている茶

                    「日本の基準はゆるすぎる」緑茶の飲みすぎは"農薬中毒"を引き起こす(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース
                  • ウナギとワカサギが激減した宍道湖

                    魚類と呼ばれる動物は5億年前から地球に存在し、現在の世界の海や川には3万3462種もいるとされる。魚類がうまれてからの5億年の間には、すべての生物種の9割以上が絶滅した大量絶滅時代(約2億5100万年前、ペルム紀末)があり、魚類も大部分が絶滅した。 本書で対象としているのは、そんな壮大な物語ではない。全魚類ではなくウナギとワカサギの2種類だけ。そのうえ世界全体ではなく日本、それも島根県の宍道湖という汽水(=海水と淡水が混じった水)の湖で起こったできごとが中心だ。この湖では1993年からウナギとワカサギがまったく漁獲されなくなるくらい減ってしまった。その原因は何か? 著者は水田で使われる農薬の一種であるネオニコチノイド系殺虫剤の影響だと考えている。 宍道湖は面積79㎢の日本で7番目に広い湖で、湖当たり年間漁獲量は長年、日本一をキープしている。漁獲量の大部分は魚ではなくヤマトシジミという二枚貝

                      ウナギとワカサギが激減した宍道湖
                    • 産総研:ウナギやワカサギの減少の一因として殺虫剤が浮上

                      島根県宍道湖におけるウナギやワカサギの漁獲量激減の原因を調査 水田から流出するネオニコチノイド系殺虫剤が川や湖の生態系に与える影響を世界で初めて検証 淡水と海水が混合した汽水域での毒性物質の影響評価の重要性を指摘 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)地質情報研究部門【研究部門長 田中 裕一郎】山室 真澄 特定フェロー(東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授)と、東京大学、島根県保健環境科学研究所、名古屋市環境科学調査センター、千葉工業大学は、島根県の宍道湖を対象とした調査により、水田などで利用されるネオニコチノイド系殺虫剤が、ウナギやワカサギの餌となる生物を殺傷することで、間接的にウナギやワカサギを激減させていた可能性を指摘した。 ネオニコチノイド系殺虫剤はミツバチの大量失踪を招いた可能性が報告されており、欧米では規制を強化する傾向にあるが、

                      • 学術会議の提言から読み解くマイクロプラスチック問題のからくり | リスクと共により良く生きるための基礎知識

                        要約 日本学術会議が2020年4月に公表したマイクロプラスチックに関する提言の内容をまとめて紹介します。マイクロプラスチック汚染が進んでいる現状と、生海洋物やヒト健康への影響を懸念する内容ですが、リスク学的な視点からはツッコミどころも多いです。リスク評価がないままに悪いものと印象付けていると感じます。 本文:マイクロプラスチック問題のからくり 何か次の研究ネタとしていい感じの毒はないですか?今研究で扱っている毒ではもうブームが去って研究費がとりにくくなってきているんです。助けてください! これは私の完全な妄想ですが、化学物質の環境リスク研究には「ブーム」があることは間違いありません。ダイオキシンや環境ホルモンがあり、ナノマテリアルがあり、ネオニコチノイド系農薬があり、そして今マイクロプラスチックがあります。 マイクロプラスチックはその名の通りプラスチックの小さい破片で、海洋漂着ごみとしての

                          学術会議の提言から読み解くマイクロプラスチック問題のからくり | リスクと共により良く生きるための基礎知識
                        • 除草剤〝発がん性疑惑〟の科学的事情と海外の状況

                          筆者は生協などによく講演を頼まれるのですが、除草剤グリホサートとネオニコチノイド系殺虫剤は、質問が相次ぐ2大農薬。「発がん性が……」「はちが死ぬ……」「諸外国はみんな禁止になっているのに、日本は残留基準値を上げた……」などと質問責め。残念なことに間違った情報も広がっています。 グリホサートは、田植え準備で行う田起こしの前や、畑で種まきをする前、雑草を枯らすために用いることが多い(taka4332/gettyimages) そこで、二つの農薬について解説しましょう。今回は、「発がん性疑惑農薬」などと喧伝されるグリホサートをめぐる科学的事情と海外の状況を詳しくお伝えします。非常に複雑です。でも、これが科学なのです。 登録されてから30年以上経過した除草剤 グリホサートは、米国モンサント社が開発し、日本では1980年に農薬として登録された除草剤の成分名称です。非選択性、つまりあらゆる作物、雑草の

                            除草剤〝発がん性疑惑〟の科学的事情と海外の状況
                          • ネオニコ殺虫剤のハチや人への影響 今わかっていること

                            除草剤グリホサートと並んで、批判の的になっているネオニコチノイド系殺虫剤。ハチを殺す、ヒトの健康を害する、と指摘されています。しかし、こちらも科学的事情、各国の制度は非常に複雑です。「欧州連合(EU)は禁止しているのに、日本は……」とよく語られますが、それほど単純なストーリーではなく、実際にはEUでも使われています。国内外の主な動きをわかりやすく解説します。 スイカの花に来たミツバチ。ハチは授粉を介して作物生産に大きな役割を果たしてきた(Stephen Ausmus, USDA Agricultural Research Service) ヒトにはより安全な農薬? ネオニコチノイド系殺虫剤(以下、ネオニコ)は1990年代に登場しました。日本では現在、7成分が農薬として登録され、よく使われています。それまで多く使われていた殺虫剤に比べ利点が多かったからです。 まず、従来の殺虫剤に比べてヒトへ

                              ネオニコ殺虫剤のハチや人への影響 今わかっていること
                            • 【ミツバチが絶滅の危機?】ミツバチの人の生活にとっての役割【ミツバチが絶滅すれば、4年後に人類が滅びる】

                              「ミツバチが絶滅すれば、4年後に人類が滅びる」 かの有名な理論物理学者アインシュタインはこう言いました。 「ミツバチが絶滅すれば、4年後に人類が滅びる」と。 この世からミツバチがいなくなったら…そんな想像をしたことがありますか? ミツバチがいなくなるとどうなる? ミツバチが大好き!と言う人はそうはいないと思います。 わたしはミツバチに限らず、蜂は全般が苦手。 あのぶ~ん、と言う羽音に鳥肌が立つほどです。 けれど、ミツバチは、蜜を集めながら「受粉する」と言うことで、 人の暮らしに大いに役に立ってくれています。 さらにわたしたち人間にハチミツをもたらしてくれる。 もしミツバチが地球上からいなくなったら、 ハチミツが食べられなくなる? それも大きな問題ですが、 わたしたちの食卓から多くの野菜や果物が消えてしまう可能性があるといいます。 ミツバチは花の蜜を集めるだけではなく、 野菜や果物など農作物

                                【ミツバチが絶滅の危機?】ミツバチの人の生活にとっての役割【ミツバチが絶滅すれば、4年後に人類が滅びる】
                              • 世界中が禁止するラウンドアップ 余剰分が日本市場で溢れかえる | 長周新聞

                                毎年5月には「反モンサント・デー」(現在は「反バイエル・モンサントデー」)と称して、世界中の農民や労働者など広範な人人が一斉に抗議行動をおこなっている。今年も18日にフランスやスイス、ドイツ、アメリカ、カナダ、オーストラリアなど数百の都市で一斉にデモ行進をおこなった。行動の主眼はモンサントが開発したラウンドアップを含む除草剤への抗議だ。ラウンドアップの発がん性や遺伝子への影響が問題になり、2013年に始まった「反モンサント・デー」は今年で7回目を迎える。抗議行動の高まりのなかで世界各国ではラウンドアップの使用禁止や販売中止、輸入禁止が主な流れになっている。ところがそれに逆行して日本では内閣府食品安全委員会が「ラウンドアップは安全」と承認し、農協が使用を推奨し、ホームセンターなどでも販売合戦に拍車がかかっている。世界中で規制が強化され販売先を失ったラウンドアップが日本市場になだれ込んでいると

                                  世界中が禁止するラウンドアップ 余剰分が日本市場で溢れかえる | 長周新聞
                                • 農業の毒性が48倍に、『沈黙の春』再び? 研究

                                  巣の外のミツバチ。最新の研究によると、米国の農業はミツバチなどの昆虫にとって、過去25年で毒性が48倍近くになったという。(PHOTOGRAPH BY DIETER TELEMANS/PANOS PICTURES/REDUX) ミツバチをはじめとする昆虫にとって、米国の農業環境は25年前に比べて48倍も毒性が高いとする研究成果が、学術誌「PLOS One」に8月6日付けで掲載された。最大の原因は、いわゆるネオニコチノイド系殺虫剤が広く使用されていることだという。 毒性の大幅な上昇は、ハチ、チョウ、鳥などの花粉媒介者たちが急減したタイミングと一致していると話すのは、論文の共著者で、環境保護団体「フレンズ・オブ・ジ・アースUS」の上級科学者ケンドラ・クライン氏だ。 「第2の『沈黙の春』です。ネオニコチノイドは新たなDDTのようなものですが、ハチに対してはDDTの1000倍も有毒です」。クライン

                                    農業の毒性が48倍に、『沈黙の春』再び? 研究
                                  • 殺虫剤で渡り鳥が「遅延」、激減と関連か、北米

                                    北米に生息する渡り鳥のミヤマシトド。米国で殺虫剤として最も多く使用されているネオニコチノイドで処理された種子を食べた後、急激に体重が減少し、渡りが遅れたことが新たな研究でわかった。(Photograph by Margaret Eng) 農薬として世界で最も広く使われているネオニコチノイド系殺虫剤と、北米の渡り鳥の激減を結びつける研究結果が、9月12日付けで学術誌「Science」に発表された。 渡り鳥のミヤマシトド(Zonotrichia leucophrys)は、近年北米で急速に数を減らしている。今回の研究では、殺虫剤で処理された種子1~2粒分に相当するネオニコチノイドを摂取したミヤマシトドは、体重が急激に減り、その後の渡りが遅れることが示された。野生の鳥が受ける殺虫剤の被害を、実際の生態系のスケールで追跡できた初の研究だ。 しばらくすると鳥は回復したが、渡りの遅れによって生存と繁殖の

                                      殺虫剤で渡り鳥が「遅延」、激減と関連か、北米
                                    • EUでは屋外の使用禁止も、ネオニコチノイド系殺虫剤とは

                                      島根県宍道湖におけるウナギとワカサギの激減と殺虫剤ネオニコチノイドの関連をひもとく論文が、学術誌「Science」に発表されたのは2019年のこと。この研究を主導したのが、宍道湖の研究をライフワークとする東京大学教授の山室真澄氏だ。その核心はナショジオのニュースでも紹介したが、科学ミステリーのような山室氏の新刊『東大教授が世界に示した衝撃のエビデンス 魚はなぜ減った? 見えない真犯人を追う』(つり人社)の「第1回」から、謎解きに至るまでのエピソードを抜粋して紹介する。(全3回)

                                        EUでは屋外の使用禁止も、ネオニコチノイド系殺虫剤とは
                                      • 「農薬がハチの幼虫の脳に害をもたらす」幼虫期への影響を解明する初の研究結果

                                        <これまでもハチの成虫への農薬の作用を研究する論文はいくつか発表されてきたが、幼虫期に農薬がどのような影響を及ぼしているのかを解明した研究がはじめて発表され注目されている......> ミツバチが大量に失踪する「蜂群崩壊症候群(CCD)」が世界各地で確認されるなど、近年、ミツバチの個体数が減少している。その要因のひとつとして、農作物に散布される農薬がミツバチの生態に影響を及ぼしているのではないかとみられている。 たとえば、ネオニコチノイドは、蜂群崩壊症候群の誘因となるなど、ミツバチへの影響が指摘され、欧州連合(EU)で使用規制されているが、現在も、米国や日本をはじめ、世界で広く用いられている。 農薬の幼虫期への影響を解明した初の研究成果 英インペリアル・カレッジ・ロンドン(UCL)の研究チームは、2020年3月4日、学術雑誌「英国王立協会紀要」において、「農薬はマルハナバチの幼虫の脳に害を

                                          「農薬がハチの幼虫の脳に害をもたらす」幼虫期への影響を解明する初の研究結果
                                        • 殺虫剤で死ぬのは害虫だけじゃない。鳥も減っている

                                          殺虫剤で死ぬのは害虫だけじゃない。鳥も減っている2020.08.30 21:0012,404 Dharna Noor - Earther Gizmodo US [原文] ( Kenji P. Miyajima ) 鳥まで減っちゃうんじゃ「殺虫剤」じゃないじゃん……。 世界でもっとも一般的に使用されている農薬であるネオニコチノイドは、ミツバチの大量死という悲劇を起こしています。しかも新しい研究によると、ネオニコチノイドは鳥も同じように危険な勢いで殺しているそうです。ミツバチだけじゃなく、鳥にとっても悪いニュースだったとは…。 EUでは使用禁止になっているネオニコチノイドネオニコチノイドは、化学的にはニコチンに関連する殺虫剤の一種で、1980年代に初めて農業で使われるようになりました。もっとも一般的な使われ方としては、種そのものに組み込まれ、発芽して成長する際に植物内に広がることで、害虫から身

                                            殺虫剤で死ぬのは害虫だけじゃない。鳥も減っている
                                          • ピレスロイド系殺虫剤のはなし | Chem-Station (ケムステ)

                                            Tshozoです。筆者が毎週末カミさんの命令で天井ハタキと全面床磨きと便所掃除で嬉々として床を這いずっているためか、自宅でほとんどゴキブリを目にすることがありません。ところが先日下のフマキラー社製品を「モノは試し」と使ったところ…出ました。そこまでゾロゾロ出たわけではないのですけど。 筆者が気を遣ってかなり清潔にしていたつもりの家でも連中を炙り出すこのパワー。一体何が入っているのか気になったので関係商品とともに調べてみました(上記フマキラー品の開発経緯は雑誌”DIME”のこちらの記事で採り上げられており、おすすめです)。 入っている成分の整理 まず記事を書くにあたり、関西学院大学 理工学部 田辺研究室所属、元住友化学の松尾憲忠博士によるピレスロイド系殺虫剤レビュー(文献1)を参考にいたしました。同氏は住友化学在籍時代に数々の重要な成果を出されており、初学者でもスッと読めて歴史と概要とを把握

                                            • 「日本の基準はゆるすぎる」緑茶の飲みすぎは"農薬中毒"を引き起こす 普通の農薬と違うネオニコのリスク

                                              ペットボトル入り茶飲料のすべてから農薬が検出された 食事の時に出されるものと言えばお茶。会議の席でも接客の時も、たいていお茶が出される。もちろんその中に危険な物質が溶けているなんて思わないから、私たちは無意識に手を伸ばして飲んでいる。ところが最近、環境ホルモン学会の理事会などでは、お茶が出されなくなったそうだ。なぜ? 図表1は、日本で販売されている茶葉とペットボトルの緑茶に農薬が含まれているかどうかを調べたものである(*1)。茶葉は国内のスーパーなど食料品店で、「ペットボトル入り茶飲料」はコンビニでと、誰でも買える店舗で購入したものだ。 「農薬名」は、ネオニコチノイド系農薬(ネオニコ)という最新のもので、日本が認可しているのはここにあげた七種類である。 「残念なことに、日本のお茶からは100%、ネオニコチノイド系農薬が出ました。この農薬は水に溶けやすいので、お湯で抽出されたんですね。これは

                                                「日本の基準はゆるすぎる」緑茶の飲みすぎは"農薬中毒"を引き起こす 普通の農薬と違うネオニコのリスク
                                              • 川田龍平『【新版】EU、米国、韓国、中国等で禁止されているネオニコチノイドの最新情報が出ました。』

                                                毎日食べているお米や野菜・果物に使われている農薬について、いま知っておきたいこと。初版より4年、世界の動向に合わせ増補改訂!EUはもとより、アメリカや中国、韓国でも、その使用が禁止されている新農薬[ネオニコチノイド]。最近の欧米の研究が進み、人体とりわけ脳神経に大きな影響を及ぼしていることが分かってきました。しかし、日本ではこの世界の動きに逆行するように、その使用量が増えています。少量で大量の殺虫効果があり「減農薬」と謳われているからです。ミツバチや鳥の減少、子どもの発達への影響を及ぼしているこの農薬ネオニコチノイドの危険性を、世界の最新動向を新たに織り交ぜながらたくさんのカラーイラストでわかりやすく伝えられています。〈続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

                                                  川田龍平『【新版】EU、米国、韓国、中国等で禁止されているネオニコチノイドの最新情報が出ました。』
                                                • 既知のミツバチの4分の1は1990年から生存が確認されていない

                                                  植物の花粉を媒介することで、世界中で栽培されている全作物の85%の受粉を助けているというミツバチが、1990年以降急激に種類を減らしていることが、新たな研究により判明しました。ミツバチは人間の農業だけでなく、生態系にも重要な役割を果たしていることから、科学者はミツバチの種の減少に危機感を募らせています。 Worldwide occurrence records suggest a global decline in bee species richness - S2590-3322(20)30651-5 (PDFファイル)https://www.cell.com/one-earth/pdfExtended/S2590-3322(20)30651-5 “Something Is Happening to the Bees” – 25% of Known Bee Species Haven’t

                                                    既知のミツバチの4分の1は1990年から生存が確認されていない
                                                  • 次世代のハチの繁殖力にまで悪影響、ネオニコチノイド系殺虫剤

                                                    ブルーオーチャードビー(Osmia lignaria)は果樹や多くの在来種に不可欠な花粉媒介者だ。(PHOTOGRAPH BY JENNIFER BOSVERT, ALAMY STOCK PHOTO) 多くの作物を授粉するハチの繁殖力に、ネオニコチノイドという殺虫剤が世代を超えて悪影響を及ぼす。そんな研究結果を示した論文が、11月22日付けの学術誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に発表された。 そのハチは、ツツハナバチの一種であるブルーオーチャードビー(Osmia lignaria)だ。果樹の相棒として、リンゴ、サクランボ、アーモンド、モモといった人気作物の授粉を担い、米国に自生する多くの花も授粉している。 大きさはミツバチとほぼ同じだが、ほかの点はかなり異なる。青い金属のような光沢を帯び、単独生活を送り、花粉を脚でなく腹部の毛に付けて運ぶ。 多くの花粉媒介者と同様、農業に不可欠な存

                                                      次世代のハチの繁殖力にまで悪影響、ネオニコチノイド系殺虫剤
                                                    • マイクロプラスチック問題その2:リスク評価者の視点がマイクロプラスチック問題のモヤモヤを解き明かす | リスクと共により良く生きるための基礎知識

                                                      日本学術会議が2020年4月に公表したマイクロプラスチックに関する提言の内容をまとめて紹介します。マイクロプラスチック汚染が進んでいる現状と、生海洋物やヒト健康への影響を懸念する内容ですが、リスク学的な視点からはツッコミどころも多いです。リスク評価がないままに悪いものと印象付けていると感じます。 まだまだ私もマイクロプラスチック問題については勉強中ですので、さらに精査してみたいと感じるところは以下の点です: ・海水中のプラスチックの発生源 ・マイクロプラスチックや添加・吸着している化学物質による生態リスク ・食物連鎖による生物濃縮 ・プラスチック使用削減の効果 そこで今回も資料の紹介という形で書いていきます。今回紹介する資料は科学技術振興機構(JST)が2020年3月に公表した報告書です。 JST研究開発戦略センター (2020) 科学技術未来戦略ワークショップ報告書「社会および産業競争力

                                                        マイクロプラスチック問題その2:リスク評価者の視点がマイクロプラスチック問題のモヤモヤを解き明かす | リスクと共により良く生きるための基礎知識
                                                      • ネオニコチノイド農薬がワカサギを減らしたのか?

                                                        山室真澄東京大学教授らは「ネオニコチノイド系殺虫剤は水生食物連鎖を破壊して漁獲量を減らす」と題する論文を2019年11月に Science誌に発表し、国立研究開発法人産業技術総合研究所はその内容をホームページで紹介している 。そこには「島根県の宍道湖を対象とした調査により、水田などで利用されるネオニコチノイド系殺虫剤が、ウナギやワカサギの餌となる生物を殺傷することで、間接的にウナギやワカサギを激減させていた可能性を指摘した」と書かれている。 論文を宣伝したメディア ネオニコチノイド系農薬(以下、ネオニコ)は現在7種類が流通している。そして、日本では発生していないが、欧米で問題になっているミツバチ大量死の一因として疑われている。 そのネオニコがウナギやワカサギを間接的に殺すだけでなく、人間に対する危険まで警告したのがTBSテレビ「報道特集」だった。2021年11月に「最も使われている殺虫剤ネ

                                                          ネオニコチノイド農薬がワカサギを減らしたのか?
                                                        • EUで使用禁止の農薬が大量に日本へ (猪瀬聖) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                          人への影響が懸念されることから、欧州連合(EU)域内での使用が禁止されている農薬が、EUから日本に大量に輸出されていることが、国際環境保護団体グリーンピースなどの調べでわかった。欧州やアジア諸国に比べて農薬の規制が緩いと言われている日本が、世界の農薬メーカーの草刈り場になっている構図が浮かび上がった。 第3位の輸出先農薬によってはEU内で使用が禁止されていても製造や輸出は可能で、輸出する場合は当局に届け出なければならい。今回、グリーンピースとスイスの市民団体パブリックアイが、欧州化学物質庁(ECHA)や各国政府への情報公開請求を通じて農薬メーカーや輸出業者が届け出た書類を入手し、国別や農薬別にまとめた。 2018年に届け出された書類によると、EU内での使用が禁止されている「禁止農薬」の輸出は、合計で81,615トンに達した。最も輸出量が多かったのは英国で、EU全体の約4割に達する32,20

                                                            EUで使用禁止の農薬が大量に日本へ (猪瀬聖) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                          • 昆虫がいま、消えつつある──『サイレント・アース 昆虫たちの「沈黙の春」』 - HONZ

                                                            この『サイレント・アース』は副題に入っているように、殺虫剤や農薬などの化学物質の危険性を訴えた「沈黙の春」の昆虫をテーマにした現代版とでもいうべき一冊だ。 著者によれば、いま世界から昆虫の数が急速に減少しつつあるという。温暖化など環境の変化もあるうえ、森林の伐採など問題は絶えないから、昆虫の数が減っていること自体に違和感はない。では、具体的に何が原因で昆虫は減っているのか? 気候変動の影響? 農薬や殺虫剤の影響がいまなお残っているのか? その全部が複合しているのか? そもそも、昆虫の数は数はあまりに多いので正確に把握されていないとよくいわれるが、数が減っているのは本当なのか──など、昆虫の現在の苦境を中心軸において、無数の問いかけを本書では扱っていくことになる。 昆虫がいなくなると何が問題なのか? 昆虫が消えてなにか問題があるのか? と思う人もいるかもしれない。蚊やゴキブリが消えたらせいせ

                                                              昆虫がいま、消えつつある──『サイレント・アース 昆虫たちの「沈黙の春」』 - HONZ
                                                            • 赤トンボやミツバチの異変の陰に「ネオニコ」 | 環境と健康の深い関係 | 遠山千春 | 毎日新聞「医療プレミア」

                                                              もう秋ですね。以前なら赤トンボがたくさん見られた季節ですが、今はあまりみられません。生き物の変化としてはほかにも、ミツバチの大量死が報告され、都会からはツバメやスズメが姿を消しています。こうした変化は多くの調査研究から、殺虫剤が原因であることは疑いの余地がなさそうです。この状況が続くと、これが当たり前の環境になってしまいます。そして生態系の破壊が人々の健康を脅かすのにつながることは、DDTやリンデン(ガンマBHC)などの「有機塩素系殺虫剤」を巡る歴史を顧みると想像に難くありません。日本で現在使われている農薬(殺虫剤、除草剤、殺菌剤など)は国が安全と認めたものですが、この記事では、現在、広く用いられている「ネオニコチノイド系殺虫剤」(ネオニコ)について、その安全性が「想定外のこと」で崩れる可能性がないのか、一緒に考えてみましょう。

                                                                赤トンボやミツバチの異変の陰に「ネオニコ」 | 環境と健康の深い関係 | 遠山千春 | 毎日新聞「医療プレミア」
                                                              • ネオニコチノイド系農薬、低濃度でもハチの神経に影響か:朝日新聞デジタル

                                                                ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                                  ネオニコチノイド系農薬、低濃度でもハチの神経に影響か:朝日新聞デジタル
                                                                • ウナギとワカサギの激減、殺虫剤が原因か、宍道湖

                                                                  日本の宍道湖では、1993年に周辺地域でネオニコチノイド系殺虫剤が使用されるようになって以来、ワカサギ(Hypomesus nipponensis)と写真のニホンウナギ(Anguilla japonica)の個体数が激減している。(PHOTOGRAPH BY PAULIO OLIVERIA, ALAMY) 1993年5月、島根県の宍道湖付近の稲作農家がイミダクロプリドという殺虫剤を使いはじめた。 同じ年、甲殻類や動物プランクトンなど、食物網の土台となる節足動物が減りはじめた。1994年の終わりには、これらを餌とするニホンウナギ(Anguilla japonica)とワカサギ(Hypomesus nipponensis)が激減した。そして、イミダクロプリドをはじめとするネオニコチノイド系殺虫剤の使用は年々増え続け、以後、魚の数は回復していない。 11月1日付けの科学誌「サイエンス」に発表され

                                                                    ウナギとワカサギの激減、殺虫剤が原因か、宍道湖
                                                                  • 宍道湖の漁獲減少は農薬の影響か、山室東大教授に聞く 科学記者の目 編集委員 滝順一 - 日本経済新聞

                                                                    今年4月に改正農薬取締法が施行され、農薬の安全性評価が厳格になった。安全性が高いとされ広く普及してきたネオニコチノイド系農薬についても再評価が行われるという。東京大学大学院の山室真澄教授は昨年、米サイエンス誌に、島根県の宍道湖におけるウナギやワカサギの漁獲量減少の原因はネオニコチノイド系農薬である可能性が高いとする論文を発表し注目された。山室教授に研究の経緯や農薬のリスクなどについて聞いた。―

                                                                      宍道湖の漁獲減少は農薬の影響か、山室東大教授に聞く 科学記者の目 編集委員 滝順一 - 日本経済新聞
                                                                    • 美味しんぼ索引

                                                                      **料理名、地名、食材名をブラウザの検索機能を使って、調べることができます。また、漫画本自体でも料理名索引を作っていますので(後期の作品)、こちらは具体的料理名だけでなく、ストーリーものせるようにしました。 第1巻 豆腐と水 「究極のメニュー」の企画のため、豆腐と水で味見試験をした結果、山岡と新入社員の栗田が担当職員として選ばれる。ワインと豆腐は旅をさせるな・・・風味が落ちる 味で勝負!フォワ・グラ・トリュフェよりうまい、酒で洗って蒸した鮟鱇の肝、既成の味に飽きたらず、新しい食文化を目指す。 寿司の心 一流寿司職人の握る寿司とは。米粒と米粒の間に適当なすき間が合ってこそネタとシャリがうまく解け合う。 平凡の非凡 京極氏登場。ご飯にみそ汁にイワシの丸干しのメニューでも、材料を吟味し、食べる人の過去もわかっていれば素晴らしいごちそうになる。 料理人のプライド 内臓より肉に重点が置かれてきたが、

                                                                      • オーストラリアの森林火災 &学校給食再び &#新宿占拠0112 追記: - ベルギーの密かな愉しみ

                                                                        雑記その7. ブログを書く時間がなかなかなくて、だけど忘れないうちにメモっておきたいことをいくつか。 オーストラリアの森林火災、去年の秋ころから始まって消えるどころか勢いを増して新年に突入した。オーストラリアがこれまで経験したことのない大規模な惨事で、生態系の破壊がゆゆしい。どんなに不安な日々だろうか。毎日NHKBSでレポートを見ているが、何が辛いって焼けて死んだ動物の夥しい数だ。コアラも生息地が焼けて2000匹以上が死んだ。他の生物も。死骸を見るのがつらい。 オーストラリアの火災から助けられたカンガルーの赤ちゃん達 pic.twitter.com/5b39oY6UrT — ダンテ (@vegandanshi) 2020年1月11日 カンガルーの赤ちゃん、助かってよかったけれど、つまりお母さんはいないってこと?普通ならお母さんの袋の中にいるはずなのに。獣医さんやボランティアスタッフでは世話

                                                                          オーストラリアの森林火災 &学校給食再び &#新宿占拠0112 追記: - ベルギーの密かな愉しみ
                                                                        • ネオニコ系農薬 生態系に影響か | 医療プレミア特集 | 毎日新聞「医療プレミア」

                                                                          ミツバチの大量死の一因と指摘されてきたネオニコチノイド(ネオニコ)系の農薬が、湖の魚の激減を引き起こしている可能性を指摘する調査結果が11月に報告された。渡り鳥にも悪影響を及ぼしていることも指摘されている。海外と比べ日本は使用規制が緩く、不安の声が上がっている。 宍道湖で消えたトンボ 「山室先生の論文を読んで、『ああ、これだったのか』と。ずっともやもやしていたことが晴れた気がした」。松江市のトンボ愛好家、大浜祥治さん(62)は、宍道湖(島根県)で、ある時期を境に特定のトンボが激減した資料を示しながら、「まさかネオニコが影響しているとは思いも寄らなかった」と続けた。 県職員だった1987年から同市秋鹿町の宍道湖畔で、ウチワヤンマとナゴヤサナエの羽化した殻の数を調べていた。きっかけは当時取り沙汰されていた宍道湖の淡水化事業。淡水化による水質の悪影響を探るためだった。淡水化事業が88年に「凍結」

                                                                            ネオニコ系農薬 生態系に影響か | 医療プレミア特集 | 毎日新聞「医療プレミア」
                                                                          • 農薬から「永遠の化学物質」 食品への残留懸念 米国で問題に(猪瀬聖) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                            発がん性が強く疑われている化学物質「有機フッ素化合物(PFAS)」の水道水への混入が日本各地で問題となっているが、米国では飲み水への混入に加えて新たに農薬の原料として使われている可能性があることが相次いで報道され、環境や人への影響を心配する声が一段と高まっている。連邦政府や州政府は規制強化に乗り出した。 幅広い用途PFASは水や油をはじく特長を備えていることから、フライパンなどの調理器具や食品の保存容器、衣類、化粧品など様々な日用品に使用されている。また、半導体や、飛行場で使用される泡消火剤の製造にも使われるなど、非常に幅広い用途がある。 だが、何らかの経路で人の体内に入ると長期間、体内にとどまり、がんや免疫機能の低下、脂質異常、胎児の発育不全など人の健康に様々な影響をもたらす恐れがあることが多くの研究者によって指摘されている。 また、その極めて分解しにくい性質のため、工場などから排出され

                                                                              農薬から「永遠の化学物質」 食品への残留懸念 米国で問題に(猪瀬聖) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                            • 2021.1.19 タネ・ミツバチ・食の選択肢 - カメキチの目

                                                                              きょうはタネ、ミツバチ、食の選択肢です。 みんな「食べる」「体をつくる」に関係していて、いちばんと言っていい (水もそうでしたが)ほどたいせつなこと。 初めに【引用】 「3 タネが売られる 「二度と日本の民を飢え死にさせてはならない」 2017年4月14日。森友問題の報道に隠れ、ほとんどの国民が全く気づかなかった (間に)「主要農産物種子法」(の廃止が決まった。通称「種子法」。 誕生したのは1952年。私たち日本人の食の安全を守ってきた極めて重要な法律 だったのだが、2018年4月1日より廃止された) … 〈「遺伝子組み換え作物」という新しい武器〉 業界最大手の米モンサント社(2018年に独バイエル社が買収)は、遺伝子工学で 1年しか発芽しない種子を作り、その種子が自社製品の農薬にのみ耐性を持つよう 遺伝子を組み換えることに成功した。これは画期的な発明だった。 (なぜなら)農家はこの種子を

                                                                                2021.1.19 タネ・ミツバチ・食の選択肢 - カメキチの目
                                                                              • オランダの政策評価書から明らかになったネオニコチノイド系殺虫剤禁止後のリスクトレードオフ | リスクと共により良く生きるための基礎知識

                                                                                要約 欧州でネオニコチノイド系殺虫剤が規制されましたが、その後のリスク低減効果について、オランダが公表した政策評価書の内容を紹介します。規制の当初から指摘されていたこと(ネオニコチノイド系殺虫剤を禁止しても他の農薬に切り替えるだけでリスクは減らない)が現実になったことが明らかとなっています。 本文:ネオニコチノイド系殺虫剤禁止によるリスクトレードオフ こんなやり取りがあったかどうかはわかりませんが、ネオニコチノイド系殺虫剤は欧州で先行的な規制が始まりました。ネオニコチノイド系農薬は7種類ありますが、そのうちクロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサムの3剤が規制対象になっています(ネオニコチノイド系農薬ではないですがフィプロニルという別系統の殺虫剤も対象になりました)。まず2013年から一部の用途・作物での暫定規制が始まり、2018年からは屋外使用全般について恒久的な規制になりました。

                                                                                  オランダの政策評価書から明らかになったネオニコチノイド系殺虫剤禁止後のリスクトレードオフ | リスクと共により良く生きるための基礎知識
                                                                                • 山田正彦『韓国ではほとんどの小中高校給食が無償かつ有機栽培の食材になりました。』

                                                                                  韓国ではほとんどの小中高校給食が無償かつ有機栽培の食材になりました。 このように有機栽培の食材で学校給食を賄えるようになったいきさつについての韓国報告第2弾です。 よければ最後まで読んでシェア拡散して頂けませんか。 韓国では 遺伝子組み換えの試験栽培を止め、ラウンドアップの使用も禁止、ネオニコチノイドも屋外での使用を禁止 していると聞いて、私は5月に2回訪韓しました。 有機栽培の農地面積は日本が0.3%と低迷しているのになんと韓国は5%と日本の18倍とこのところ増え続けています 。 私はまずは韓国で7軒の有機栽培農家を歩いて出荷先を尋ねました。学校給食が5割から7割だと答えるのです。 案内していただいた田中博さんに統計 を調べていただいたら 出荷先の39%が学校給食、37%が地域農協です。ちなみに日本では統計すらありません。 韓国の全国農協中央会キム会長は、農協を通じて学校給食に出している

                                                                                    山田正彦『韓国ではほとんどの小中高校給食が無償かつ有機栽培の食材になりました。』